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2012/02/03

 
ジェームズ・ジョイス「ユリシーズ」
実家にしばらく滞在しておりまして、そこで40年ほど一度も外箱から出されていない、
世界文学全集から引っ張り出したものですが、まー、
読めたものじゃなかったです。

翻訳ものは、ただでさえ日本語がヤバイのに、
20世紀文学にものすごい影響を与えたというジョイスのいろいろな技法を、
原典の雰囲気を出そうとしてあれこれと無益な工夫を重ねて、
ちょうど、落語の「寝床浄瑠璃」でいうところの、
複雑な節回しを複雑に外して聞かせる――的な、ま、こ、と、にひどいものが出来上がったため、
まず、現代っ子には読めません。

ジョイスの試みた様々な技法は、
月報で、丸谷才一が、「今ではありふれた技法」と言ってましたけど、
今のはもっと洗練されていますし、日本の作家も上手に書いていますので、
その発端たる問題作を、翻訳で今読んでも、
うう。
となるばかりでした。

内的独白でしたか、
あたくしの読んだ、わずかな英語の小説でも、普通に使われてた技法が、
この小説で始まったというのは、確かに、
「世界文学全集」
に含まれるにふさわしいですが、まー、でも、今読んでも仕方ない気がします。

ちなみに「ユリシーズ」の物語は、
アイルランド・ダブリンにおいて、三十路の若い男が、悶々としながら一日を過して家に帰る。
というだけの話です。
途中で、若い女がパンツを見せつけるので、こちらは自慰行為&射精で応酬する、
というヘンタイ行為があるほかは、
今では読めたものではない、さまざまな小説技法が試されている、
――その程度を記憶しておけば良いかなあと、思いました。
 
とはいえ、長編を書くに当って、
並々ならぬ意欲を持つのは、当然なんだろうなあと、
自分の長編、実は何を描くのかを考えていないんじゃまいか、
それで短編ほどうまく書けないと嘆くのはばか丸出しだったのじゃまいかと、
読めたものじゃなかった超大作を書棚に戻して、ぼうぜん。
(読めたものじゃないという感想を抱いたのは、別に良い)

 

2012/02/01

掲載中
岐路の一答」「記憶した初恋の惑溺
てきすぽどーじん4号120年」 3号小説作法柳多留もどき」「老後
恋愛模様 石川春奈 佐々木里香 村芝健司
◆ツイッター小説「飽きるまで」(230迄:2012-01-24)


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2012/02/01
上に、掲載中の短編などを整理して、並べてみました。
あんまりパブーには載せていないつもりでしたが、けっこうありました。

創聖のアクエリオン
全話。
結局、中途半端なマクロス。キャラクタデザインが好かなかったので、最後まで何だか好かなかった。

味方のA勢力と、敵のB勢力の戦いを描くとして、
結末は要するに、Aの勝利、Aの敗北、どっちも勝利(和解)、どっちも敗北(破滅)になるしかないと思われ、
単純なAの勝利では、物語的に満たされないので、
だいたいの場合、第三勢力を投入して、和解か、破滅を描くことになります。
で、そういうものは、すでにありふれているので、
「まさか、あいつらが……」
と驚かれても、眺めている側は、初体験の登場人物ほどには、驚くことはない。
というわけで、この際、単純なAの勝利を描く物語があっても良いのかなあと思いました。

映画「高瀬舟」
森鴎外の短編を小一時間の映画にした逸品。
それにしても、こんな映画があったのかと驚くほどに、地味。
原作に忠実であり、とにかく静かで、見ている側の気を引くような場面も無い。
そのくせ、市民生活を描くエキストラの数は多く、役者も見事であって、
なんて贅沢な映画だと感心するばかり。
つくられたのは、1987年。
バブル絶頂期ということで、このころは、時代劇に金を使えたのかなあと、ぼんやり。
時代劇が滅んだ今じゃ、もう絶対につくることができない。



2012/01/31

 
山手樹一郎「遠山の金さん」
山手さんの「金さん!」と感激して読み始めたものの、
金さんが颯爽と登場する第1章以外は、退屈だった。
謎解き時代劇は、あたくしは好かない。山手さんの良さが消えてしまう。

長編作法。
そもそも、書き方が定まっていない。
文体を摑み得ないものは、やはり駄目だ。
というわけで、100枚くらいになった第一章を、3割方減らすという方針で読み返し。
 

2012/01/25 (「木屋瀬川合戦」作後記)

 
「木屋瀬川合戦」という短編を書きました。
いずれ、山田佳枝さん主催の、「北九州短編集」の中に入るはずです。

「北九州短編集をやるよー」
と、呼びかけがあったので、
「じゃあとりあえず、八幡西区担当で」
と手を上げてみて、一度も近寄ったことすらない場所のことを、どうして書いたら良いのか、
ていうか書きたいと思うことがらが特に思いつかず、
しかし、短編は、何か興味を引く素材・主題が無い限り書くこともできないあたくしの筆法であってみれば、
何かおもしろい話の種は無いか、
八幡西区の黒崎を調べ、長崎街道を調べ、炭鉱を調べ、海岸への道を調べ、
あれこれ検索しまくった挙句、ひとつの奇書にたどり着き、それをもとに一編書けた次第。
いやはや。
種はいくらでもありますね。

吉川英治の珍しい、小説作法講座の中で、
「種本として、各種随筆に当ってみるのが良い」
というのがありまして、
これからは、そちらの方面へどしどし踏み込んで行かねばなるまいなあと、ぼんやり。
そうすると、古本屋よりも、当今は電子アーカイブスの方が安価で頼りになるので、
何かひとつ、電子リーダーを買ってみるのも良いのかなあと思ったり。
 

2012/01/16

あー。

柴田錬三郎「南国群狼伝 続・赤い影法師」
忍者小説の名品「赤い影法師」に続編があったのか、と感激して購入、
わくわくしながら読んだところ、期待はずれ。
シバレンも、半ば頃から自分で飽きていた感。
冒頭、「ゆめおとこ」のくだりは良かったものの、剣客二人の対立が出てきたあたりで、
シバレン自身「あ、やっちまった」と思っていたんじゃないか。
最後、影が自分で「何にも出来なかったなあ」と述懐していたところで、作者の苦笑が浮んで見えた。
そういう「むらっ気」あるシバレンも好きだから、失敗作でも良かった。

夢野久作「ドグラ・マグラ」
昭和10年の作というので、その点はすごいと思うたけれど、今読めばそれほどの驚きは無い。
精神病患者の手記やら、異常殺人犯の調査書なども、普通に読むことが出来る。
前半、自分でハードルを上げまくって、様々な趣向を凝らしまくっていたけれど、
それも、今じゃ、もっとすごいことを読んでいるので、驚きはなし。
着地点をどうするんだろうと思って、後半を読んでいると、
今となっては普通の推理・ミステリー小説になっていたので、おもしろかった。
前半部分の、病的な表現、執拗な書きぶりについては、
ネットなどで書き散らされている、
「すごい創作をしたつもりになっている読めたものじゃない小説」たちに、
突きつけてあげたいと思うた。

映画「必死剣 鳥刺し」
素敵。あたくしの好きな、一昔前の時代劇だったので、映画館で見なかったことを後悔した。
「たそがれ清兵衛」が、どちらかといえば、あたくしの好かない人情時代劇だったので、
山田洋次監督の時代劇は、まー良いや、と思うてたけれど、管見を反省。
それにしても、池脇千鶴は強すぎる。
主役と並んで池脇さんが勝ってしまう、ように見えたのはあたくしが池脇千鶴ファンだからかもしれない。
最後、子供を抱く池脇さんの一枚絵はすばらしい。
(でも冒頭、能を見たあとで拍手喝采が起きるのは、絶対におかしい)


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