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手を離した瞬間の浮遊感に酔う

詰め込まれた世界

溢れ落ちていくもの

零れ落ちていくものに

眼を向けているものがいない

しがみつくのに必死なのさ

自ら手を離そう


2007.5.23.

長いもの

ろくなものはない

巻かれて

先にあるものを腐らせる

気付かずに巻かれて

気付いた時にはなくしてる


2007.5.15.

雑音



本質の上を掠うようにして

交わらない心と言葉

苛立ち

雑音とも想えるそれに

隠れる本質を視る眼を

どうか私に


2007.5.4.

喪失

無くさなきゃわからないものの多さを思う

ひどく虚しくなるよ

無くすことを知らなきゃ
大事にすることもできないなんてね


2006.11.23.

冬の雨は涙雨

静かに春を待っている


春の雨は緑を呼ぶよ

恋しくて恋しくてたまらない


夏の雨はとても濃い

香り続けてもまだ足りない


秋の雨は澄んでいる

一年をみんな洗い流すから


もっと溶かして

もっと包んで

私も見えなくしてしまってね

早く溶けて混ざりたい

その空気にその香りに
その緑にその白さに

見えなくしてしまってね


2006.10.16.


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