閉じる


<<最初から読む

9 / 31ページ

『ハートキャッチプリキュア』

全プリキュア中「もっとも無茶苦茶をやった」プリキュアとして歴史に名を刻んだ。それでありながら「プリキュア」という存在を再構築し、そこに隠れていた欺瞞を暴きだした。また主要人物の父親が作中で死ぬ、という日曜朝には重い話を捻じ込んできた問題作であり、意欲作。


略称 
「ハトプリ」

登場プリキュア  
キュアブロサッム/つぼみ
口癖は「堪忍袋の緒が切れました!」。放送開始時には「史上最弱のプリキュア」とも呼ばれていたが、最後にはガンバスターサイズになり「相手が無限に死に続ける」パンチを放つなどチートもここまでくれば立派である。

キュアマリン/えりか
かわいい、ウザかわいい、超かわいい。歴代プリキュアの中で倫理観がもっとも薄く、私利私欲の為にプリキュアに変身することもある破天荒ぶりで物語を引っ張った。でもかわいい、とにかくかわいい。

キュアサンシャイン/いつき
男装してた人。元々格闘技を学んでいたこともあり、変身後の戦闘力はかなり高い。変身バンクの作画枚数は7500とも8000とも言われておりその気合の入りようは、次回予告でそのシーンが流れただけで本編そっちのけになった程。ブラコン。

キュアムーンライト/ゆり
まさかの高校生プリキュア。「えープリキュアー?!」「プリキュアが許されるのは中学生までだよねー!」「キャハハーババーア☆」と言われかねないポジションであったが、前作のキュアベリーがババア過ぎた為に奇跡の回避。元プリキュアであったが彼氏(妖精)が死んでおり後半まで変身能力を失っている。また作中で父親が死ぬ。重すぎる。

【通ぶれるコメント】   
「えりかかわいい」「結局プリキュアでは本質的な問題を解決できない、って話に真正面から挑んだのは凄い」「えりかウザかわいい」「ゆりさんの話が重いのは、高校生って設定ならこれくらい受け止めれると思ったからなのかな」「えりか超かわいい」「無限シルエットってwww」「えりかマジかわいい」「えりかかわいい」

『スイートプリキュア』

現在放送中のプリキュア。歴代精霊の中では今作のハミィが一番まとも(というか今までのがぶっ飛びすぎだ)。等身は「フレッシュ」とほぼ同じ。
敵と味方の境界線が曖昧な登場人物が多く、深い善悪の問題が描かれる・・・かと思いきやコウモリ的な中途半端感だけが残ってしまう、けど最終話までには何とかしてくれるって「私信じてる!」

略称 
「スイプリ」

登場プリキュア   
キュアリズム/響
声優小清水が「ぜったい許さない!」と叫ぶ自虐ネタももう飽きられつつある。和音(わおん)という雌犬を飼っている。

キュアメロディ/奏
最近は1話中2-3言しか喋っていないんじゃないのか・・・?

キュアビート/エレン
元敵で元猫。変身後はアホ毛を弾くとエレキギターの音が出るようになる。
 
キュアミューズ/アコ
初の小学生プリキュア。やっぱり小学生は最高だぜ!しかし彼氏持ちなので全国のロリコンは泣いた。

【通ぶれるコメント】   
「ミューズは全身タイツの方がエロかったよな」
「エレンは最初、猫の属性を引きずってたから人間のリアクションとしては変な部分がある」
「キュアナージャ」

そもそも『プリキュア』の魅力とはなんなのか?


8年も続いている作品ですので、物語キャラクター作画等々見るべき、語るべきものは非常に多くあります。

なので私が『プリキュア』シリーズを通して「そこだ!そこに震えるんだ!」という部分を特にご説明します。

プリキュアの主人公は、その殆どが年端もいかない少女達です。
地球の平和を守る義務を、街の幸せを守る義務を、人の心を守る義務を、彼女達が背負う必要は本来一つもありません。
それでも彼女達は自分の命をかけて、その重すぎる責務を抱え戦うのです。

それは何故でしょうか?

彼女達が戦う力を得たのは―プリキュアになったのは、「偶然」によるものです。
たまたまそこにいたから、たまたま知り合いだったから、たまたま見つけたから・・・彼女達はその「偶然」に翻弄され、否応なしに血みどろの戦いの渦に放り込まれます。

そんな理不尽に対して、彼女達は「目の前の誰か」をただ助ける為だけに立ち向かいます。
そこには「善」であろうとする強固な意志はありません、恐れを押さえつける決意もありません。
それでも彼女達が立ち向かえるのは、「少女」という長い長い女の一生の中で一瞬だけ輝く『無垢な正義』があるからです。
「少女」であるがゆえに、何も考えず伸ばしたその手は「誰かを救う」のです。
(そしてそこが「魔法少女モノ」の血脈を受け継いでいる、あるいは「己の意思で正義となる/なろうとする」仮面ライダーの系譜との一番の差だと思っています)

ただ、その『無垢な正義』にも限界はあります。
無垢だからこそ、その一挙手一投足が『正義』である代わりに、僅かな迷いで砕けてしまう儚いものなのです。

そしてそこを乗り越えるのが、彼女達の「決意と気付き」です。
血ヘドを吐き、骨を砕かれ、それでも立ち向かう事を決意した時、彼女達は自分達が今立ち上がったのはプリキュアの力では無い」ことに気がつきます。

言い換えましょう。
彼女達が今まで戦ってこれたのは、偶然によってプリキュアの力が与えられたからに過ぎません、それはたまたまプリキュアになった私」が戦っているだけです。
しかしそのプリキュアの力が砕かれ倒れた時、それでも彼女を立ち上がらせるのは「プリキュアではない力」・・・それはつまり「彼女が本来持っている力」なのです。

そう!この瞬間!
彼女は「プリキュアに使役される者」から「プリキュアを使役する者」に生まれ変わるのです!
たまたまプリキュアになった少女から、プリキュアを凌駕する力を持った少女への羽化!
「プリキュアになる『偶然』」から「プリキュアになる『運命』」への!
デュアルオーロラウェーブでありルミナスシャイニングストリームでありデュアルスピリチュアルパワーでありプリキュアメタモルフォーゼでありスカイローズトランスレイトでありチェインジプリキュアビートアップでありプリキュアオープンマイハートでありレッツプレイプリキュアモジュレーションなのです!!(あ、これ全部変身の掛け声ね)

・・・えー、とにかく
少女に降りかかった『偶然』が、少女の力によって『運命』に変わる瞬間に、超弩級のカタルシスを感じて痺れるのです!

その点が私の『プリキュア』をずっと見続けている、一番のポイントなのです。


読者登録

めさき出版さんの更新情報・新作情報をメールで受取りますか?(読者登録について