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仏像

僧は、淫欲に溺れた女を世間と隔絶した山荘に住まわせ仏像を彫らせた。男を断ち無心に像を掘り続けた女の顔は晴れ晴れとしていた。「お坊様のお陰で己の欲望と向き合うことができました」山を下りた女の手には、顔のない仏像がしかと握られていた。それは世にも立派な男根であった。

う……

どこへ行っても異臭がついて回る。消臭剤をかけても、着替えても、臭いは消えない。もし臭いのもとが自分なのではないのだとしたら……俺はトイレに駆け込み、息を殺した。何かが俺に付きまとっているなら、その正体を確かめてやる。「ああ…!」そういえばパンツは変えてなかった。

う……2

「奴ら」は自分たちの食い物を人が××呼ばわりするのを嫌って言葉を禁じたが××は××だ。良質の××の安定的供給には、規則正しい生活、バランス良い食事、程よい運動が必要だ。それができる俺はいわばエリート家畜。他の連中とは扱いが違う。それがさらなる生産性の違いを生む。

う……3

同族は既になく、両親が息絶えたのち男は果てのない荒野に足を踏み出した。鼠より大きな生物の存在は骨でしか知らなかった。陽炎の先に動く影を見た気がして、彼は走りだした。足が滑り地面に倒れ伏す。足元を振り返り目を見開く。「これは…うんこ!」それはまだ生温く湿っていた。

感情

「今のあなたの発言ですけれども、少し感傷的じゃなかったかしら」「そうでしょうか。彼の立場を考慮しただけですが」「いいえ、同情しているように見えました。意見に感情が入り込んでいます。今のあなたの判断力には疑問がありますわ。この場での発言の禁止を要請します」「……」

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