2014/11/19
修論はほぼ出来上がり。第三稿。
当初102枚だったのを、96枚に減らしたので、
「おわりに」の部分をもうちと書き足したい。
でも本論部分は、もうこれで充分でしょう。
それにしても、キリシタン史、いろいろ勉強いたしました。
キリスト教がらみでわからんことがあったら何でも聞いて下さい。
調べますので。
と言うくらいの気持です。
でもあれです、キリシタン史研究というのは、けっこう、歪んでますね。
研究者自身の信仰が入り込みますので、評価も難しいところがあります。
そんなこんなで、博士課程でもそんなことを続けつつ、
もう一つの軸として、ちょっと時代をさかのぼった、
宗長とかの旅の連歌師についても見て行ったらおもしろいんじゃないかなあと思い始めております。
中世後期~末にかけての文化交流という視点。
できるかできんかは知りません。
時に、てきすぽどーじんのための小説が、ぼちぼちと浮かんで参りました。
30枚から50枚くらいを考えてるので、書き出せば一週間かからないと思われ、
今月末締切と言い出したあたくしなので、やはり締切前には書き上げなくてはなりません。
それで何かこう。。。今まで誰も描いたことのない職業+少女を使ってみよう、
とか思って、あれこれ考えておりますが、あらゆるものが少女化されているのに慄然とします。
農業だろうが工業だろうが落語だろうが、織田信長でさえ女の子になってたりする当今、
残ってるものといえば、いかけ屋少女とか、くずはらい少女、中年少女(そりゃただのおばさんだ)。。。
「てきすぽどーじん」の短編は、次の長編の第一章、という気分でやりますので、
もうちょい考えたいと思います。
さてもさても今週末、東京ではおもしろげなイベント満載でうらやましい。
文学フリマ、は、まー、どっちでも良いですが、
あたくしの好きな、うえはるさんが出店するコミティアもあれば、
JOYのあまんださんが歌うライブもある模様。
でも東京には最終ゼミのため来週末行くので、今回は行けぬ。
しかも今週末は実家のじいさまが、ボジョレー・ヌーヴォー・パーティをやるんだそうです。
元気なもんだ。
2014/11/14
修士論文の第二稿が完成。
まー、ほぼ出来上がったと言って良いでしょう。
題名、テーマがこの2年近くずっとぐるぐるもやもやしておりましたが、
近世初期における日本人キリシタンの棄教
――不干ハビアンを事例として
というもので確定したっぽい。
あれです、正当日本史研究だぜ歴史学だぜキリシタン研究だぜうっひょーっ、とやっていて、
結局、棄教者を主題とするあたり、
自分生来のひねくれぶりが最終的に立ち現れたなあと、ぼんやり。
まーご存知の方はご存知でしょうが、
昔からあたくしはひねくれ根性があり、小生意気な青臭いガキだったわけですが、
何も変っていなかった模様。
全然、意識してなかったのになあ。。
まわりまわって、本性が自ずから、表に出ました。
最終ゼミまであと二週間ありますが、
杉森先生からは、「もう大丈夫みたいだから、本文は持って来なくて良いよ」と言われているので、
あと2週間で、「学会誌への投稿論文原稿」をこしらえて、
持ち込んでみたいと思います。
今のところ、小説投稿して採用されるより、学会誌の方が難度低いような気がしますし。。
博士行くからには、学会勝負は必要です。
で、「大きなお友だちの文学:てきすぽどーじん8号」ですが、
11月締切にはたぶんおいらの間に合わないけどおいら主催だし12月に入ってから編集中ですとかいいつつ書けばいいやマレーシア往復の飛行機とかでもはかどるだろうしとかなんとか思ってたりしてるのだけどまさかそんなこと今一生懸命書いて下さってる人にはとても言えないので今はせいぜい書いてるふりだけすれば良いか良いよねでへへへ。
11月末締切なので、こちらもがんばって書かねばなりません。
「秘密の勇者のドリル」よりおもしろいものをこしらえたいのですが、なかなか難しい。。
2014/11/12
「大きなお友だちの文学:てきすぽどーじん8号」
を発行します。
どんな具合になるかは分かりませんが、
いつもの皆さん書いてくださるっぽいので楽しみです。
今回は黒田香居さんに詩歌を載せてもらいます。
きっと素晴らしいので、あたくしはそれに負けないような、
ひどい(褒め言葉としての)小説を載せられるよう、頭をひねらねばなりません。
「大きなお友だちの文学:てきすぽどーじん8号」は、
執筆者+「800字小説バトルグランプリ」の方用に、全部で20部ほどオンデマンド印刷し、
あとはKDP電子出版に並べる予定です。
もし紙媒体欲しいー、と仰る方があれば、
多めに発注しますので、あらかじめご連絡くださいませ。
一部300円(送料込み)くらいを、amazonギフト券で払ってもらう、
感じの仕組みを想定しています。
あたくしとしては、紙媒体の方が断然、読みやすいので好きです。
時に、修士論文提出締切まで1ヶ月無いことに気がつきました。
12月下旬が締切ですが、その時期にはマレーシアを満喫しているので、
あと2週間余りで完成させねばなりません。
どーじん原稿と、修論と、いずれも気合入れねばならず、
長編書き直ししてる場合じゃないのですが、意識が書き直しに向いているので困ります。
2014/11/11
そういえばあたくしは、万事、中途半端といいますか、
けっこう様々なことを、ちゅーとはんぱに知ってるなあという、自覚があります。
なんちゅか、色々と、ある程度は詳しく知っているとうぬぼれる反面、
それぞれの専門家の方が明らかにもっと詳しいので、意気地はないちゅーか。
その半端感が嫌だったということもあって、
放送大学で正当的歴史学をやって、キリシタンとか当時の思想状況について、
ある程度詳しくなったつもりでいるのですが、
今さらながら、キリシタン思想というか文化研究というのは、
さまざまな方面の研究と結びついているのですね。
不干ハビアンという人を見てきて、仏教儒教神道の考え方を見てきたので、
いやー、思想史の知識が増えたぜ、と思う反面、それぞれの専門家には遠く及ばない。
主な研究対象は、宣教師たちの報告書の翻訳文になるので、
原史料を丹念に見て行く、主流の歴史学研究ともちょっと違う。
ラテン語スペイン語ポルトガル語の原文をちょっと触れて、一部を解読もしましたが、
すらすら読み解けるわけじゃないので、史料全体を前にすると、もやもやする。
天草版の平家物語も読んで、なるほどなるほどと思いつつ、
文学や日本語の研究をやってる人ほどには、深読みできてないからなあと思う。
……まー、そんな感じで。
万事、自分が中途半端だと思うているので、迂闊なことは口にできず、
ちゅーのは、自分の小説も同じ。
まーったく、やれやれだぜ。
……何だ、何だこの日記は?
2014/11/10
【800字文庫】来たれてきすとぽい作家! 800字小説バトル 入選作品集
http://p.booklog.jp/book/91864
「てきすとぽい」でさりげなく開催していた「800字小説バトル」の、結果を公開しました。
投稿全14作で、入選5作という結果。
まったくの同得点で2作グランプリ、というのは、「テキスポ」でのイベントを通じても初めてでした。
レビューの書き方など、昔の小説バトルのキャッシュを眺めつつ、同じように書いたので、
最初は正直面倒くさかったのですが、だんだんと楽しくやれました。
あたくしもペンネームかえて、投稿すれば良かった。
過去を振り返っておりますと、
昔日のテキスポって、レベル高かったのだなあと、思われます。
もちろんそうじゃないのも多かったのでしょうが、
おお、と感心させられるような短編を多く目撃した記憶があります。
なつかしいなあ。
まあ、そんな感じで。
人間、どこで「ネット上の距離感」を学習するかは、まことに重要だろうなあ、と思うのでした。