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メモ:当初の構想とか

この短編はTexpoで企画された鉄火場大賞に参加した時の作品です。

確かお題は「カバ」「鉄火巻き」「NHK」。


漫画「BLAME!」とSFマガジン2007年8月号掲載の短編「夜明け、夕焼け、大地の色」に触発されて書きました。前者は超高層の建築物と交流の断絶された階層に住む人々のことあたりを触発されました。後者の方は大型客船が謎の現象によって消失してしまい残された人々を描いている作品です。この作品は残された人々の名前をタイトルにしてそれぞれの視点に立った小話幾つか組み合わせています。この短編もその影響を受けて様々な人々の視点に立った物語を組み合わせた構成になっています。


書き始めていた当初考えていた章の構想は以下のようなものです。


田中
探求者の家系に属する。階層再編について探求。

ケムリ
手牟族の娘FAMEと恋仲。

さざめ
親友との別れ。清々しく。

GдNA
報道者。再編後、他の階層へ電波を送り続ける。他の階層に残った娘と妻へのメッセージ。

それがいつの間にかこんなお話になってしまいましたが、今思えば最初の構想の方が面白かったかなぁとも思います。


最後に個別の作品について少々(少しネタバレあり)

ライノーツの船
本当は哲学のたとえ話に出てくるノイラート船を使おうと思っていたのですが、勘違いでライノーツの船に。ゲルモと平行して書いていて、特に何も考えずに書いていた感があります。

ゲルモ
世界観の説明といった部分。何か書いてる本人も良くわかってない世界観を適当に書いていたため後で無理やり辻褄をあわせてます。これを書いてる途中に階層再編のアイディアが浮かびました。そっちがメインになってしまったため、以降タイトルのライノーツの船は無理やり出してます。

ケムリ
他のと平行して書いていたのですがさざめと村長が男女の別れのエピソードになってしまったので当初の構想を変更して父と子の別れを書いてみました。あと、とりあえず別の作品で出した手牟族を出してみたかった。

さざめ
親友とのわかれっつーことで普通に書こうと思ったのですが大抵の男女の別れが恋愛がらみなのが気に入らないので男と女の親友を書いてみました。今読み返してみると友達以上恋人未満のような感じです。

村長
もっとお題を活かさなきゃって事とせっかく表紙でふざけたから村長メインの話も書いてみようって事で書いたもの。テキスポでの公開当初は何故か一番評価されているような気がする。

NHK3号
一応まとめって感じで。階層再編の数年後を書いてみた感じです。

おまけについても

キース
なんかもっと平凡な別れがあっても良いよなってことで書きました。食べ物の表現って難しいけど何か楽しいなっておもいました。

田中
とりあえず作った世界観をぶち壊してやろうということで書いたものです。論考風味。でも、ぐちゃぐちゃ。

鉄火
ライバルとの別れって事で戦闘シーンを書いてみたかったのです。一応過去編的な感じで、後半蛇足です。村長出てきてるような、出て来てないような。


この本の内容は以上です。


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