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いつも君を

傍にいることはできないけど
いつも君を見てるよ
指一本
触れることはできないけど

 

 


本当の君を知ってるのは家族だけ
そうかもしれない
でも僕は諦めない
それって何も知らないからなのか

 

いつも君を見てるよ
たとえ叶わなくても
いつも君だけを見てるよ

 

 

 

 

君が裾をはためかせて
僕の目を攫ってゆく
どんな香りがするのか分かる
儚い感覚が溶けていくのを味わう

 

いつも君を見てるよ
寂しさが死ぬまで
いつも君だけを見てるよ

 

 

 

 

君が辛いとき
傍にいてあげられない
涙の色さえ知らない

 

もし君の友人だったら
何か変わっていたのだろうか
目が覚めたとき
君が隣にいたら

 


いつも君だけを見てるよ
たとえ愛せなくても
いつも君だけを見てるよ


心栓

耳栓をして
耳からの情報をシャットアウトする
目を閉じて
目からの情報を消そうとする
それでもダメだ
鼻に栓なんかできない…

 

心にする
大きな栓があったらいいのに
安心して眠れそうだ
これ以上サイケカラーの情報に
目を回さなくてもすむ

 

 

 

いつもの耳栓がない
こみあげる吐き気
机の下に落ちていた

 

心栓は一つでいいんだ
二つなんてもう懲り懲り
ヘソにでもつないであればいい

 

 

 


疲れたから
寝る時くらいは楽にしてくれ
そっとしておいてくれ

 

触らないで
何も話すなよ
部屋の臭いに吐きそうだ
心に栓をして


顔を返して

皆が去った後 一人で君を捜す
どこへ行ってしまったの?
壁に頭をつけて君を想う

 

夢を見るたびに出会えるね
でもいつも
君には顔がない

 

 

 

後ろ向きに君が歩いてる
こんな所にいたの
いっしょに帰ろう

 

やっと見つけた
君の顔
全然似てないのが寂しい

 

君の本当の顔はどこへ行ったの?
顔がないから なおさら愛しい
本当の顔を返して

 

 

 

 

君はどこへ行くの?
そんなに急いで
腕をつかんだら 体もろとも
消えてしまった


一緒に帰りたかったのに
壁にもたれて
姿を思い出そうとするけど

 

 

 

やっと手が届いたのに
夢の中では いつも君を捜してる
君の夢以外見れない
失われた笑顔を捜してる

 

次はどの夢で会える?


ろくでなし

今日からろくでなしになります
金は全部置いていくよ
二度と貴方の顔を見ることはない

 

俺なんかが
この家に生まれてきてごめんなさい

 

 

 

駅のホームにでも行くよ
追い出されたら外で死ぬ
誰も助けないで

 

さんざん迷惑かけた
責任を取るべきです

 

 

 

 

外は雪
そんなきれいなものじゃないけど
生まれてきてよかったよ

 

今までありがとう
ろくでなしの家に帰ります

 

 

 


ちょっと地球を汚しただけ
この世に諍いを増やしただけ
ただ微笑んでほしかっただけ

 

今までありがとう


開かれたドア

どんな時でも ドアは開けてあるよ
君のために
だからいつでも呼んで
君が僕を捨てていなくなっても
僕は君の帰りを待つだろう

 

 

人が来て 人が去ってく
探し続ける意味は何だろう?
使われないドア
雨音の中で 静かに音を立てる


いつまでも ドアは開けてあるよ
君の帰る場所を空けておくよ
寂しいけど
来ないかもしれないその日を 待ち続けるよ

 

 

 


僕は誰を待っているのだろう?
隙間風が吹き込むこの部屋で
雨の中で空を見上げた
苦しみも悲しみも 雨が洗い流してくれる

 

 

いつまでも 君を待ってる
いつまでも ここで待ってる
君が忘れてしまっても

 

 

どんな時でも ドアは開けておくよ
君の事が忘れられない
このドアが満たされる日はきっと来ない
でも信じてる
風に揺れるドアが悲しげに光るよ



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