目次
2008年8月、福岡:門司港、小倉
【08`08/07】門司港・小倉 小旅行 (一日目) その壱
【08`08/07】門司港・小倉 小旅行 (一日目) その弐
【08`08/07】門司港・小倉 小旅行 (一日目) その参
【08`08/08】門司港・小倉 小旅行 (二日目) その壱
【08`08/08】門司港・小倉 小旅行 (二日目) その弐
【08`08/08】門司港・小倉 小旅行 (二日目) その参
ヴォイジャー廃止
2008年8月、福岡:大宰府
【08`08/20】太宰府ぶらり一人旅 その壱
【08`08/20】太宰府ぶらり一人旅 その弐
【08`08/20】太宰府ぶらり一人旅 その参
2008年8月、福岡:博多辺り
【08`08/28】レイトショーと夜更かし
2008年9月、大分:湯布院
【08`09/12】湯布院 湯けむりとBBQの煙 (一日目) その壱
【08`09/12】湯布院 湯けむりとBBQの煙 (一日目) その弐
【08`09/12】湯布院 湯けむりとBBQの煙 (一日目) その参
【08`09/12】湯布院 湯けむりとBBQの煙 (一日目) その肆
【08`09/13】湯布院 湯けむりとBBQの煙 (二日目) その壱
【08`09/13】湯布院 湯けむりとBBQの煙 (二日目) その弐
【08`09/13】湯布院 湯けむりとBBQの煙 (二日目) その参
【08`09/13】湯布院 湯けむりとBBQの煙 (二日目) その肆
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【08`08/07】門司港・小倉 小旅行 (一日目) その壱

 「小倉行かない? 門司港とか」

 級友の突然の電話から立ち上がった小旅行の話。
 話の出た次の日に旅立つという、今考えればなんと無謀な。
 計画は級友に立ててもらい(“旅のしおり”なるものまで作ってくれてた!)、予約も級友にしてもらったので、私はついていくだけでよかったです。本当にお世話になりっぱなしでした。
 その上、予定していた通りの事はできたし、寧ろ予定していた以上に楽しめました。


門司港・小倉 小旅行(一日目) 2008年8月7日


“門司港駅”到着。
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 途中、“門司駅”に降りてしまったのは、ぶらりと降りただけですよ。間違えたとも言うけど。

 いやぁ、門司と門司港って違う駅だったんですね。

 



“門司港駅”外観。
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 さすがは門司港レトロ。駅からそんな感じです。 中もレトロな感じです。

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  なにぶん急に決めた旅行なので、一応パンフレットを見たりはしていたのですが、何が名物なのか、見どころはどこなのかは、さっぱりでした。
 ぶっつけ本番もいいところ。
 着いたのがお昼ぐらいだったので、まずは何か食べようと、駅を出てみると、あちこちに“名物・焼きカレー”の旗が見られました。
 名物と書いてあるし、あちころにその旗があるものだから、これは食べるっきゃない!となったので、駅のすぐ近くにあったお店に入りました。

 普通の平日だったこともあり、級友と私以外に他に一組お客がいるだけでしたが、お店の雰囲気は喫茶店みたいな感じでした。
“焼きカレー”
 レディースサイズの甘口です。
 カレーと言っても、いろいろな種類があったのですが、私が頼んだのは、レギュラーです。普通のカレー。
 級友は確か、チキンカレーだったはず。(うろ覚え)
 他にもバナナカレーとかあった。説明ではデザートとして~みたいなことが書いてあって、他のお客さんが頼んでた。
 
 なぜバナナかというと、たぶん門司港が昔バナナの輸入口だったからじゃないかなと。

  お店が建物の二階にあって、窓の傍の席に案内してもらったので、開門海峡を眺めながらのお昼です。
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 対岸に見えるのが、山口県ですね。

  ごく普通の平日だったので、店内にはそんなに人がいませんでした。
 帰る際は、店員全員でお見送り状態。
 そんななかで、私は、店のドアに頭ぶつけちゃいましたけどね。
 ついうっかり、引いて開けるドアを、押してしまって。
 開くはずないのに、身体が進むものだから、ごんっと。
 全員が目撃されちゃいました。


 門司港の観光用に用意されている地図を見て、いろいろと計画を立てていたのですが、一番の問題は門司港がどれくらいの広さかと言うこと。
 “人力車”があるくらいだから、結構広いんじゃないかなと思われたのですが、実際行ってみると、充分歩いて回れちゃいます。まったくきつくないです。


 だけど、レトロな街並みを人力車に乗って、楽しむというのもいいなぁ。
 普通の平日のためか、あんまり人がいなくて、人力車の人は暇持て余していたようでした。

 

 お昼をすませて、まず最初に向かったのは、“海峡ドラマシップ”というところ。そこがどんな所か分かりませんでしたが、名前がかっこよかったので、行ってみることに。

“海峡ドラマシップ”
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 開門海峡にまつわる物語が集められています。
 人形によって、そのシーンが再現されています。

 神話とか、下関の源平の合戦とか、巌流島の決闘とか、高杉とか高杉とか高杉とか。

 門司港は福岡なのに、やたらと山口の高杉を再現した人形が目立った。
 奇襲だいすぎ、高杉さん。

 

 ここに行くだけで、開門海峡を見る目が変わります。
 源平の合戦は知っていたけど、巌流島がここだったのは知らなかった。どっちかというと壱岐とかそっちのあたりだとばかり思ってた。

 (本当に、何にも知らないで、来たんですよね)

 最上階から門司港を。
 左に見える橋は、“関門大橋”。
 右に見える高い建物の最上階には“門司港レトロ展望室”があります。

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 海峡ドラマシップを離れて、門司港に戻りました。


“ブルーウィング門司”
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(右に見える高い建物が“門司港レトロ展望室”のある建物)

 全国で最大級の歩行者専用のはね橋だとか。時間が合えば、はね上がるところが見れたようなのですが、今回は時間が合わなくて見れませんでした。残念。

 ですが、橋の下をくぐる船をばっちり見れました。
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 ちなみに、この橋、恋人と渡るかなんかするとご利益がある橋だとか。
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 橋を渡っていくと、レトロな建物が見えてきました。



“国際友好記念図書館”
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“旧門司税関”
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“旧大阪商船”
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“旧門司三井倶楽部”の裏っかわ
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 何でもアインシュタインが泊まったことがあるところだとか。今はレストランになっている。

 夕方にまわったためか、ほとんどの建物が閉まってて、中は見れませんでした。だけど、建物の外を見て回るだけでも、レトロという感じで、わくわくした。赤レンガの建物は美しい。

 観光地といったら、必ず売ってあるのは、ソフトクリーム。
 おもしろい名前をしたソフトクリームがあったので、買ってみた。
 その名も「女王様のソフトクリーム」!

  ・・・・・・買ったら、もうすでにとけてる!

 級友は別のお店で抹茶ソフトを買っていたのですが、そちらはなんともなかったようでした。
 さすが女王様、わがままですね。そう言ったのは、級友。私は食べるのに必死だった。


【08`08/07】門司港・小倉 小旅行 (一日目) その弐

 台風がやってくると、山口に台風が差し掛かるとニュースでは「台風 再上陸!」とテロップが出る。
 九州と本州は陸続きではなく、関門海峡で切り離されているため、一旦台風は海に出ることになるから。
 私のイメージとしては、九州と本州はものすごく離れているイメージがあった。

 だけど、実際に見てみると。
 近っ!!

 ずっと前に与論島というぎりぎり鹿児島県の、沖縄のすぐ北にある島に行ったことがあるのですが、沖縄がかすかに見えるぐらいだったのを思うと、見えすぎるぐらいです。
 山口県がしっかり、はっきり、くっきり見えました。

「泳いで行けそうだよ」と言ったのは、私。

 隣の級友も同意見だった。
「いや、むしろ歩いて行けそうじゃない?」
「・・・・・・それはさすがに無理だと思うよ」
 次の私の意見については同意をえられませんでしたが、ついついそう思ってしまうくらいの近さでした。

 だけど、関門海峡を泳いで渡ろうとするその考え自体が、間違っていることに後で気付かされることになりました。
 まず、ひっきりなしに船が通る。

 交通の要所ということで、関門海峡で船を見かけないことがまずない。泳いだりなんかしたら、船にひかれるのは確実です。
 次に、流れが速い。交通の難所でもあり、関門海峡を船で行くには経験が必要だとか。泳いだりなんかしたら、流されるのは確実です。
 なんだかんだ言いましたが、泳ぐなってことです
 あと、大きな船も通れるようになっているので、絶対深いです。歩いたりなんか、確実にできません。

 そんな関門海峡をクルージングできます。
 開門海峡をぐるっとまわるというのもあれば、巌流島に上陸できる~とかいくつかコースがあるようなのですが、級友がめっちゃくちゃいいコースを見つけてくれました。
 その名も『サンッセットクルージング
 八月の毎週木曜日の18:30出港の、その名の通り夕日の中をクルージングするもの。
(60分、ワンドリンク付きでお値段なんと1000円。観光地って、たいがいバカ高いのになんとも良心的なお値段!!)
 幸いなことに、その日は木曜日。級友があらかじめ予約入れてくれました。ありがとう!!

“ボイジャー”
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 銀色に光る球体がくっついている船が、これから乗る船“ボイジャー”です。

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 大人気!

 級友と私は“ボイジャー”の2階に
(級友は船の中でソファーに座りながら、私は船の外で手摺に気をつけながらパシャパシャ撮ってました。)
 球体なので、360度ぐるっと海峡を見れちゃいます。
(私は球体の外をぐるぐる回りながら、パシャパシャ撮ってました。)

出港!!
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 中央に見える橋は、関門橋。
 右側が福岡県。
 左側が山口県。

 “ボイジャー”のおねーさんが、船内放送で、観光案内してくれます。

 ぐんぐん進んでいきます。
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“海峡ドラマシップ”
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山口側。“海峡ゆめタワー”

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 どんどん進んでいって、見えてきたのは“巌流島”
 武蔵と小次郎の決闘のオブジェがありました。
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観光案内「巌流島は埋め立てなどで、当時の6倍の大きさになっています。」
・・・・・・ええっ!!


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 “巌流島”から遠ざかっていきました。

 どんどん進んでいって、北九州の工業地区へ。
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 ここら辺で、Uターン。

 海の交通センターみたいなもの。
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 電光掲示板は船の航海に重要な情報を出しているのだそうだ。
 
 ちなみに、関門橋の下にも電光掲示板があり、潮の流れの向きと、速さと、もうすぐ潮の流れが変わりますよ~という情報を流していました。
 その時の潮の速さは「5ノット」でした。
 調べてみたら、1ノットは1.852メートル毎時とのこと。・・・・・・どれくらいのものなのか分からん。だけど、わざわざ電光掲示板で情報流すぐらいだから、速いのだろう。
 
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 そして再び“関門橋”に。
 この橋のある辺りで、“壇ノ浦の戦い”があったそうだ。

 放送で、「平家物語」の冒頭が読み上げられます。

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理を顕はす。
奢れる者久しからず、ただ春の世の夢の如し。
猛き人も遂には滅びぬ。偏に風の前の塵に同じ。」



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 船の前側で、ベンチに座りながら眺めました。 

 出港した時は、まだそこまで夕焼けではなかったのですが、すっかり辺りは暗くなってきていました。

 ずっとものすごく大きいとばかり思っていて関門海峡。
 九州で生まれ育った私にとって、九州と本州を区切るもので、越えられないものと思っていたのだけど、越えようと思えば越えられるのか!と、はっと目が覚めるような思いがしました。
 すごいや関門海峡、悟り(?)が開けちゃったよ。


 そし去っていく“ボイジャー”
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 夜になると、福岡側と山口側でライトアップ合戦が始まりました。


【08`08/07】門司港・小倉 小旅行 (一日目) その参

 “ボイジャー”から下船すると、辺りはすっかり暗くなってきました。

 お腹もすいてきたので、どこかで夕飯を食べようと言うことになりました。
 お昼に“焼きカレー”を食べたので、食べるとすればそれ以外。

 そこで見つけたのは、“門司港地ビール工房” 
 1階はジンギスカンのお店で、3階はピザだったので、「イタリア! ピザがいい!!」との私の意見に、級友が賛同してくれたので、夕飯はここで食べることになりました。

 3階なので、夜の関門海峡が一望できるお店でした。
 席は中の方だったのですけど。
 だけど、見てしまった。遠くに見える、黒くて熱い雲が、時折ピカッ! っと光っているのを。
 方向としては、小倉(次の日行く所)。
 ・・・・・・とりあえず見なかったことにしました。

 “門司港地ビール工房”と名にあるのだから、せっかくなのでビールを注文してみました。
 ビールは4種類ありまして、その中の一つ“ヴァイツェン”というビールを。
(私は月替わりの“スペシャル”を選んだのですが、売り切れでした。残念っ。)

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 とっても飲みやすかったです。あんまり苦くなくて。このビールで正解でした。

 注文したピザは“源平ピッツァ”。
 窯焼きの本格的なピッツァです。一枚で2~3人分。
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 奥半分の赤が平家で、手前半分の白が源氏を表しているとか。
 赤は、激辛。・・・・・・辛いの苦手な私にとって、激辛は本当に辛くて。口から火が出そうになった。唇がはれてるような感じがした。
 なんで激辛って分かってたのに、注文したかと言うと、「やっぱり壇ノ浦だよ、壇ノ浦」と思ったからです。
 白は海鮮。河豚と蛸。
 赤は一枚食べて、大変なことになりそうだったので、白い方を多めに食べさせてもらいました。
 級友よ、お手数おかけしました。

 お腹が一杯!
 じゃあ、次はと既に目指すところは決まっていました。“門司港レトロ展望室”
 ここから見える夜景が綺麗と、もっぱらの噂だそうで。

 昼間撮った写真で言うと、背の高い建物の最上階に“門司港レトロ展望室”があります。
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 カメラのセピア機能で撮ってみると、こんな感じ。
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 この建物自体の名前は、“レトロハイマート”という高層マンション
 このマンションの31階部分が“展望室”で、それより下の階には普通に人が住んでいます。

 (観光用と住居用は入り口が分けられています。)

 たまたま、帰宅する人の姿を見かけました。普通に帰ってました。そうりゃあそうだんだけど、自分家が観光スポットってすごいなぁと。

 エレベーターで一気に31階の展望室へ。
 そして広がる関門海峡の夜景。
 門司港のレトロの街並み、関門橋、そして対岸の山口にある海響館。船の上からも見ましたが、上からそれにライトアップされているのはまた別の姿をみているようでした。

 館内は夜景を見れるよう、あえて明かりは控えめにつけてありました。

 キレイなので、さっそくとばかりに写真撮影を試みるも、光が少ないからか、シャッターのスピードが遅いらしく、撮れる写真は手振れがひどい状態のものばかり。 館内の光が窓に映って、それが入り込んでしまったり。

 負けてたまるか!とベストポジションを探してうろうろしたり、テーブルに肘固定させたりして撮ってました。
 特に、関門橋側の方は、館内の光が窓に映って、それも入ってしまうので、場所探しに一苦労したのですが、なんとかいい所を見つけ出せました。
 あんまりにも気分がのってきたので、『星間旅行』を口ずさみながら撮ったり。
 その間、お手洗いに行っていた級友は「・・・・・・トイレのトコまで聞こえてたよ」と呆れ気味でしたけど。(心なしか、級友との距離が遠かったような)


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右下に見えるのがはね橋の“ブルーウィングもじ”。
その橋を渡って、すぐ左手に見えるのは、“門司港ホテル”。
“ボイジャー”に乗ったのは、このホテルの前の辺り。
少し奥にある、緑色の広いところは門司港駅。
左の暗いところは船だまりのところ。この周りを囲むようにお土産やさんとかがある。

 そして、反対側。
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 左奥に見えるのが、関門橋。
 上の写真と比べるとちょっと地味かもしれませんが、こちら側をよく見てみると、河豚の中に入っていくように描かれたトンネルを見ることができます。(この写真からは見えませんけど)
 おもしろい発見があるのはこちら側だと思います。


 「“門司港レトロ”ってあるらしい」というなんとも曖昧な情報を元にやってきたのですが、思っていた以上に楽しめました。
 お昼に到着して、夜までずっと楽しみっぱなし!!
 その意味で、予想外でした。
 正直、行く前は途中で別の場所に移動することも一応(私の中では)考えていたのですが、ここでの私の楽しみっぷりは尋常じゃなかったと思います。
 充分すぎるくらい満喫しました。

 

(追記)
 “門司港レトロ”って、デートスポットらしいですね。(“ブルーウィングもじ”の看板辺りで気付けよっ)
 行ったのが、なにぶん普通の平日でそこまで人がいなかったし、第一あんまり情報入れないで行ったから、全くその辺りを知らないで行ったとう言う。むしろ家族連れをよく見かけていたし。

 さすがに“門司港レトロ展望室”から降りて、夜景を見ながらゆっくり歩くカップルの姿とかを見て、級友が気付いたらしい。
 そして私は、言われてみればそうだねぇとやっと気付く有様。
 
 女子二人旅は次の二日目に続くのであった。 


【08`08/08】門司港・小倉 小旅行 (二日目) その壱

 急に決めたこの旅行、級友と私の二人はどこに泊まったかと言いますと、ネットカフェです。

 話には聞いていたし、前に一度だけ2時間ほど利用したことはあったのですが、泊まってみるまではしたことがなかったので、ネットカフェ泊にチャレンジしてみました。

 選んだのはリクライニングシート席。

 え、それで寝れたの?? と思われた方もいるかもしれませんが、私は熟睡しました。
 
 リクライニングシートの倒し方が分からず、そのまま椅子の背を立たせたままで、体育座りをして寝てました。(母胎内の胎児がごとくの姿勢)
 加えて、寝る直前まで読んでいた『もやしもん』を握り締めて。

 今考えると、ものすごいかっこで寝てたんですね、私。


門司港・小倉小旅行(2日目) 2008年8月8日

 級友と私は同じ「芸術」の授業を受けていました。
 その授業で、福岡県内の美術館や博物館を先生が紹介していたのですが、ある意味真面目な生徒である私達はしっかりとその内容を覚えていました。
 ・北九州市立美術館は山の上にある。
 ・北九州市立美術館にはシャトルバスが出ているので、行くのに便利。
 ・北九州市立美術館のレストランは景色がいいし、料理もおいしい。
 ・なので、北九州市立美術館は隠れたデートスポット。

 最後の情報はいらなかったけど、この知識は大活躍。
 そもそも北九州市美術館に行こうと計画の中に入ってきたのは、ジョン・エヴァレット・ミレイ展が開催中であったから。

 中学生の時に、美術の資料集で見たジョン・エヴァレット・ミレイの「オフィーリア」という作品。
「いつか本物を見てみたいなぁ」と、そこだけ穴が開くほど見ていた私は願っていました。
 そして、広告で北九州市にやってきているという事は知っていたのですが、場所が遠かったせいもあって、行くのを断念していたのですが、今回級友からのお誘いのおかげで私の願いが実現することに!!

 
 小倉駅からバスに乗って、七条へ。そこからシャトルバスに乗り換えます。
 
 この小倉駅、広かったです。いろいろとお店も入ってて。今博多駅は岩田屋がなくなったので、ちょっとばかし寂しいことになっているので、それを考えると建物が大きくて立派でした。
 おまけにモノレールも出ていて。級友は見たらしいのですが、私はうっかり見逃してしまいました。そして結局見らずじまい・・・・・・。
 なんとかバス乗り場を見つけたのですが、バス停が多すぎてどれに乗ればいいのか分かりませんでした。が、案内所があったので、そこで教えてもらいました。

 小倉駅から七条まで、30分はかかりました。 

シャトルバス乗り場にて
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やってきた“シャトルバス”
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人が多かった。私達の後ろにもだいぶ人が並んでいましたし。

バス車内にて
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 天気が心配されましたが、(昨日夕食時に黒い雲を見たので)晴れてくれました。快晴とまではいきませんが、夏なので雲があるほうがすごしやすかったです。

 シャトルバスに乗って、いざ北九州市立美術館へ!
 
 北九州市立美術館が山の上にあるという情報を持っていたのですが、私の(勝手な)イメージとしては、山といっても小高い丘みたいなのを想像していました。
 が、本当に山。うっそうと木が繁っています。そして、けっこうバスで登る。

 そのため、景色は最高!

北九州市立美術館入り口にて
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 遠くに見えるのが“関門海峡”。
 位置的に昨日“ボイジャー”でここを見ているはずなんだけど、気付かなかったなぁ。


 ミレイ展は、もちろんながら撮影禁止!
 心の中に焼き付けておきました。
 本物の「オフィーリア」はやはり人気があり、常時警備員監視つきでした。
 あのあやうげな美しさは、資料集で何度も何度も見ていましたが、やっぱり本物は大きいし、魅力倍増でした。
 「オフィーリア」以外の作品は知らなかったのですが、他の作品もすばらしかったです。さすが神童。
 晩年の作品の一つに、靄のかかった森の絵がありました。その絵を見たときに思ったのは、「FFⅦの眠りの森!!!」 クラウドとエアリスが束の間再開(?)するあの森みたいな絵でした。思わずAC思い出して泣きそうになった。 

 集中しまくってお腹がすいたので、持ちうる知識を最大限活用し、レストランへ。
 
 景色のいい窓側(やや手前)に座れました。
 山の上にあるので、景色はもう最高!!

“ミレイ・セット”なるものがあるとのことで、迷わずそれを注文。
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 どこらへんがミレイなのというツッコミはなしの方向で。のっかてみるのが、来客の務めです。
 景色を見ながらのお昼はとても優雅なものでした。

 他に北九州市立美術館に見るところは無いのか?と問われれば、私は「ある」と答えます。
 そのうちの一つがここ、エントランス。
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 なんでここをわざわざ撮ったの?と思った人もいれば、「あれ?デジャブ??見たことあるきがしなくもないこの階段」と思った人もいるでしょう。

 ここ、北九州市立美術館は、映画「DEATH NOTE」のロケ地の一つなのです。
 月と詩織がデートした美術館であり、月とLのラストシーン。
 
 ちなみに常設展の所にも映画内で使用された場所があります。見つけたときは、思わずはしゃいでしまった。(←美術館内では静かにしましょう)

 福岡市内の地下鉄空港線がロケ地というのは知っていたのですが、ここもだったとは知らなかった。学校でも習わなかったし。

 別館でひっそりとやっていたもの。 
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 ポスターが水に映って、まさに「オフィーリア」っぽくなった。


 「オフィーリア」で盛り上がり、レストランで優雅に過ごし、館内ではしゃぎとあの手この手で楽し増させてくれた北九州市立美術館。
 予定以上に本当に楽しめました。
 やっぱり授業はちゃんと出ていて損は無いものですね。
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【08`08/08】門司港・小倉 小旅行 (二日目) その弐

 シャトルバスでバス停七条まで戻り、そこから今度は西小倉駅行きのバスに乗ります。
 私達が乗ったバスは“特急”だったのですが、途中で“特速”なるバスに追い越されました。速っ。級友は「“特急”の上は“特速”なんだ」と感心してました。


 さてさて、旅にはトラブルはつきもの。それこそまさに旅の醍醐味!というもの。
 ちょっとピンチな状態に陥ってしました。デジカメが。
私 「ん~、電池切れそう・・・・・・」
級友「え、(ネカフェで)充電しなかったの?」
私 「二日ぐらいなんとかいけるかなぁと思って、充電器持ってこんかった」
 
 逆に考えよう、発想を逆転させるんだ。
 あの一日目の私のはっちゃけぶりに、このデジカメはまだついてきているんだ。タフなやつなんだ。だから、もっと頑張れ!(酷使するつもりです)

 
 次の目的地は“小倉城”
 西小倉駅前のバス停で降りたら、目の前に現れたのは“リバーウォーク北九州”。変わった形の建物がいくつも横に連なっていて、それぞれ赤、黄等のはっきりした色をしている。
(この中に“北九州市立美術館”の分館が入っている、というのを「芸術」の授業で習った。だから、これだと分かった)
 お手洗いを借りたついでに、ちょっと中を見ておこうと思ったので、エスカレーターで2階に行ってみた。
 地図を見ると、“リバーウォーク北九州”と“小倉城”は離れてあるように書いてあるので、2階の窓から外を見れば位置関係の把握にもなるだろうと。そんなことを話しながらエスカレーターに乗って、2階に上がってみると、すぐそこに窓があったので、さっそく外を見てみると、


近っ!!!!!


 あれはお城関係の瓦ですよねというのが、ものすごく近くに見えた。なんというか、お隣さんでした。
 なんで地図はあんなに遠くっぽいように書いてあったのでしょうか。変にぬか喜びさせないため??なのか???
 道に迷う必要がなかったので、よかったのだけど。

“リバーウォーク北九州”の広場にて
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 噴水とか合って、なんだか“キャナルシティ博多”みたいだった。(運河まではないけど、すぐ傍に川あるし)キャナルよりももっと奇抜な建物だった。


 煙となんちゃらは高いところが好きとありますが、私は高いところがめっちゃ好きです。
 だから、天守閣のてっぺんはまさに私を満足させてくれるところ。
"小倉城”
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 見える鳥居はお隣の八坂神社のもの。
 大きな岩は運ばれてきたもの。めちゃくちゃ頑張って運ばれてきたこの岩。
「なにがなんでもそのまんまの形で運んで来い」という偉い人の無茶振りにたまに仲間が殺されたりしてまで運んでいったのですが、次の偉い人は「自分だったら、途中で割って運ばせるけどなぁ」と言ったそうな。それは言わない約束だよ・・・・・・。
 ちなみに、右側の岩は別名“出世岩”と言うそうで、念じながらその岩を睨むと願いが叶うとか。とりあえず、それにのっかっておいた。


 “小倉城” の最上階は展望台になっているのですが、それまでの階は歴史的資料が置かれていて、小倉の今昔を模型やらクイズ形式で紹介していました。

 そして、最上階。360度ぐるりと見渡せます。

 “小倉城”から“リバーウォーク北九州”をみてみた。
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 もうちょい右側へ続いています。
 あらためてみると不思議な形をしてるなぁ。

 “小倉城”から“小倉庭園”をみてみた。
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 次に行くところです。

 ちなみに、“小倉城”は再建されたものです。
 高杉晋作率いる長州軍が幕府と戦った時、小倉藩での戦いで、長州軍の攻撃に耐え切らんかった小倉藩自身が城に火をつけたそうな。(高杉晋作の伝記にそのようなことが書いてあった)
 その時に“小倉庭園”も焼かれてしまって、こちらも再建したもの。

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 再建だとしても、やっぱりお城は立派だ!

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 石積みを見ていると、テトリスを思い出してしょうがない。
 テトリス高得点ですよね。



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