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序文

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はじめに ~文章力、文章術とは

 そもそも文章力は、一朝一夕に身につくたぐいのモノではない。
 読書量が多かろうと何だろうと、
 
 文章力は「書いた量」に比例する

 これは筆者の経験と考えから編み出した大原則だ。
 よい読書家、必ずしもよい書き手ならず、である。これは皆さんも何となく感じることがあるだろう。
 たとえば、書評サイトなどを見てみればいい。サイトでの評価も高く、明らかに読んでいる冊数が多いとおぼしきユーザーであっても、けっして文章がうまい、読みやすいとは限らないものだ。はっきりいって「これだけ読んでるのに?」と言いたくなるほどの文章であることもままある。
 つまり、いくら読書量が多くても、きちんと「書く」練習をしていないことには、読みやすい文章は書けないのだということだ。
 もちろん、それは読書が文章力をつけるにあたって無意味だ、ということではない。語彙を身につけ、表現力をつけるには読書は必要不可欠だ。

 文章力は書くことでしか身につかない、とはいうものの、多少のテクニックを駆使することで、多少は「見栄えの良い」文章が書けるのもまた事実。
 そこで本誌では「ハッタリ」の利く文章を今すぐ書けるようするための方法を伝授したい。

※ご注意:
・本誌の内容はあくまで「ハッタリ」文章術なので、小手先のテクニックに頼り切らないように。ついでに、文例は適当である。
・基本は「書いて」「慣れて」「覚える」こと。プロはこの一点でアマチュアに勝るといっても過言ではない。だって、書いていないとご飯食べられないもの。


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いい文章とは何か

 いい文章とは何か。
 それは「想定された読者に対して、伝えたいこと、伝えなくてはいけないことを過不足なく伝えられる文章」のことだと筆者は考えている。いわゆる名文のたぐいである必要はない。なにしろ、文章も「ことば」の文字による集合体でしかない。ことばは、人と人とがコミュニケーションするための道具だ。つまり、文章も同じ。とにもかくにも、つたえたいことがきちんと伝わるのがもっとも大切なのだ。


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著者プロフィール

☆著者プロフィール

臼井総理(うすい・そうり)◇埼玉県生まれ。ライター兼零細企業主兼おしゃべり係。
97年ライターデビュー。主にPC誌のライターとして、週刊アスキー、Oh!PC、PC fan、パソコン批評、PC自作派ほか多数の雑誌に寄稿。自社でのライター育成、編集プロダクション事業にも力を入れ、弟子・仲間多数。
2005年からは「ライター講座ドットコム」を開講し、素人からのライター育成に注力。プロを養成する「ライター予備校」は現在第3期生が猛特訓中。
2010年より淑徳大学公開講座講師。
主な著書(臼井隆宏名義)に、「あなたが今から、プロのライターになる方法」(ユータック出版部)、「Facebook&Twitter対応 セールス文章術」(秀和システム)ほか。

臼井総理名義での活動は、同人サークル「版元ひとり」及びバーバラ・アスカ氏主宰の「評論放送」(Ustream放送)にて。本書は、版元ひとりが第81回コミックマーケット(コミケ)にあわせて発行した新刊「ハッタリ文章術」の電子版である。

最終更新日 : 2012-01-12 22:45:16

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