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彦星を追って

訪ねたときはもう既に
あなたはここを離れた後だった
あなたを一目見たいと 
ここまで思い続けてきたのに

 

7月7日に晴れることなんてまずないのに
待ち続ける織姫みたい

 

ここで諦めるの?
それとも あの雲みたいな夢を追い続けるの

プレゼントがこぼれ落ちる

 


織姫と彦星のような 
永遠のすれ違いの物語
運命の糸は どこまで伸ばしても
あなたと交わらなかったの

 


何度でも

昔の僕は天才だった
誰よりも高く飛べた
もう過ぎ去ったこと

 

ある日
僕の羽根は折られてバラバラになった
意識は宙を漂った
心は命を失いかけてた

 

みんなは役立たずになった僕を見捨てて去ったのに
君だけがそこにいた
傷だらけの僕を待っててくれてた

 

 

僕は「もうダメだ」と言ったよね
心はもう死にかけてた
だけど君は
「まだいけるよ」って言ってくれた
望むように生きることを諦めないで
昔のように飛んでる君が見たい・・・

 

 

 


何度でも 僕は生き返る
何度でも 君のために転ぶよ
いつか障害をのりこえてここへ戻ってくるから
それまで待っていて

 

 

いつか自由を手に入れて
ここへ戻ってきたとしても
君はきっとそこにいてくれるだろう
何て言おう
言う言葉が見つからないよ


「ありがとう」の他に


休日なんか

生き急いでる風に見えないこともない
って君は言うけど
明日が楽しみで 眠れないんだ


一秒一秒が
楽しくて もったいなくて
息つく暇もなく
この瞬間のざわめきを
君に触れる喜びを
ひとつ残らず感じていたいから


どんな休日よりも
君といる時間だけが 一番の休憩だから
休日なんかいらないよ

君と僕の間に
休日なんかいらないよ


いつか、色あせても

卒業文集の背表紙が 白くなってしまった     
お気に入りのクッションも色あせて           
                                           
「永遠に変わらないものが欲しい」と
人は言うけれど
僕らがいなくなっても 愛だけが続くの?

 

光を浴びて 全てが輝きながら色あせていく
限りある命を燃やして

それでもいい いつか色あせる日が来るとして
光を浴びていたい
この景色をずっと見ていたい

 

 

 


ちっちゃなアクセサリーは
みんな錆びてしまった
大好きだった海は汚れてしまった


光を浴びていたい
窓の外の青空をずっと見ていたい
見慣れた景色と一緒に色あせるのが
どうしようもなく楽しみだから
幸せだから・・・

 


展望台と天使

何もかも知った後では
展望台へ上るのさえ恐くなってしまった
子供の頃は大好きだったのに

エレベーターへ乗るのさえ
恐くなってしまった
何も知らなければ良かったのに

 

お気に入りの景色が消えていく
世界は夕方へ向かってゆっくり動いてく
僕らの日の入りの前に 
展望台で君と夕日を見たいよ
神様
どうしたらいいだろう

 

 

天使が現れて
恐怖を忘れさせて
僕らを最上階へ導く夢を見た
ただの夢の話

 

 

 


いつも孤独で 何かに怯えてて
誰かに支えてもらわないと倒れてしまいそうだ
神様
どうしたらいいだろう
階段を見るだけで吐き気がする

 

 

 

いつか天使が現れて
自信が恐怖に打ち克つ日を
いつも夢見てる


いつか天使が舞い降りて 
恐怖の扉を壊して
展望台の一番上で
何もかも忘れて君と夕日を見る夢を
神様
日の入りまでに
僕はあきらめない

 



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