目次
冬のブランコ
BLANCO3 A Cup Of Worid カップの中の世界
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灯~とぼし~
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灯火
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視線の先
もっともらしい問題
暗闇の中の真実
不思議の月
空へと流れる光
四角三角そして丸
紅い月に想う
君とのこと
白い答案用紙
冬の日のこと
変化
サウンドオブハート
美術鑑賞
Christmas in the Songs
フェイス
Walking Man
残心 
最終回
歩く
寒さのせい?
風の見える丘
ラッキースター
ノックノック!
風船
繰り返せないから
そうさ!そうだな!
そうして少しずつ こうして少しずつ
どうしてもと唱えながら進む僕
僕は君のママじゃないけれど
「今」
眠り
ボイコット
あたたかいぜ
ただいま!お帰り!
シアター
雨の日のリフレイン
本当のリアル
曖昧さ
淡い吐息
Bed Time Talk
道すがら
昨日までの距離
僕らのアングル
本当はそんなに遠くない地平線
昨日へとつづく道、明日へと進む道
靴音。
グローイン グローイン
Words
いつものように
Taste of Dreams
彩色
さくらぐみ
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奥付
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どこまでも薄く
のばされていく白
半球を越え
再び
巡りあう日へと向かう
のぞむ太陽にとけ
やがてひとつになるまで

 

太陽だけじゃ

飽き足らず

夜の青に溶け込むと

月を少し隠し

薄ぼんやりした演出で
月をも彩る

 

そして次の朝

浮気な雲は

ぷかぷかと浮かんでる

そしらぬ顔でぷかぷか

のびたり縮んだり

厚くなったり薄くなったり

きっと意味など

いらないんだ




美術鑑賞

 
ある

有名な絵の中に塗り込められた
想い
覆い隠してしまいたかったのか?
間違いだと気がついたのか?
幾重にも塗り重ねられた
想い
きっと僕にも分かるだろう
たぶんそんなありふれた想い
感じるかい?
君にさえ
見えるかい?
目を閉じていても
永遠に

 

 

ええ感じるわ

わたしには幾重にも紡いだ

想いが

何ども何度も違った

色で

筆遣いで塗り込められているように

 

永遠に

この想いが消えてなくならないようにと

祈るように

抱(いだ)くように

大切に描かれたように



ねぇだから
目を閉じないで
感じてみせて

そっと感じてみて?

Christmas in the Songs


きっと君は来ないと言うよ
今年もやってくる
年に一度のスペシャルデイ
いつからだろう
聖なる夜に
ひとりぼっちが好きなのかい?
信じる夜に
去年のことをあれこれ嘆くなんてバカげているさ
誰が知るだろう?
誰もが知るのだろうか?
夢が叶う夜
たしかに
この星のどこかで粉雪が舞うよ
白い白いクリスマス
ツリーの上から
君を探し出そうとしてる
鈴の音はつづいて
今宵こそはと想いをこめる
争いごとはもうやめよう
たった一日
世界がひとつになる夜に
君がいて僕がいて
彼がいて彼女がいて
ヤツがいてあいつがいて
ママがいてパパがいて

メリーメリークリスマス
聴こえるだろう?
奇跡の夜が訪れる

 

ええ

聴こえるわ

奇跡の音楽、浮かれる聲が

 

メリーメリークリスマス

メリクリスマス

 

誰もが笑顔になる呪文

 

メリーメリークリスマス

 

今宵はわたしも上機嫌

ほろ酔い気分で参加する

 

んっ?

そんなに酔ってるのかって???

そうよ!

酔ってるの。

浮かれモードの雰囲気に

何よりあなたの魅力にねっ♪

 

好きなのよ

多分・・・

大好きなのよ

絶対!

 

メリーメリークリスマス

ハートも素直にしてくれる

聖なる夜に乾杯しましょう

ワガママなのはわかってる

今宵くらいは大目に見てね

 

メリーメリークリスマス

あなたのハートを独り占め

年に1度のサプライズ!


わたしから

あなたから

きっととどいたでしょう?


メリーメリークリスマス


 


フェイス


そむけないで!
顔を
誰か見ていてもいなくても
きっと同じこと
神様がいるかなんて知りやしないけど
君自身を裏切るコトなんてできなんだから

 

 

イヤ!

恐いのよとても
あなたを失いたくないの。

あの日から・・・

神様なんて信じないけど

息をつめ、怯えながら

飾った顔して生きてきたんですもの



同じように見えても

ずいぶんと異なる表情

右を向いて

左を向いて

期待通りじゃないにしても

自分自身で作り上げてきた表情

やがて正面

着飾ることのできない顔が

本当の君をのぞきこんでいるよ

 

僕が君の鏡になるから

さぁ

本当の君を映してごらん




Walking Man


「ここにはないな」
そう言うと君は歩き出した
これまで歩いてきた道のりを
ふりむきもせずに

「ここまで来たのに・・・」
僕は口にだそうとして
あわてて口をつぐむと
君の後ろ姿を見送りながら
「ここまでこれたね」
とつぶやいてみせた

 

「一体どこにあるんだろう?」

歩きながら君は呟いた

これまで歩いてきた道のりを

思い出しながら

 

「次はどこに行こう・・・」
そんなコト考えもせず

別の道を歩き出す君

 

「ここには何があったのか」

もうそんなコト

どうでもいいんだ

 

君は歩き続けた

ただ前だけを見据えて

しっかりした足取りで

 

そんな君の後ろ姿を

僕はまた目で追い続ける

 

決してふりむかない君にかわって

少しだけここに留まるように



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