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Losing You

君を失おうとしてる
それは音も立てずに忍び寄った

 

 

死にたくないよ
君に僕の命をあげたんだ
奪わないで
どこへも行かないで…

 


もう
君は君だけのものじゃない
だからもっと憂鬱になる

 

連絡がない
息をしている事を忘れてしまう
君のせいで生きて 君のせいで沈む

 

 

死にたくないよ
君は僕の命
でも明らかに
君は距離を置いてる…

 

 

 

何も見えない
何も聴こえない
何も感じない
何も触われない…


 

暗闇の中を彷徨った
君の心が今は見えない…

 

君に僕の命をあげた
君はそうじゃなかった
今夜返事がなかったら
この家を出よう…

 

何も考えられない
何の味もしない
奪わないで
ここから出ていかないで…


ピアノを弾く悪魔

やめろ、もうやめてくれ
頭がおかしくなりそうだ
ああ…

 

耳のすき間から
ピアノの音色と悪魔が入ってくるんだ
地獄の叫び声が聞こえる
誰か耳をふさいで
耳をふさいで
何も知りたくない…

 

神経遮断
その日から僕は何も 食べなくなった
悪魔の声以外聞こえない

 

 

 

 

悪魔はピアノを弾く
ピアノの音色を聴くと
胸がざわざわして熱くなる

聴いていたいのかいたくないのか
よくわからないよ

低い笑い声が
耳のすき間から侵入してくると
頭の中の何かが切れて
僕は闇の世界へと堕ちる


 

 

 

そうだ僕は
人間界では死にかけてた
僕は死んだのか?
両手はちゃんとある


息ができるよ
なぜかわからない
闇の世界が心地良い

 

もう帰れない
帰っても居場所などない
頭を抱えて 悪魔のピアノの
狂った旋律 悲しげな音色を聴いた
不思議と懐かしいような気持になる
あれほど拷問のようだったのに

 

意識が遠くなる
誰かにとってあなたは悪魔
でも
死ぬ寸前の僕を救ってくれた…

 

 

 


その日、僕は発狂した
悪魔になりたいと願ってしまったから

意思というものを失くしてしまった
全て人間のおかげだ
指が音色に絡まってはなれない
僕は虜になっていた

 

 

 

 

薄暗いここでは息ができる
意識が操られているのか
綿にくるまれたような感覚
黒の中に美しいピアノが響く
激しい、狂おしい音色が胸をかき乱す
動けないけれど 目頭が熱くなった


人間界で僕は 密かに殺されようとしていた
悪魔は僕に憑いて
新しい鼓動をくれた
だとしたら
人間と悪魔の違いはなんなのか…

 

 

 


暗闇から2本のつたが伸びてきて僕を縛る
そのまま石になった
すばらしい観客席だ

 

闇の世界が僕の帰る場所
もう一度出逢った時の曲を聴かせて
僕は悪魔になる
人類の敵になる覚悟はできている…


太陽を探してる

 

 

上り坂が
次の瞬間には下り坂になる
バランスがとれないまま シーソーは揺れ続ける

 

足りないもの
あり過ぎるもの
載せたらどうなるか 見るまでもなく分かってる

 

それでもなぜか
犬みたいに
月より太陽を探してる

 

 

 


落ち着ける点を探してた
そして気付いたよ
私の帰る場所は ここにはないと

 

永遠の夜の中で気がつけば
いつも太陽を探してる
吸い寄せられるように強く


 

 

 

太陽が好きだ
触れて 燃えてなくなりたい

 

太陽が好きだ
地下でもベッドの中でも
迷ったときは
太陽を探してる

 

 

 

他人の迷惑が何だ
シーソーをもっと揺らしたい
もう止まれない

 

私の太陽
永遠の夜を照らして


12月を愛する雪

いらない月

暗くて寒いから 誰もほしがらない月

いい加減なナンバーで呼ばれて

見捨てられた月

 

12月が僕の誕生日

ケーキに必ずヒイラギが乗ってて

クリスマス以外は もうどうでもいい

そんな月だけど

 

初雪がやってくる

12月を愛する雪

 

 

 

 

新しいコートを 切ない色の北風が吹きぬける

手を握る手に 力がこもる

 

雪は吐息で 道を真っ白に染める

人々の胸に 冬のおとずれを告げる

 

誰も振り向かない

太陽にさえ見捨てられた

12月を愛しているから

 

 

 

 

12月の夢は

街中のイルミネーションの中に落ちて

 

地上に降りるとき

雪の色は とても優しい

12月を愛しているから

 

12月を愛する雪


蝿とチョコレートケーキ

チョコレートケーキあげる
「そんなのいらない」ってあなたは言うでしょう
でもあげる
いらないなら捨ててよ

 

通りで踏まれて捨てられてた
私の愛情
チョコレートケーキ

 

届かなくてもいい
あなたにあげたかった
そして捨てて欲しかった

 

どうせ誰もいらないから

 

 

 

 

あなたを愛した証がほしかった
少しだけあなたの眼中に入れたらいいのに
蝿みたいに

 

私はあなたの蝿になる
いつでもそばにつきまとう
その逞しい胸にとまらせて

 

 

 

蝿より チョコレートケーキあげる
どうせ誰も食べてくれないんだ

あなたは食べてくれる?

一口でも食べて

吐き出してくれたらいい

 

あなたを愛した証がほしかった
ただの自己満足
あなたの悪夢の中で待ってるから



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