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この考えからすると、宇宙には無数の天体(慣性系)が存在するので、それぞれの慣性系ごとにそれぞれの見かけの宇宙が存在するようです。しかし、実在する宇宙は唯一のものであります(図5)。

この実在する宇宙が「普遍宇宙」なのです。しかし、だれもこの普遍宇宙を見ることはできません。神のみぞ知ることができるのです。この、「普遍宇宙」を知るためには、観測結果と数値シミュレーションを組み合わせて、こつこつと探るしかないと思います。いわゆる逆問題を解くことに他なりません。これができて初めて人類は宇宙の微細な構造の一部を垣間見ることができるようになるのだと思います。



■天地相動説

 普遍宇宙と可視宇宙の違いを分かっていただけたでしょうか?地球が公転などの回転運動をしているので、見かけの宇宙は普遍宇宙とまるで異なった視界が観測者から見えるのです。大昔、人々は天が動いていると思ったようです。その後、コペルニクスやガリレオの説により、現在では、だれもが地球が動いていると思っています。天動説から地動説に変わりました。異説相対論では、地球が動くことによって天が我々が見ているように動いているということになりました。このことは、明らかに天動説や地動説と異なる解釈になります。これを天地相動説と呼ぶことにします。「異説:宇宙のメカニズム」の結論はこの天地相動説、つまり「地球が運動するから見かけ上、地球から見ているように天が動いて見える。」ということを提唱したいと思います。

■古典力学と宇宙論

異説相対論が正しいとすると、適用限界を超えたとされているニュートン力学・ガリレイ変換は回転慣性系の運動に関して一部の修正をすれば、完全に復活し力学の中心理論として生き続けることになります。工学の分野ではこの100年の間での理論の進展は大きく、かつ、コンピュータの発達で数値解析をベースとした運動力学、振動解析、構造力学など相対運動においても光時間変化率で補正すれば大きな変更なしに適用することが可能となります。特に、これらの分野では円筒座標、球座標を参照座標として用いるのはごく当たり前の技術になっていて、異説相対論との相性は非常に良くなります。この技術を応用して普遍宇宙モデルの作成にとりかかりましょう。普遍宇宙モデルを作成できればCG(コンピュータグラフィックス)で可視宇宙を視覚的に表現できます。そうすれば実際の観測結果と可視宇宙のCGを比べることにより普遍宇宙や惑星での現象、見え方、電磁波の周波数分布、温度などを詳細に検証でき宇宙物理学は大変な進化を遂げることができると考えます。

 



「異説:宇宙のメカニズム」や「異説相対論」は、定説のアインシュタイン相対論や現在の宇宙論とは大きくかけ離れたものです。この執筆のもとになった理論は、2009年より物理系のジャーナル誌に投稿し、アメリカの物理学会(AIP)のあるジャーナル誌で現在も査読審査中です。日本では定説と異なるというだけの理由で査読すらされない門前払いの論文を扱ってくれて、フレンドリーな対応と寛容さに大変感謝をしています。内容が内容だけに査読を何回も繰り返し多くの査読者に審査していただいているようであります。じつのところこれだけ従来の常識と異なった理論は信ぴょう性を重んじるジャーナル紙では受理されることは、非常に難しいのではないかと思っています。もちろん受理されるように今後とも努力していこうと思っているのですが。この科学妄想ともいえる「異説:宇宙のメカニズム」は、はたして普段から星を実際に観測してきた天文愛好家の方々の直感や貴重な経験とどの程度整合するものなのかが、私の関心事であります。科学・物理・天文の愛好家の方々にどのように受け止められ、感覚的に合致するものなのか反するものなのかを知りたいと思っています。 

著者の本職は物理学者でも天文学者でもありません。エンジンの開発に長年携わってきた技術者であります。趣味の一つとして「異説:宇宙のメカニズム」を研究してきました。今回とりあげた理論解析のベースは往復内燃機関の開発を介して培った機構解析、運動解析、波動解析の技術や理論がベースとなっています。すべてニュートン力学の範囲で展開しています。私の目下の目標は、光と運動の関係をきちんと記述できるもう一つの「異説:統一理論」を創りあげることです。


奥付



異説:宇宙のメカニズム(電子書籍版)


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著者 : hiroshi-uyama
著者プロフィール:http://p.booklog.jp/users/hiroshi-uyama/profile


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