目次
□掲載中・連絡先
あやまり堂日記 in パブー(2015年03月)
2015/03/30
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あやまり堂日記 in パブー(2015年02月)
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あやまり堂日記 in パブー(2015年01月)
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2014/12/01(最終ゼミ)
あやまり堂日記 in パブー(2014年11月)
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2014/09/03(湿潤西遊記3)
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あやまり堂日記 in パブー(2014年02月)
2014/02/20(「朝のブルジョワジ」作後贅言)
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2014/02/10(大雪記・てきすとぽいオフ会)
2014/02/03
あやまり堂日記 in パブー(2014年01月)
2014/01/28
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2014/01/10
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あやまり堂日記 in パブー(2013年12月)
2013/12/25
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2013/12/12 (マレーシア訪問記3・完結編)
あやまり堂日記 in パブー(2013年11月)
2013/11/28
2013/11/26
2013/11/22
2013/11/18 (あらすじの書き方)
2013/11/15 (マレーシア感想2)
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あやまり堂日記 in パブー(2013年10月)
2013/10/29
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あやまり堂日記 in パブー(2013年09月)
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2013/09/19
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あやまり堂日記 in パブー(2013年08月)
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2013/08/22(熱中症の記その3・終)
2013/08/21(熱中症の記その2)
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あやまり堂日記 in パブー(2012年09月)
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あやまり堂日記 in パブー(2012年08月)
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あやまり堂日記 in パブー(2012年07月)
2012/07/30
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あやまり堂日記 in パブー(2012年06月)
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2011/12/12
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2011/07/12
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2011/07/07
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1月1日~
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2011/09/06(広島旅行日記・上)


 夏毎に一景ずつ訪れる日本三景、残すは安芸の宮島ばかりと、いよいよ三景到達を志した九月の初頭、のろまの台風がなかなか消え去らず、出発当日にも未だ日本海へ抜けきらぬとの報にいささか躊躇の念も起きるが、否ここで三年越しの宿願を断ってなるものかと、持前の楽観論とともに朝七時二十六分の渥美線に乗って西を目指す。

 小雨降るも、自転車で駅へ向うにさほど苦しからぬ量であってみれば、台風既に過ぎたり、我が計画に狂い無しと誇らかに東海道線に乗ったところ、岡崎、刈谷と過ぎるうちに激しき雨の降る車窓、いくらか不安を覚えるが、なに、電車は米原まで乗ったまま。読むべき本も資料もあれば、多少遅れようが構うものかと思った矢先、金山駅の手前で列車が止って動かず。それから名古屋を出るまでに三十分を要する。

 結局遅延三十分の十時十五分に米原着。とはいえ京阪の大都会を貫いて走る関西本線。三十分遅れれば三十分後の快速にそのまま接続する頼もしさに、旅の幸先の良さよと思うが、真に幸先良い旅であれば遅延自体するものでなく、後に我が浅はかさを悔やむこととなる。

 快速に乗ったまま、途中、岐阜山中の豪雨に気後れするも、持参の資料で短編をひとつ書いて姫路に到着したのは十三時過ぎ。十分少々遅れたが、この先も大したことはあるまいと、城を見に行く。この時には雨も止んでおり、上々の気分。

 名高い姫路城は大修理の最中と知っていたが、大きな天守閣を覆う、さらに巨大な修理幕こそ見たければ、駅前より商店街を突っ切って、その巨大な箱のごとき構造物を拝む。姫路城を見るのは初めてで、箱を見ただけとはいえ、規模に感心せずにはいられない。丘陵上に築かれており、町からは白鷺の城全体を見上げる恰好、今でこそ広壮建築など見慣れたが、昔の人にはさぞ驚異に映り、且つ領民には誇らしかったであろうと思う。それとともに、TV時代劇の「江戸城」は、違いすぎるではないかとあきれる。

 二時近ければ「えきそば」で肉うどんを食し、十四時四分の相生行を待つ。まことに予定どおりで、これに乗って、幾つか乗り継いで行くことで、十九時前に広島駅へ到着できるぞと算段するのも頼もしい気分。

 だが十四時四分の相生行が駅ホームへ入ったのは、定刻から十分ほど遅れてのことで、姫路始発の列車のため、座席へ割り込めたが、そこから出発までさらに三十分動かず、大坂方面から来る関西本線を二つほど待つ間、大雨のため列車は減速運転している旨、いくども放送を聞き、暗澹とする。しかし未だ昼過ぎのこと、いよいよ列車が止れば、相生でも、岡山でも、新幹線に乗れば良かろうと高をくくって、「申訳御座いません、申訳御座いません」を繰り返す若い女性駅員の声を聞きつつ、短編の読み返しと修正を行って時間をつぶす。

 結局、出発の遅れどおりに相生への到着も三十分ほどの遅れ。とはいえここでも先の米原と同様、幾らも待つことなく乗り換えの岡山行が来るとの報に、さすがは日本の鉄道会社だと、我が仕事でなけれども誇らしく、新幹線に乗ることなど考えもせずに到着した普通列車に乗り込み、ほとんど強引に席も確保、これでどれだけ遅れても安泰なりと、いよいよ次の長編の計画を書き始めるが、いつまで経っても列車は発車せず。例のごとく、後続列車接続のため――と一時間ほども止っているうち、列車はたいへんな混雑、こちらは席に腰かけたままのんきに小説の構想を続けていたものの、心地良いはずもなく、新幹線にすれば良かったと悔やむもすでに遅く、相生を出た列車は、たいへんな低速運転で、一駅間をあきれるほどの時間をかけて走り、しかも窓の外、やがて雨は激しくなる一方、三駅、四駅を一時間以上かけて進んだ挙句、列車はとうとうトンネル内で立往生する始末。電話もつながらぬ中で、乗客全員、途方に暮れる。さらにはどこからか雨漏りがして床が濡れ、閉口する。

 やがて小説の構想が思うように行かぬこともあって、さすがにこちらの頭もおかしくなって来た矢先、あまりに退屈したらしい、席の前の立ち客が会話を始めた。見知らぬ者どうしの会話は、さすがに関西を旅しているなと思わせる。

 男客の首に巻いていた、四国八十八カ所巡礼のタオルに、退屈な婆さんが、「四国へ行くのか」と尋ねたところ、「いや、実は」と、仕事を辞めた兄弟が、これからのことを思案すべく、宮島参詣を志しているところだとの返。兄は二十九で、同行の弟は二十三。弟は、兄にそそのかされて仕事を辞めたらしい。
「人の下で働けないんですよ」と兄は笑い、話し掛けた婆さん、おばさんの住む岡山、和歌山辺の百姓事情を聞いていた。兄はまた、備前焼にも興味を示し、「三十五までは、とりあえず好きなことをしようかなって」と言う。その間の資金は、不本意な仕事を通じて貯めたと誇り、その仕事は、地震の調査だと言っていた。地質調査のことか。三月十一日、千葉県にてその調査を行っていたところ、本当の地震に遭遇したと説明。これから兄弟で何か商売を始めるつもりらしく、宮島で何か天啓を得るつもりか。いずれにしても兄弟の仲の良さを、ばあさんたちはしきりに感心する。

 話し掛けた一人は、田舎の物持の出のようで、手相や顔などで人の運勢を見る商売をしているらしい。妙な人もいるものだと思う一方、その目に兄弟は何と見えたのであろうと興味を引かれたが、その中年女性の孫に当る高校生が、バンドを志しているらしく、自作音楽CDを送ってきたものの聞くに堪えなかったと嘆いていた。このおばさん、身内の運勢さえ見られないのだから、運勢鑑定も、大したことあるまい。兄弟も、「音楽はたいへんですよね」と半ば同情していた。我が小説志望は如何と思うも、言葉はかけず。

 途中、堤の上近くまで濁流が迫っている川を見て、なるほど低速もやむを得まいと思いつつ、とにかく動かない列車に嘆息し、結局二時間三十分遅れて、列車は岡山へ到着した。十八時前だったから、こちらの計画からすれば三時間の遅延である。

 列車はそのまま岡山の先、三原まで一時間半かけて行くはずであったが岡山止りとなる。もとよりそのまま乗り続ける気力は無く、駅前の金券ショップで三百五十円安いだけの切符を買い、新幹線に乗る。五千円。

 鈍行で三時間かかるところ、新幹線ひかりレールスターで四十五分。予定どおり七時前に広島駅へ到着。新幹線はいっさい遅れることなく、「さすがは日本の鉄道会社だ」と、今度こそ感心する。
 広島は、戦国末期に毛利氏が城を築いたことで成立した町であり、計画的に設計された都市である点、昨年訪れた仙台と似た雰囲気を有していた。広大な東北の首府としての仙台と、広大な中国地方の首府たる広島と、都市の立ち位置も似ており、駅に着くや、広島カープの野球ユニホーム姿を多く見かけた点も似ていた。駅の近くに職場たる会社ビルと、住宅マンション、さらに商業地区とが近接している点も同様であった。

 夜は広島焼。

 ホテルにあった案内パンフレットに「広島焼き共和国」なる建物のあることを知り、そこへホテルの自転車を借りて出向く。ビルの二階から四階に、広島焼きの店舗が密集しており、どこで喰うべきか呻吟する。全部見て回ると、なるほど客のいる店には大勢がおり、無人の店はあくまでも無人であったから、それに倣い、客がチラホラいて、サイン色紙がべたべたと並んでいる店を選ぶ。注文は基本の、豚玉そば。薄く焼いた小麦粉生地の上に、キャベツ、もやし、豚肉をぎゅうぎゅうと押し潰して乗せて、焼きそば、そして卵。単純なものだけれど、おたふくソースをたっぷりとかけて喰う。地元のサラリーマンが一味を振りかけていたので、それに倣って喰ったところ、ビールが二杯必要となった。


2011/09/07(広島旅行日記・下)


 翌日朝九時、市電に乗って宮島を目指す。

  広島の市電は実によく整備されており、錯綜する路線も豊橋の粗末なものとは比較できぬほど。駅と駅の間隔が短く、利用者には便利なものであろう。二十分ほ ど乗った後、西広島駅で、そのまま宮島路線へ入る。昔は、市電と宮島線とは別々であったと思われ、宮島線のいくつかの駅で、今は使われぬホームが遺されて いた。

 終点の二つ三つ手前から車窓に海が広がり、彼方に朱色の鳥居が見えていよいよ心は浮き立ったが、黒々と、海をふさぐような宮島の大きさに較べて鳥居はいかにも小さく、あんな程度だったのかと、意外に思う。

  JRのフェリーに乗り、鳥居を海上より望む。やはり小さく見えた。朱色の鳥居が、想像していたより明るすぎるようにも感じられ(オレンジ色!)、だいぶん 脳内で美化していたのだなと思う。日本三景、他の二つはいずれも自然の妙景であり、厳島神社のみ人工物であるから、所詮人工は、天然には及ばぬものかとひ ねくれる。

 ところで、愛知県の高校生は、多くの場合修学旅行で、宮島を訪れるらしい。宮島、倉敷、姫路城。あたくしは、いずれも今度の旅で初めてである。

  宮島に鹿がいることも知らず、のんきに陽向を闊歩する鹿を見るのは好ましかった。奈良の鹿は人を人と思っていないが、こちらはやさしい気性。子供も安心し て触れ得る(尤も島内あちこちの看板には、餌やるな触れるな近づくな、とある)。海沿い、鳥居を背景に座る鹿の写真を何枚も撮る。

 この日の干潮は八時半ごろで、到着した時間にも、脛を濡らせば鳥居まで歩いて行けるほどに潮が引いており、幾人か、ばしゃばしゃと歩いて渡っている連中がいた。留学生と覚しき一団もあって、楽しそう。

  神社は、潮がある程度入ってからの方が、見応えがあるはずと、先に島内を見る。「清盛神社」があると看板を便りに行けば、ささやかな社に過ぎず、しかも周 辺を公園にでもしようというのか、工事車両が入っていて、落胆する。吉川英治の句「君よ今昔の感如何」をしきりに思う。

  軒を連ねる土産物店を見、名物の杓文字やら愚にも付かぬキーホルダーを買うべきかを悩んだ挙句、要らぬと結論、そうなると牡蛎も食えぬから別段見るべきも のもなし、パンフレットにあった穴子丼を食うべきか悩んだ挙句、喰って、想像通りの味に憮然とする。千畳閣なる、安土桃山時代の建物にやや愁眉を開くも、 続いて訪れた宝物殿の大部屋に並ぶ欠けた瓦や、刀剣、甲冑の並ぶ貧弱さに落胆。奥に厳めしく陳列された平家納経を見て、これはと感心したところ「複製」と あり、何でこれに金を取るのだと憤慨する。

 潮がだいぶ満ちてきたので、午後二時、厳島神社へ。満潮は三時半とのことだが、鳥居はすでに水没。やはり朱の鳥居は海中にあると映える。日本三景たる景観は、瀬戸内海の自然を含んでこそ、その価値があると思う。厳島神社は、大自然に添える点描に過ぎぬ。

  神社は、平安時代の寝殿造で建てられているという。朱色と白とで彩色された建物は、ある程度離れると美しいが、中へ入ってみるとあまりに殺風景であって驚 く。確かに平安様式には、禅風の味わいも、桃山、狩野の豪快な色彩もない。畳さえほとんど敷かれないわけで、後代の多様な芸術を見てしまうと、寝殿造はあ まりに味気ない。やはり海、山、月など自然の風趣をそこから見る必要があるが、ことさらそこを賞賛すべきものでもあるまい。ただ、日本人の美意識は、その ようにして育まれてきたのだろうと想像する。

  厳島神社より鳥居を見つめていると、ちょうどその視線の先の中国山地に、いかがわしくも悪趣味な、日本的な美意識のかけらも持たない、白い建物が目に入 る。厳島神社を見に来た者へ見せつけようとする俗悪な構造物は、愚かな邪教徒のはしゃぎようを想像させて(指導者の美意識からすれば邪教に決っている)、 見るたび不愉快千万であった。あの建造を阻止できなかった点、日本人の美意識は無自覚なものと断定できる。いずれにしても、斯くの如き俗臭芬々の愚の象 徴、ユネスコでも何でも良いから、だれか破却してくれぬものかと思う。

 宮島より広島市内へは高速船で戻る。世界遺産航路という、宮島と原爆ドームとを結ぶ船旅。乗客わずか二名を乗せて、二時半出港。

  走り出すとたちまち鳥居は見えなくなったが、後部デッキで風を受ける爽快さは筆舌に尽くせない。意味もなく叫び、風と波しぶきを浴びる小一時間の船旅は一 瞬であった。天候も良く、台風直後とはいえ瀬戸内は穏やかで、川の水位こそ高くて、橋梁に頭をぶつけそうなほどであったが、とにかく近ごろもっとも爽快な うちに原爆ドーム前へ到着した。

 原爆ドーム。

 世界遺産、人類の負の遺産――とはいえ、平和資料館等、原爆関連施設にはいっさい興味が無く、原爆ドームは意外と小さいのだなあと思い、また、周辺は今で こそ公園だが、昔は繁華街の中心だったのだなと想像するばかり。ドームのすぐ傍に小さな噴水があり、日本の噴水の中では、西洋のそれに似て違和感なく、そ こにあったように思うのは蓋し、西洋の公園の持つ押しつけがましさに似た空気が、原爆ドーム公園に存在しているのであろう。象徴の存在。

 原爆投下より六十六年。ドームの前で、初老の男性から、平和資料館の場所を尋ねられ、地図を示したが、彼とて、戦争を直接知ることは無いのだと茫然とする。ましてあたくしは、戦争の二つ後の世代である。

 南北朝時代を調べつつ、人はどの程度、過去の戦乱を記憶しているのか、戦争の記憶といったものを受け継いでいるのか考え、結局、あんまり覚えてはいないのだろうなあとぼんやりする。
 この旅では自然の妙趣の前に、人工のむなしさ、非力さを思った最後に、原爆という人為の最たるものを見たことになる。
 その後、古書店で谷崎潤一郎「乱菊物語」を購入。播州辺が舞台だからちょうど良い。
 二日目の夕食は、広島の名物だという汁なし担々麺。ネットで見つけた竜胆という評判の店では「汁なし」とわざわざ断っていなかった。美味。

  その後、土産物を購入しようと、ネットで見つけたスーパーへ立ち寄ったところ業務用スーパーであり、土産になるもの一切なし。わずかに広島焼き用の小麦粉 があったが、そんなものをどうするのだと、慌てて天満屋というデパートの地下を物色。八朔ゼリーや「はるか」の瓶ジュース、広島レモンサイダーをいそいそ と購入、その重さに、買ってから愕然とする。

 三日目、帰路。

 朝八時過ぎの列車に乗って順調に岡山県へ入り、倉敷で途中下車する。

「列車、二分遅れてたいへんご迷惑をおかけしました」と言われて、一昨日は二時間半だったなあと遠い目をする。

  倉敷駅でコインロッカーへ、手にした大荷物を入れようとしたが小銭が足りないため憤然として持ったまま歩く。倉敷の古い町並は、感心すべきものであるが、 歴史物語にはあまり関連しないので興味も覚えず、大荷物を提げてぐるぐる見て回り、有名な、桃太郎絵の吉備団子を売る店で違う和菓子を購入、十一時半ごろ には紡織工場跡で昼食のステーキ丼と倉敷ビールを賞美し、慌ただしく昼の列車へ乗る。

  倉敷から岡山、相生、そして姫路へ。姫路へ向う車内でこの旅日記を書き始めたが、途中、蚊が飛んできたため、こちらへ食いついたら即座に仕留めようと手ぐ すねを引いていたら、隣で居眠りをするおっさんの腕へ食いついた。見知らぬおっさんをひっぱたくわけにも行かず、といって追い払ってやる義理も無いから観 察していると、蚊は実に三分以上かけてゆるゆると血を吸った挙句、大きく膨れた腹でよたよたと飛んで行った。あれだけ吸えば余人の血を吸う必要もあるま い。それにしても、存外長い時間吸っているのだなあと感心する。蚊が離れて十数秒して、おっさんは目覚め、腕をボリボリ掻いてまた居眠った。さらに数分後 に起きて、ボリボリ掻いていたが、それきり掻かなくなったから、割とすぐに痒みは引いたのだろう。

 姫路駅で、米原への快速待ち十分少々。駅ビルの和菓子屋で「白鷺の月」なる銘菓を購入、車内でいそいそと食べたところ、見た目といい味といい、仙台銘菓「萩の月」であった。というより萩の月の方が、生地がやわらかく、中身がうまく、好ましいから、何とも言えず愚かしい気持になる。

 米原へ定刻着。大垣行に乗る。この車内で、考え苦しんでいた長編の構想をまとめ、人物名も仮に定める。

  大垣駅へ到着寸前、夕景を映す窓に、血膨れた蚊が止っていることに気づく。細く折りたたんだ足を時おり持ち上げているところからして、生きているようだ が、どこから来て、いつまで留まっているのか訝しむ。米原で入り込み、大垣まで来た蚊は、人の血をどこへ届けるのであろうか。あるいは折り返し電車で米原 へ帰るつもりか。生憎、列車は車庫へ入るとのこと。

  大垣で乗り換えて岐阜で下車、夕食。岐阜は、愛知県の人間にしてみると近すぎて訪れることの稀な場所であって、まして駅ビルなど立ち寄ることはない。即 ち、駅ビルでラーメンを食す。凡。「一徹」なる店名であったが、だいたいにして、ラーメンに頑固一徹、こだわりの味を標榜する店は大したものではない。

 食後、快速に飛び乗って、家路を急ぐ。豊橋着は十九時五十分ごろ、ここでも「先行列車遅れのため、四分遅れましたこと申訳御座いませんでした」と放送が入って苦笑する。

 帰宅は八時過ぎ。こちらは予定より早かった。

 以下余談。

 広島と仙台の都市の似たことを記したが、一点、女性の美しさについては、断然、仙台が勝るように思われた。偶々見かけた人のみで言うだけであるが、服装の趣味といい、みちのく美人の方が、好ましかった。


2011/09/02

 
読み返せば、まー、それほどつまらないこともないのだけれど、
ふと吉川英治を読めば、まー、ひどい。

長編は、純粋に、面白くなかったのだと判断。
慢心を抹殺して、
一から誠心込めて、構想しようと思いました。

2011/09/01

【掲載中】
☆記憶した初恋の惑溺
てきすぽどーじん第3号 「小説作法柳多留もどき」「老後
◇恋愛模様 石川春奈
◇恋愛模様 佐々木里香
◇恋愛模様 村芝健司
◆ツイッター小説「飽きるまで」(217まで:2011-07-25)

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そういうわけで、割とおもしろく書けたと思っていた長編が、
「どっちつかず」
と一刀両断の返り討ちに遭ったため、どうしようかと悩む今日この頃。

その前に、
http://logoon.org/
というところで、あたくしの小説を入力、文体診断をしたところ、
「吉川英治先生があなたの味方です。がんばってください。」
と言われて随喜しました。
一致指数81.3。

そういったところで、あたくしの長編計画ですが。
どうやら岐路に立っているような……?
すなわち、「どっちつかず」と斬捨てられた方面へめげずに立ち向かうか、
ラノベ要素はやはり無理だったのだとあきらめ、時代小説の淵へ重々しく分け入るか。

広島行は今度の日曜なので、
あと二日で結論を出して、新たなものを書き出したいと思いつつ、
果たして二者択一なのかしらと思わないでもない。
ひとまず、長編を「どっちつかず」の視点を持って、読み返してみなきゃ。
 

あやまり堂日記 in テキスポ (2011年09月)

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2011/09/28
パブーの作家検索は、プロフィール欄の文句にもキッチリ反応する模様です。
というわけで、パブーを利用されてる方は、プロフィールの片隅にでも、「テキスポ」と入れていただくと、すみやかに見つけられるっぽいです。読者登録もできますし。

2011/09/27
テキスポがぶっこわれて、ある程度は復旧しました。
めでたいような、
でも結局は危ういままなので、大してめでたくもないかもしれません。
まー、でも何といっても、運営がほとんど不在の状況で、ユーザーが勝手に動き回っているところから、
こういう、独特のテキスポ風土が育まれているのかもしれず、
(運営がきびきびバリバリ動いてるパブーなんかでは、絶対にこんな空気にならない)
とりあえず、仕方ないですね。

仕方ないといえば、二次落ちしていた「えんため大賞」の評価表が不意に届きまして、
そういうものは無いのだと思っていたところ、かなり詳細な評価が届いて、喜ばしく思いました。
「商業性」なんて項目があったり(5点満点中2点)、「人物」のところで「こういうキャラクターで、しかも一人称でないものは、十代の読者には目新しいか もしれない」なんて評価があったりして、ラノベを読まずにラノベを書いてた身には、たいへん目新しい視点となりました(一人称なんて、純文学方面でしか読 まないので……)。
それから、「学園物というより、勧善懲悪物だから、作品背景がしっかりしていなければならない」なんて助言も、あたくしにはたいへん得難いものでした。
(評価表的には、スーパーダッシュ文庫よりも良質かもしれません。カラー印刷でしたし……ただ、えんための場合、一次落ちだと貰えないっぽい)
とりあえず、色んなところに出してみるのが良いですね。

総体に好意的に書いてあり、
「なんだ、もうちょっと、ラノベ方面を書いてみるかなあ」
と思わせてくれました。

とか言いつつ、今川了俊の長編時代劇はようやく10枚目。
なかなか進まない。。。
(ちゅか、小説修行として、愚かしくも大変な迂路を通っている気がしてきた)

2011/09/20
というわけで今日、誕生日。
昨日は、あたくしの誕生日を祝うのだと、実家の両親に誘われ、ともに松茸を食いに行ったのですが、
あたくしはキノコ嫌いなので、単に両親が食いたかっただけなのでした。
敬老の日ですね。

それでまあ、誕生日なので、あたくしはささやかに、いつもの古書店へ行き、
中世鎌倉、中世京都についての本を購入。
新しい長編も書き出して、相変らずの三十路街道。
文体が悪いわけじゃない――と思い直しました。
(単に、内容がつまらないのだ!)

2011/09/15
この際、PSPを買ってみようかと思いつきました。
昨日だったか記者発表してたPSP後継機の評判もよろしくないですし、PSPならエウレカゲームもあるし(評判良くないけど)、マクロスのゲームもあるし。
ゲームは割とすぐに飽きてしまうので、短くて、つまらないやつでも存外、あたくしには充分だと思ったり。
(でもPSPっていろいろ種類があって、わけがわかりませぬ。。。)
まー、いつになるやら知りませんが、PSP後継機が出る年末ごろに買いたいかなあ。。。

そんなこんなで、そろそろ、11月3日の文学フリマに向けて「てきすぽどーじん第4号」の準備を開始しようと思いました。

2011/09/12
だんだんとテキスポ日記も稀になっていますが、何か、自由気ままに書いておきます。

■欲しいもの。
PS2。
……2です。
でもせっかくなら「3」のすごいのをやってみたいですし、何よりマクロスFの映画ブルーレイのゲームをやってみたいのですが、2で出ている、エウレカセブンのゲームがやってみたいのです(と、何年思い焦がれているのやら)。
そのくせ実際にやってみると、小説書いてた方が楽しいやと、すぐに飽きてしまうのですけど。
年末に、PSPの後継機が出るというので、そこでPS2のゲームがやれるかも、という情報が出てましたが、どうやら「PS1」のゲームとのことだと書いてあったので、がっかり。
PS3初期型は「2」との互換があったのに、その後のものは無くしやがって。

■訪れたい場所
十津川。
太平記をやろうというのなら、訪れないわけには行かない場所。できればバスで、延々と旅してみたい。「遠いなあ」という実感が欲しい。
この前の台風で、たいへんなことになったようですけど。

■読んだ本
……阿川弘之の後、何を読んだっけ?
石川淳選集 「天馬賦 武運 見る前に憎め」ほか
だんだんと飽きてきた。特に戯曲は、かれの小説をさらに誇張しているふうがあって、何本も読まなくて良いやと思わせる。小説の方が良いけど、同工異曲の感じも強い。

谷崎潤一郎 中公版日本文学全集
「少年」「刺青」の辺は、あんなふうに陶酔することがないので、好きになれない。
「蓼食う虫」のぐだぐだ感。再読のような気もするが思い出せない。とりあえず、解説の鬱陶しさよと思う。でも一昔前の「文学者」って、だいたいあんなこと を抜かして解説してた気がする。。。今じゃとても読めたものじゃない。ともかく、本編の内容といい、何よりあの終り方では、今時じゃ絶対に認められないの じゃまいか。
「春琴抄」こちらは確かに再読。でもどこで読んだのやら。ラノベが頭をよぎる。
※追記:解説は円地文子でした。谷崎マニアですからああいう文章になるのですね。。。

■書いている話
橘俊綱の70枚を修正中。枚数を詰めるだけ。書ききって、年末締切の九州さがへ、さっさと出してしまおう。
ほかに、広島旅行の往復で、正徹「なぐさめ草」をもとに短編。日本の古典で、知られていないもの(あたくしの知らないもの)は幾らでもあるなあと感心。ちなみにこれは、室町時代小説の史料として持参したもの。
学ぶべきことが多すぎて呆れる。
今川了俊の晩年で長編計画、と計画を書いても途中放棄する懸念が無くなってきました。

■時事ネタ
フジテレビの韓国アイドルゴリ推しについて
東京へ行った時、電車内で、カラのゴーゴーサマーをヘッドフォンからあふれさせてた青年がいたから、完全な無理推しではないのだと思ってる。

政治方面
政治家的な人はそういう自覚を持ち、できるだけ何もしないで欲しい。
昨日の「ダッシュ村」で、TOKIOの人が被爆地へ入って、復活へ動き出してた姿に感動。

AKBファンのおっさんが、AKBの子がCMしてる下着屋を訪れ、粗品目当てにブラジャーを購入して一般人を不愉快にさせた件
今度、ジャカルタ48が出来るそうです。東南アジアの女の子も「かわいい」に憧れる傾向にあるので人気が出るはず。。。でも東南アジアの男は、日本ほど「成熟」してない気がするので、そっち方面は、どうなんだろう?
 


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