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クイックバトルとは

以前テキストサイト「テキスポ」において毎週土曜日の夜に開催されていた企画。

出されたお題に対して60分で短編を書くというオンライン執筆イベント。


元々の発端は太友豪さんの開催された「高速執筆会」


クイックバトル 今回のルール お題

1.ルール
1時間以内に小説、詩、コラムまたはイラストを書くor描く。
他には写真とか朗読とか歌とか論文とか彫刻とか……etc.

2.参加資格
特になし。web上に作品をアップし公開できる方

3.日時:25日の夜10時

4.予定
21:55/主催者がお題を選定。
22:00/お題発表
23:00/終了。15分の推敲、投稿タイム開始
23:15/締切。他の人の作品を読みつつ反省会ハングアウトへ

5.お題

末尾文章「それを僕はまだ捨てられないでいる。」(私、俺、名前、etc...も可。


↓実際の開催場所

http://mukeikakusyobo.blogspot.com/2012/02/blog-post_20.html


参加作品 一覧

今回のクイックバトルに参加してくださった方の作品です。

投稿順です。敬称はさん付け。


著者名

作品名

投稿時間

公開場所のアドレス


著者名:ジュニーさん

作品名:君が僕にくれたもの

投稿時間:22:25

公開場所のアドレス:http://texporemnants.blogspot.com/2012/02/blog-post_25.html


著者名:ひやといさん

作品名:

投稿時間:22:53

公開場所のアドレス: http://mukeikakusyobo.blogspot.com/2012/02/blog-post_20.html (コメント欄のところです。)


著者名:シゾワンぷーさん

作品名:言い訳させてください! 不調だったんです、不調だったんです!

投稿時間:22:55

公開場所アドレス: http://mukeikakusyobo.blogspot.com/2012/02/blog-post_25.html


著者名:茶屋休石

作品名:母の写真

投稿時間:22:57

公開場所アドレス: http://mukeikakusyobo.blogspot.com/2012/02/blog-post_942.html


著者名:たきてあまひかさん

作品名:信じてなんかいないのに

投稿時間:23:12

公開場所アドレス: http://mukeikakusyobo.blogspot.com/2012/02/blog-post_3661.html


著者名:山田佳江さん

作品名:監禁

投稿時間:23:15

公開場所アドレス: http://mukeikakusyobo.blogspot.com/2012/02/blog-post_8678.html


著者名:あやまり堂さん

作品名:不可捨(すつべからず)

投稿時間:23:16

公開場所アドレス: http://mukeikakusyobo.blogspot.com/2012/02/blog-post_9689.html


著者名:雨森さん

作品名:ウミトハネ

投稿時間:23:16

公開場所アドレス: http://mukeikakusyobo.blogspot.com/2012/02/blog-post_7018.html


著者名:太友 豪さん

作品名:きみがはじめて恋をするとき、色とりどりの光の乱舞を見るだろう

投稿時間:23:17

公開場所アドレス: http://mukeikakusyobo.blogspot.com/2012/02/blog-post_8067.html




番外編

高田さんの描きかけ

http://mukeikakusyobo.blogspot.com/2012/02/blog-post_9253.html


君が僕にくれたもの      著:ジュニー

それを僕は彼女から付き合い始めてから半年後の僕の誕生日に貰った。
彼女がそれを何故僕にくれたのかはいまだに分からない。
僕も彼女もいい歳だったのでそれを使っても問題はなかった。
だが僕はそれを使うことに抵抗があった。
彼女との関係が変化することを恐れたのだ。
それに、僕は僕たち2人にはそれは必要ないと思っていたからだ。

それを貰ってから2年が経った。
僕は突然彼女から別れを告げられた。
「私に興味がないのね」
そう彼女は言った。
返した僕の答えは「そうかもしれない」だった。
「じゃあ、別れましょう」
突然の別れ話にも僕は冷静であった。
それを貰ってから僕はこの日が来るのを予想していたからだ。

彼女と別れて3年が経つ。
僕は彼女から貰った優しさというプレゼント。


それを僕はまだ捨てられないでいる。

         著:ひやとい

それを僕はまだ捨てられないでいる。

 道端で、ばったりクラスの1人とあった。女子だ。
 けっこうかわいい。
 でも会うなり彼女は、いきなり僕にこう言った。
「ねえ、こないだ買うとか言ってたDVDどうだった?」
 知ってたのか。
 仲間内で話していたのが耳にはいったんだろう。
 実を言うと、そのDVDはAVだった。
 とても彼女にあげられるもんじゃない。僕は言った。
「すっごいつまんなかった、捨てちゃったもん」
「なんで売りに行かないの?」
「めんどくさかったんだよ」
「私にくれたらよかったのに」
「ああ、そういえばそうだよね」
「買ったのって、実はAVなんでしょ?」
 それも知ってたか。
 大きな声で話したのがいけなかった。
「私も、一緒に見ればよかったなあ……」
 え?
「……キミとだったら、一緒に見てもいーよ?」
 彼女は平然と、僕に言った。
 なんて大胆な事を言うんだろう。
 聞くなり、なんだか恥ずかしくなった。
「ば、バカいうなよ。じゃあな」
 そのまま彼女を置いて、僕は走って逃げた。

 実をいうと、それを僕はまだ捨てられないでいる。
 いや捨てたなんて、ウソだった。
 でも、このAVは、彼女には見せられない。
 だって、お父さんに買ってもらったものだから。
 ああ、お父さん。
 AVなんて、僕はいらないよ。
 僕はホントは、お父さんの事が好きなんだから……。
 お父さん、ああ、お父さん。
 なんでわかってくれないんだ……。
 家に帰った僕は、部屋に入るとすぐジッパーを下げた。

 だから、それを僕はまだ捨てられないでいる。


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