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『逃亡した午後』…「闘病」に休みなし

午後、何もせずに1時間くらい書斎の椅子に座ったままボーっとしていました。


何か気分転換して過ごそう……


そう思いながら何もする気にはなれず。


結局、選んだのは「眠ること」


たっぷり3時間眠りました。


午前中と併せて4時間。


これだけ日中に眠ったのは随分久しぶりだっけ。


主治医の指示を完全に黙殺した1日。


心身の調子が悪くて布団にいるしかなかった時以来のまとまった睡眠。


今日は特に調子が悪い訳ではなく。


『脱力』する1日と決めてはいたけれど、ここまで睡眠に充てるつもりは正直なかった。


じゃあ、何でそこまで眠りに時間を費やしたのか?


少々「疲れた」んです、「闘病生活そのもの」に……


結果、眠りの世界へ『逃亡』


悪夢を見ることもなく、ただひたすら「無」の状態で眠り続けた時間。


発病前の当たり前の日常生活を取り戻す。


目標はハッキリしていても怪我や他の病のように「全治○ヶ月」とゴールが見えないのが「心の病」


今はただひたすら、心に栄養を、故障した脳の治癒を、タンクに気力を……


それぞれが回復してくる『時』を待つ闘病の日々。


見えない敵と常に闘いを挑み続ける日々。


延々と繰り返される闘病の日々。


入院するまでには至っていないのが唯一の救いだけど、目的は同じ。


心穏やかに日常生活リズムを元通りに戻すために闘病を続けること。


辛かったんです。


思い通りにならならい自分自身が……


夜の睡眠サイクルは、恐らくこの調子で進めば、薬の調整も済んで快方に向かうことでしょう。


それに伴い、気持ちの波も落ち着いてくれればと願っています。


それでも正直なところ、時間がありすぎるんです。


何しろ夜の睡眠、3度の食事、入浴などに費やす時間以外は全てが自由時間……


羨ましく思われる方もいることでしょう。


贅沢な悩みだと、仕事で多忙な方なら思われるかもしれません。


働かなくても、たとえ収入が大幅にダウンしても毎日が日曜日って「楽な生活」だと思われる方

もいるでしょう。


生涯の生活に困ることなく、好きなことを好きなだけ出来る財力があって、家族も同じような環境下で

過ごせるのなら、それも生き方の1つなのかもしれません。


でも、決してそんなに甘い話ではなく、私1人だけが闘病を強いられ、何の責務も果たせず過ごす日々。


新たな趣味や事を起すだけでも出費はかさむ。


住宅ローンの元本据え置きを1年間聞いて貰っている状況下では出来ることは大してありません。


今は闘病が私の仕事だと、家族は充分過ぎるほど、理解を示してくれています。


上司も元気になって戻ってくる私の姿を楽しみに心待ちにしてくれています。


そんな恵まれた環境下での闘病の日々。


結果がなかなか出せない苦しみでいっぱいなんです。


毎日が日曜日なんて嘘……


年中無休の闘病という名の仕事の日々が、1年以上経過した今もなお延々と続いているんです。


いくら『脱力』する日を作ろうとか、色々工夫を凝らしてみても、結果は何も変わらない。


闘病から『逃亡』することはできないんです。


「当たり前の日常生活」……


私が今、一番欲しいものです。


それなくして、「生きがい」はありません。


今は決して諦めずに闘病し続ける姿を見せ続けてやるのが、旦那として、父として、息子としての私に

出来る唯一のこと……


「生命の重さ、生きることの義務」を身を以って示してやることしか今は出来ません。


とても苦しい日々なのが本心。


そんな「心の病」を背負っても貴方は自由時間が欲しいですか?


贅沢で楽な生活だと思われますか?


毎日が日曜日だと楽しく割り切れますか?


ゴールが見えぬ闘病。


自分自身との葛藤のなか、闘病生活は続きます。

 

 

追伸:この度、日本文学館から今春刊行予定の短編集『いつかどこかで』に拙者の作品が掲載されることと

    相成りました。

    プロの方から拙者のような文字通り「処女作」となる素人の方まで幅広く掲載された書籍になります。

    拙者の作品名は『メンタル疾患鉄道普通電車』、著者名は『たくみ♯』で御座います。

    もし、書店などでお見かけした際には、ご覧頂ければ幸いです。

 

    また、奥付に明記しておりますが、日々私自身の闘病生活をブログにて「ありのまま」綴って

    おります。

    「心の病」のほんの1例にしか過ぎませんが、一般の著名な医学博士等が執筆した書籍と異なり、

    「心の病」の生の体験を少しでも感じて頂けたら…そんな想いを『活字』に乗せて綴っております。

    お時間が許す時に、併せてご覧頂けましたら嬉しい限りです。


奥付



『逃亡した午後』…「闘病」に休みなし

 
著者ブログ:http://ameblo.jp/takumi626/


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