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15分でできる!「これを言えばプリキュア通に見えるコメント」ガイド!

15分でできる!「これを言えばプリキュア通に見えるコメント」ガイド!

サブカルチャー評論家 蜂殴打 プリキュアノ介

既に放送開始から8年が過ぎている『プリキュア』シリーズ。
アニオタ界隈では軽く「見ていて当然だよネー」「ネー」みたいな空気になっていますが、実際のところ全部で約400話+劇場版11本といく膨大なコンテンツとなっており(全部見ようとすると200時間を越える分量となります)とてもじゃありませんが、今から全てを押さえるのは中々無謀ではあります。

そこで今回は『プリキュア』シリーズを殆ど見ていなくても、プリキュアオタを「む、コイツわかってるな!」と騙せるような、そんな肝を掴んだコメントを各プリキュアごとにご紹介したいと思います。

これで君もネット上でいきなりプリキュアの話題をふられても大丈夫だ!!



『ふたりはプリキュア』

記念すべきプリキュア第一作。
幼女向けアニメでありながら徒手空拳で本気の殴り合いを繰り広げ、子供に大人気そして大きいお友達の度肝を抜いた開祖にして完成型。
「在庫」という不名誉なアダ名がつくまでにオモチャの売れなかった『明日のナージャ』から一転、大人気番組に。まさに救世主。

略称
「無印」 「初代」

登場プリキュア
キュアブラック/なぎさ
戦闘スタイルは直線的な打撃、口癖は「ありえない」

キュアホワイト/ほのか
戦闘スタイルは合気道な様な相手の力を利用した攻撃、声優は「ゆかな」

決め台詞
ブラック「とっととお家に帰りなさい!」
ホワイト「闇の力のしもべ達よ!」

【通ぶれるコメント】
「なんだかんだで無印が一番かな」
「戦闘シーンの過剰なまでの回転がいいよね」
「一番泣けたのはキリヤかダークドリームだな・・・」
「プリキュアで一番敵にまわしたくないのはホワイト」




『ふたりはプリキュアMax Heart(まっくすはーと)』

前作から新プリキュア(?)が一人増えての2年目。

略称
「MH」

登場プリキュア 
シャイニールミナス
正確にはプリキュアではない、なんか光の意志とかなんとか。戦闘能力皆無、バリアー張ったり敵の動きを一時停止させる技が使えるくらい。

【通ぶれるコメント】 
「何度考えてもDXにルミナスが出れて満薫(みちかお)が出れないことに納得いかない!」
「映画のブラックvsホワイトは凄かったなぁ・・・そら幼女泣くわなw」

『ふたりはプリキュアSplash Star(すぷらっしゅすたー)』

前作からキャラクターを一新・・・とは言ったもののパッと見た感じはそれほど変わっていないような気もする3作目。
無印+MHの肉弾戦は日曜の朝だと胃もたれ必死の為、「光」を多様した柔らかい表現に変わった・・・という触れ込みではあったが、その「光」の表現である大出力のバリアーとビームは全作品内でも最大級の破壊力を持つ。
あと商業的には一番コケた作品。

略称
「SS」

登場プリキュア

キュアブルーム/咲(さき)
黄色い。後半パワーアップしてキュアブライトになり、さらに黄色くなる。百合属性は見た目に反しネコ。

キュアイーグレット/舞(まい)
エロい。後半パワーアップしてキュアウィンディになり、さらにエロくなる。百合属性は見た目に反しタチ。ただしまとめて呼ぶ時は咲舞の順番で。

満(みちる)
正確にはプリキュアではない。敵から寝返って味方に。格好は地味。

薫(かおる)
正確にはプリキュアではない。敵から寝返って味方に。格好は地味。満と薫で満薫(みちかお)と呼ばれたり呼ばれなかったりする。

決め台詞
咲「聖なる泉を汚す者よ!」舞「アコギな真似はお止めなさい!」

【通ぶれるコメント】 
「お話はSSが間違いなく最高」
「満薫をDXに出せよ!」
「スペック的には最強プリキュア」

『Yes!プリキュア5』

「SS」でのキャラ変更が失敗した経験から今回はかなりデザインを変更して、さらに人数も5人に増加。
それぞれ能力の異なる5人が有機的に絡み合う「連携」を意識した戦闘シーンは、画面の上下奥行きを強く感じさせる自由自在なアクションとして成功している。ただしそれ故に暴力に歯止めは効かない。

また5人のプリキュア+妖精たちの人間関係も複雑化している。それに加え敵組織が一枚岩では無いため、敵側の人間模様も描かれている。


略称
「5」

登場プリキュア 
キュアドリーム/のぞみ
ピンク。口癖は「けって~い!」。バカでドジ。クズ。得意技は洗脳。

キュアルージュ/りん
オレンジ。呼ぶときは「りんちゃんさん」と言うと良い。火を吹く。

キュアレモネード/うらら
黄色。「はじけるレモンの香り(笑)」。基本ザコい。

キュアミント/こまち
緑。バリアが張れる、そしてそのバリアをぶっ放す「ミント砲」という最終兵器を持つ。

キュアアクア/かれん
青。初代ババア。

【通ぶれるコメント】 
「ダークドリームには幸せになって欲しかった・・・」
「ブンビーさんなぁ・・・」
「みるくうぜぇ」
「ガンバランスの引継ぎには本気で感動した」

『Yes!プリキュア5GoGo!』

「5」が好評だったため、キャラクター引継ぎでの2年目。
しかし商業的には奮わず、これ以降プリキュアには「1年で必ず終わる」という制約がつくことになる。


略称
「GoGo」

登場プリキュア 
ミルキィローズ/みるく
前作では妖精だったミルクが人型になり変身、ただし正確には「プリキュア」では無い。全プリキュア中、腕力がもっとも強い(しかも他プリキュアと比べて「圧倒的に」レベルで)。ウザい。

【通ぶれるコメント】 
「みるくうぜぇぇぇえええ!!」
「ブンビーさんにはマジで泣いた」

『フレッシュプリキュア』

いきなり等身が上がったプリキュア。全作の中でもっとも「熱血度」の高い作品。
また本作ははじめて市井の人にも「プリキュア」という存在が認知されている為、妙にしがらみの強さに引っ張られる人々が多いのも特徴。


略称
「フレッシュ」「フレプリ」

登場プリキュア 
キュアピーチ/ラブ
漢。羅武(らぶ)と表されることも多々ある。そのあまりの漢らしさから「敵を殴ったら死んだけど改心してプリキュアにさせた」という今時ジャンプでもの中々やらない展開を巻き起こす。

キュアパイン/ブッキー
ブッキーのオタ受けは異常。ただし「アナルにフィストファックからのスカトロプレイ」という必殺技を持つので、その手の趣味が無いなら避けたほうが無難。動物としゃべれる。口癖は「私信じてる!」便利なので良くプリキュアネタでは使われる。

キュアベリー/ババア
プリキュアのババア・オブ・ババア。ソードは囮。

キュアパッション/イース/せつな
「殴られたら死んだけど改心してプリキュアになった」人。なんかテレポートとかする。ラブと同棲して百合好きを歓喜させた。

【通ぶれるコメント】 
「さすが羅武wwwwww」
「キュアババアwwwww」
「キリヤ、満薫、ブンビーときて、ここでようやくイース/パッションという結果に俺は涙を禁じえない」
「一番好きなのは・・・西さんかなww」

『ハートキャッチプリキュア』

全プリキュア中「もっとも無茶苦茶をやった」プリキュアとして歴史に名を刻んだ。それでありながら「プリキュア」という存在を再構築し、そこに隠れていた欺瞞を暴きだした。また主要人物の父親が作中で死ぬ、という日曜朝には重い話を捻じ込んできた問題作であり、意欲作。


略称 
「ハトプリ」

登場プリキュア  
キュアブロサッム/つぼみ
口癖は「堪忍袋の緒が切れました!」。放送開始時には「史上最弱のプリキュア」とも呼ばれていたが、最後にはガンバスターサイズになり「相手が無限に死に続ける」パンチを放つなどチートもここまでくれば立派である。

キュアマリン/えりか
かわいい、ウザかわいい、超かわいい。歴代プリキュアの中で倫理観がもっとも薄く、私利私欲の為にプリキュアに変身することもある破天荒ぶりで物語を引っ張った。でもかわいい、とにかくかわいい。

キュアサンシャイン/いつき
男装してた人。元々格闘技を学んでいたこともあり、変身後の戦闘力はかなり高い。変身バンクの作画枚数は7500とも8000とも言われておりその気合の入りようは、次回予告でそのシーンが流れただけで本編そっちのけになった程。ブラコン。

キュアムーンライト/ゆり
まさかの高校生プリキュア。「えープリキュアー?!」「プリキュアが許されるのは中学生までだよねー!」「キャハハーババーア☆」と言われかねないポジションであったが、前作のキュアベリーがババア過ぎた為に奇跡の回避。元プリキュアであったが彼氏(妖精)が死んでおり後半まで変身能力を失っている。また作中で父親が死ぬ。重すぎる。

【通ぶれるコメント】   
「えりかかわいい」「結局プリキュアでは本質的な問題を解決できない、って話に真正面から挑んだのは凄い」「えりかウザかわいい」「ゆりさんの話が重いのは、高校生って設定ならこれくらい受け止めれると思ったからなのかな」「えりか超かわいい」「無限シルエットってwww」「えりかマジかわいい」「えりかかわいい」

『スイートプリキュア』

現在放送中のプリキュア。歴代精霊の中では今作のハミィが一番まとも(というか今までのがぶっ飛びすぎだ)。等身は「フレッシュ」とほぼ同じ。
敵と味方の境界線が曖昧な登場人物が多く、深い善悪の問題が描かれる・・・かと思いきやコウモリ的な中途半端感だけが残ってしまう、けど最終話までには何とかしてくれるって「私信じてる!」

略称 
「スイプリ」

登場プリキュア   
キュアリズム/響
声優小清水が「ぜったい許さない!」と叫ぶ自虐ネタももう飽きられつつある。和音(わおん)という雌犬を飼っている。

キュアメロディ/奏
最近は1話中2-3言しか喋っていないんじゃないのか・・・?

キュアビート/エレン
元敵で元猫。変身後はアホ毛を弾くとエレキギターの音が出るようになる。
 
キュアミューズ/アコ
初の小学生プリキュア。やっぱり小学生は最高だぜ!しかし彼氏持ちなので全国のロリコンは泣いた。

【通ぶれるコメント】   
「ミューズは全身タイツの方がエロかったよな」
「エレンは最初、猫の属性を引きずってたから人間のリアクションとしては変な部分がある」
「キュアナージャ」

そもそも『プリキュア』の魅力とはなんなのか?


8年も続いている作品ですので、物語キャラクター作画等々見るべき、語るべきものは非常に多くあります。

なので私が『プリキュア』シリーズを通して「そこだ!そこに震えるんだ!」という部分を特にご説明します。

プリキュアの主人公は、その殆どが年端もいかない少女達です。
地球の平和を守る義務を、街の幸せを守る義務を、人の心を守る義務を、彼女達が背負う必要は本来一つもありません。
それでも彼女達は自分の命をかけて、その重すぎる責務を抱え戦うのです。

それは何故でしょうか?

彼女達が戦う力を得たのは―プリキュアになったのは、「偶然」によるものです。
たまたまそこにいたから、たまたま知り合いだったから、たまたま見つけたから・・・彼女達はその「偶然」に翻弄され、否応なしに血みどろの戦いの渦に放り込まれます。

そんな理不尽に対して、彼女達は「目の前の誰か」をただ助ける為だけに立ち向かいます。
そこには「善」であろうとする強固な意志はありません、恐れを押さえつける決意もありません。
それでも彼女達が立ち向かえるのは、「少女」という長い長い女の一生の中で一瞬だけ輝く『無垢な正義』があるからです。
「少女」であるがゆえに、何も考えず伸ばしたその手は「誰かを救う」のです。
(そしてそこが「魔法少女モノ」の血脈を受け継いでいる、あるいは「己の意思で正義となる/なろうとする」仮面ライダーの系譜との一番の差だと思っています)

ただ、その『無垢な正義』にも限界はあります。
無垢だからこそ、その一挙手一投足が『正義』である代わりに、僅かな迷いで砕けてしまう儚いものなのです。

そしてそこを乗り越えるのが、彼女達の「決意と気付き」です。
血ヘドを吐き、骨を砕かれ、それでも立ち向かう事を決意した時、彼女達は自分達が今立ち上がったのはプリキュアの力では無い」ことに気がつきます。

言い換えましょう。
彼女達が今まで戦ってこれたのは、偶然によってプリキュアの力が与えられたからに過ぎません、それはたまたまプリキュアになった私」が戦っているだけです。
しかしそのプリキュアの力が砕かれ倒れた時、それでも彼女を立ち上がらせるのは「プリキュアではない力」・・・それはつまり「彼女が本来持っている力」なのです。

そう!この瞬間!
彼女は「プリキュアに使役される者」から「プリキュアを使役する者」に生まれ変わるのです!
たまたまプリキュアになった少女から、プリキュアを凌駕する力を持った少女への羽化!
「プリキュアになる『偶然』」から「プリキュアになる『運命』」への!
デュアルオーロラウェーブでありルミナスシャイニングストリームでありデュアルスピリチュアルパワーでありプリキュアメタモルフォーゼでありスカイローズトランスレイトでありチェインジプリキュアビートアップでありプリキュアオープンマイハートでありレッツプレイプリキュアモジュレーションなのです!!(あ、これ全部変身の掛け声ね)

・・・えー、とにかく
少女に降りかかった『偶然』が、少女の力によって『運命』に変わる瞬間に、超弩級のカタルシスを感じて痺れるのです!

その点が私の『プリキュア』をずっと見続けている、一番のポイントなのです。