目次
冬のブランコ
BLANCO3 A Cup Of Worid カップの中の世界
おはよう世界
冬の歌
空のグラデーション
Heart to Heart
コロコロモード
あらかるとメニュー
覗き込む目だま
昨日の小荷物
ふれあうカラダ 重なりあうコトバ
メビウスライン
突然の雨
肖像画
ランデブー
ひとつの空
夜の物語
伸ばした手
灯~とぼし~
blancoよりあなたへ~ありがとう(^◇^)
灯火
ちょっとした疾患
視線の先
もっともらしい問題
暗闇の中の真実
不思議の月
空へと流れる光
四角三角そして丸
紅い月に想う
君とのこと
白い答案用紙
冬の日のこと
変化
サウンドオブハート
美術鑑賞
Christmas in the Songs
フェイス
Walking Man
残心 
最終回
歩く
寒さのせい?
風の見える丘
ラッキースター
ノックノック!
風船
繰り返せないから
そうさ!そうだな!
そうして少しずつ こうして少しずつ
どうしてもと唱えながら進む僕
僕は君のママじゃないけれど
「今」
眠り
ボイコット
あたたかいぜ
ただいま!お帰り!
シアター
雨の日のリフレイン
本当のリアル
曖昧さ
淡い吐息
Bed Time Talk
道すがら
昨日までの距離
僕らのアングル
本当はそんなに遠くない地平線
昨日へとつづく道、明日へと進む道
靴音。
グローイン グローイン
Words
いつものように
Taste of Dreams
彩色
さくらぐみ
ふたりでひとりのblanco他作品
奥付
奥付

閉じる


<<最初から読む

12 / 79ページ

メビウスライン


トンネルが明るい空を一度隠して
沈み込んだ意識を解放する
白を目立たせるための黒
月と太陽
見上げるだけでは見えなくて
ときどき見下ろすために立ち止まる
明るい方へ
暗い方へ
いずれにしたって出口は同じ
隣り合わせの未来に反転しながら続いていく

 

 

私の心の表と裏

太陽の下の幸福な笑顔

闇夜での月の下での泣き顔

好きかもと茶化す子供じみた演出

愛していると単純な言葉を口にだせない現実

幸せな道のり

落ちてゆく儚さ

夢に描いた未来

手にいれた時間

どこにいて誰に抱かれても

結局は還るあなたへの想い

果てしなく続くであろう過去からの呪縛

 


飽くことのない期待はウラギリを知っている

求められない希望は真実を覆い隠していく

明日の明日

ここに還るように

僕らは耐えなくてはならないという

だから

進むべき道を知りながら

引き際を探し続ける





突然の雨


いつだって突然
雨は降りだして傘がない
天気予報なんて気にしない
そんなバカげた強がりも
こんな土砂降りには勝てやしない
いつだって突然
聞かされる方は
いつだって突然

 

そうなのかしら

ちゃんと予告はしていたわ

あなたのプライド邪魔をする

しっかりわたしを見てないからよ

雨は突然降り始めたワケじゃない


あらかじめ予約された偶然

驚く準備を忘れずに

ボクは手を伸ばしたのに

傘は閉じられたまま

 

幾度となくあなたに

触れようとした指先が

雨に濡れることを恐れる

 

だから今宵は

伸ばそうとしたわたしの手を

強く掴んで引き寄せて

そして

何も言わず冷めた目のまま

黙って抱き寄せてみて

 

天気予報も時には外れるわ


肖像画


君の肖像
花を飾ろう
たっぷりと絵の具をつけて
黄色い花がいいかな?
緑を少し加えようかな?
暖かく賑やか
思いを塗り込めるように

 

絵の中に閉じ込めるなんて

許せない

さっさと忘れてしまいなさいな

そんなことをしていたら

いつまで経っても独りのままよ

安心して あなたを空から見下ろせないわ


僕の肖像

枯れてしまった

花の後ろに忍び込ませた

想いをひとつ

願いをひとつ

誰かがいつか見つけられるように

 
 
本当は
消像ができあがるのが怖いのよ
 
あまりにもあなたの強い愛が、
その絵の中のわたしに注ぎ込まれ
わたしに良く似た わたしじゃない わたしに
あなたが心奪われるのが・・・
 
多分わたしは
わたし以外の人と あなたが恋をする以上に
天国から嫉妬するだろうから

ランデブー


君のいる方へ
泳ぎだした僕の視線
風に乗って
浮いたり沈んだり
言葉より先にたどりつく
うつむきながら微笑んだ君の瞳が
ゆっくりと浮かんで
やがて
交わる

 

なら!瞳を閉じてブロックしちゃえー!

泳ぐタイミングが遅いのよ

いつだって あなたは浮き沈み

もどかしいくらいに無口だし

真正面でみつめても

あなたに届かないから

わたし、

うつむいたのよ

わかるかしら?


慎重に選んだコトバの幾つかを

ひねりだすための深呼吸

もれ伝わる吐息で

いつだってすっかりバレている

だから僕は飲み込んだ

発せられる前に飲み込んだ

自分でさえ気づかぬうちに

 

なら、

おしゃべりなわたしが息もできないくらいに

あなたの閉じた唇を 熱いKISSで解き放しましょう

 

そうしたらキットあなたは

わたしが知ってるペテン師以上に

 愛を語る術(すべ)を知るわ

 

そう、

今度はわたしが苦しむ番ね

 

今まであなたが わたしに抱(いだ)いた以上の嫉妬と共に・・・


 


ひとつの空


少しずつ閉じていく空
君と肩よせ見上げていた
いつからこうしていただろう?
いつまでこうしてられるかな?
沈み込んだベッドの底から
君は見上げて言った

 


少しずつ開かれた心と身体

本当は空など見ていないのに

あなたは何もわかっちゃいない

わたしが見上げるのは

その空にある薄ぼんやりとした月

闇の中のあなたのような存在



近づくのか離れるのか

分かり合うのか分かり合えないのか

天秤にかけられた想いは

君の髪をすべって

床に落ちてしまった

雫に浮かぶ月を

僕は見上げるように見おろした

 

 

深く考えるコトなどなかったのだ

あなたと今こうしているコトが全てなのだから

 

ベッドの奥深く

わたしの肉体とかわって沈み込んだあなたの顔を

わたしは見つめるように見おろした

 



読者登録

blancoさんの更新情報・新作情報をメールで受取りますか?(読者登録について