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十三夜

ひそかに足音がするよ

空気のにおいが変わってゆく
少しづつ少しづつ
その澄みを増していく
こんな澱んだ南にもね

そこに貴方がいて
ああ
月がこの眼に

ため息が漏れる
いつも飽いている様なこの胸が
満ちていく瞬間

月がこの眼に


2006.11.4.

さかな

ゆーらり

ゆららり

目覚めた真夜中は

身体が左右に

揺れて

揺れて

空間の感覚を失くす

ゆーらり

ゆららり

さかなは

こうして泳ぐのか


2007.5.26.

誰もが



あの人は唯一であって

全てであって

そして個であった

そして

誰もが


2007.4.17.

その想い

染み渡るように

洗い流す雫ではなくて

ただ染透るように

ゆったりと潤すように


2007.3.16.

あたたかいもの

静かに
まだ音も僅かに
育まれていく命

その重さを想いながら
ただ健やかにあるように願う

あたたかいもの

流れる意識と結びつき

形の無いものに意識を合わせること

まだ幼くとも

それはとても意味のある存在と感じる

あたたかいもの

ひどく恋しい

2007.2.28.

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