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<うそうき>

 

ほんとうはイヤなんです
こんな窮屈な器から早く抜け出したい

聞きたくないコトバが
突然耳に飛び込んで来るんです

泣けばいつでも雨が
ぽとりぽとり降りはじめるんです

ほんとうは行ってしまいたいんです
舟に乗ってあの海を越えて帰りたい

だけど翼をもった白い馬が遠くの空で 
もう何百年も待っているんです

今はまだあの馬には乗れないよ……
誰かがそう言うんです

だからうそをついて 生きているんです 


この本の内容は以上です。


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