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<真実の珠>

 

今 皇子の前にて 唇を開き
その喉の奥から
そなたの真実の珠を差し出すのです

さすれば珠は転がり
告白の絹糸は
秘密のベールを織り始めるでしょう

織られたベールを
そなたは全身に纏いなさい

ベールはそなたの仮の姿を消し去り
真実の姿を現すでしょう

真実が紛うことなく真実ならば
秘密は必ずや示されるのです

皇子よ
この者の姿が
ベールの中で何色かの光を放ち始めたら
このベールに触れてください

その時こそ
この者の秘密の真実を
皇子は知るのです


この本の内容は以上です。


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