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恐い家族

右手には、5人家族がいる。
お父さん、お母さん、お兄さん、お姉さん、そして赤ちゃん。
最後の赤ちゃんは、男の子なのか女の子なのか。
僕のイメージでは、女の子だ。
女の子だとかわいいな。
この子の名前はなんだろう。
この子は僕の子かな。
おや?
赤ちゃんのお父さんもお母さんは、右手の中にいる。
この家族に僕は含まれていない。
この家族は僕の家族ではない。
違う一家、なのだ。
違う一家なのだが、血のつながりがある。
そんな家族が左手にもいる。
右足にも左足にもいる。
恐い。
何者なんだろう。
まったく語らないところも恐い。
今日も知らない家族と眠る。

この本の内容は以上です。


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