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ゴローンゴロン ゴローンゴロン
あるひ、ハリネズミはいつものように、ひとりでクリごっこをしていました。
ゴローンゴロン ゴローンゴロン

そのひはとってもてんきがよかったので、
ハリネズミは、ついつい、まるまったまま、いねむりをしてしまいました。

そこに、クマのおじさんが通りかかりました。
「おお、こりゃまた大きなクリだなあ」


おじさんは ねむりこけたハリネズミをひろいあげ、
しょっていたカゴにぽーんと入れてしまいました。


おじさんのおうちにかえってくると、
いつものようにこどもたちがあそびにきていました。

「みんな、とってもおおきなクリをみつけたぞ」
ワーイ ワーイ
こ どもたちはおじさんのまわりにあつまります。

「じゃあ、さっそくたべようね」

「わーーーー!
たべちゃいやだよ。
ぼくクリじゃないよ!」

あわてたハリネズミがとびだしました。

きゅうにうごきだしたハリネズミのトゲにおどろいたこどもたちは
おこりだしてしまいました。

「いたーい」「なんだこいつー」「あっちいけよー」

みんなのおおきなこえにハリネズミはもっとトゲをだして、
へやのすみっこでまるまりました。

「だ・・・ だから
ボクはひとりでいるのが
すきなんだ・・・」



「なんだ、キミはハリネズミだったのか
ごめんよ。あまりにじょうずにクリのまねっこをしていたからまちがえてしまったよ。
さあ、こっちにおいで。キミもいっしょに本を読もうじゃないか」

そのやさしいこえに、ハ リネズミはまるまったからだをゆっくり広げながら、
おじさんのおおきなほんだなをながめました。そしておどろきました。

「わー !こんなにたくさんのほん
ボク、みたことないや
これ、ぜんぶよんでいいの?」

「もちろんだよ。」


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