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2014/09/02(湿潤西遊記2)

翌朝、小倉小雨。

駅前からレンタサイクルを利用する予定で、

しかし自転車屋は朝10時からなので、先に小倉城を見ようずと、

徒歩で向かううち、本降りになって閉口する。

傘無し。

しかも小倉城は改修工事中とかで、見ることできず。

外からの景色も雨なれば見上げることも困難。

お城隣接の、猫の多い祇園神社でみくじを引けば末吉。なんとも情けなし。

 

とぼとぼと城内を歩いて、松本清張記念館へ入る。

松本清張。

個人的にさして思い入れはないけれど、小説作法は気になる。

というので、そこら辺が見たかったけれど、

小説志望者向けに展示されているわけでもないので、やや惜しい。

書庫の風景、かれが使った資料に意外なものはなし。

まあ、そんなものでしょう。

 

売店で、清張の諏訪での取材模様と、未完の「神々の乱心」についての冊子を購い、

レンタサイクル店へ向かう。

一日800円、まる二日で1800円。

甲府が一日500円だったのに較べれば割高だが、借用を渋るような値段でもない。

旦過市場という、小倉の名物市場へまわり、

魚のすり身に胡椒で風味をつけ、かりっと油で揚げた、カナッペなる名物を食し、

テキスポ仲間とのランチ会場へ向かう。

 

ランチは、小倉辺にたくさんある、資さんうどん。

何の変哲も無いうどん屋だけれど、そこら辺の方が、旅人には興味深い。

というので、他におすすめもありそうなところを、

資さんにしてもらい、待ち合わせ。

 

山田さん、雨森さん。

インターネット上ではすでに古なじみで、肉声も聞いているのだけれど、

実際逢うのは初めて。

とはいえ実際逢ってみても、古なじみ感あって、なんか珍しくない感じ。

お互いそんなものかと思われる。

 

かしわ汁うどん、だしのうまい、鶏肉・ごぼう・たまねぎの煮物入りのうどん。

鶏肉は珍しい。

が、味の方向性、見た目、取り立てての特徴なし。

普通にうまい。

 

山田さんにゴボウ天を一本もらう。

ゴボウ天は定番らしい。

うまいが普通のゴボウ天である。

 

また、資さんうどんにおでん有り、だいこんとちくわを取る。

うどん屋におでんは珍しいが、小倉ではおでんを売る店があちこちにあって、

土地の名物かと思われる。

味の方向性、見た目、取り立てての特徴なし。

醤油ベース。辛子を付けて食べる。

普通にうまい。

 

愉しく歓談、ただし普段からネット上で会話してるので、

とりたてての会話があったかは、はてさて。

楽しかったのでよしとする。

 

そんなこんなで別れて、電動自転車にて国道を西へ、皿倉山を目指す。

途中に良い感じの古書店があったので立ち寄り、

「西国合戦記」

なる一書を購う。読売新聞西部本社編。

普通にネット古書店で買えるものだけれど、現地で目にしない限り、

気がつかないので、こういうのはまことに嬉しい。

 

さらに30分ほど走って、皿倉山ケーブルカー乗り場へ。

皿倉山は、小倉より八幡に近い。

ケーブルカー乗り場の手前はびっくりするような上り坂、しかし電動すいすい上れる。

 

事前の検索により、ケーブルカーには自転車を持ち込めるとあったので、

急な階段に閉口しつつも、ともかくケーブルカーへ担ぎ込み、

一気に山上へ。

そして山上の降り場から、山道を迂回してひいこら上れば山頂、景色最高。

 

北九州の稠密なる家並・工場群が、河川のごとき洞海湾に区切られるようにしながら、

ずっと続いている。

船が行く手前に、新幹線や貨物列車が左右に走って、忙しく、

さらに手前を、大小無数のトラック、自動車が途切れなく流れている。

 

個人的に、人の営みをあきれつつ眺めるのが好きなので、この景色はたまらない。

家並みの密集するところから、一気に皿倉山の山肌が起き上がるので、

町が近いこともまた良景。

夏はここでビアガーデンをやっているというので、また来なくてはと思わせる。

 

それにしても惜しまれる曇天、ちゅか、雨。

もはや寒い。

もう無理だ、と思うところまで景色を眺め続けて、そうして自転車で下りに下る。

快適、爽快、冷涼。

下り坂、雨に濡れたブレーキの恐怖。そして寒い。眼鏡が濡れる。

 

いろいろ不満もありつつ、皿倉山から八幡へまわって、一番高炉跡を見る。

これまた、人の営みの大なるもの。

途方も無い大きさに、あきれ、感心した後、

ひょこひょこと自転車にて小倉へ戻る。電池は途中で尽きた。

 

帰路、西鉄ストアにてお土産を買う。

現地会社のつくる、乾麺、焼きそば。

限定版かっぱえびせん、八女茶、栗ようかん、もつ鍋の素。

ゴボウ天が売られていたが、買うものか。

 

ホテルへ戻り、町へ出て山田さんと酒を飲む。

居酒屋にて鯖のぬかみそ焼、これも土地の名物、ご飯が三杯食える味。

これは特徴的なもの。

他に焼き鳥、豚の串焼き、キャベツを串に刺して食う。

また、ごまさばの刺身。刺身にごまだれは珍しい。美味。

7時前から、ラストオーダーの11時半くらいまで動かず、よう喋った。

あんまり覚えてないが、植物のプレートの話は記憶した。

 

これで二日目おわり。

西鉄ストアで、ちくわとビールを買っていたのだけど、

飲み直しの必要なし。寝た。


2014/09/01(湿潤西遊記1)

今年は新興宗教巡りをせうと決めて、

あれこれ旅程を組み立てていたのだけれど、今ひとつ面白くなし、

ここらで一つ、九州にテキスポの古なじみに会わずばならずとばかりに、

下関、壇ノ浦を目的地とし、あわせて小倉も見物しようと決めての、

早朝6時半。

例の如く、在来線にて豊橋を出る。

 

空は曇り。

数日前に、広島で土砂災害あり、今年は天候すぐれず不安はあれど、

まず、初日は電車移動のみなれば、いっさいの支障は我関せずと、

ともかく眠たい頭で西尾維新を読んでいると、案の定、

岡崎の辺でさっそくの雨。

とはいえ小雨。名古屋ではもう雨あがり、

大垣、米原と乗り換えるうちに、次第に晴れて、大阪辺は天気良好。

 

予定どおり、姫路に11時過ぎに着き、昼食。

山陽鉄道駅舎の奥にある、古い食堂で塩カルビ丼とうどん小のセット。

580円くらい。安くてうまい。

それからさらに、相生、岡山へ。

 

岡山駅にて、3時のおやつを購入。

瀬戸内レモンとマンゴーのワッフル。

岡山白桃のワッフルにすれば良かった、

と悔やむうち、ふたたび雨。

次第に激しくなって、乗り換えの三原駅では驟雨となる。

 

三原は16時半。

たこで有名。駅中にも踊るたこ像があるが、たこは嫌いである。

駅舎に隣接して、三原城とて、小早川隆景の城跡あり。

雨の中、出かけて見れば、

悪からず、良からず。

海側の景色は新幹線駅と線路でふさがってほとんど見えず、景色の半分は退屈な街並みなり。

とにかく雨に閉口して戻る。

 

次の電車16時半。

その前に駅の高架下のパン屋でジャーマンポテトパンと、レーズンサンドを買い、

空腹をまぎらわす。ここから4時間乗りっぱなしである。

 

すでに西尾維新を読み終えていたので、

三原からは前に書いた小説の読み返しと、時代劇の続きを書き始める。

武田信虎の話、人魚譚。

どちらも、

「こりゃダメだろうー」

と思うて、初稿を放り棄てていたものだけれど、案外、悪からず。

どこかに出せると思う。

 

西国の電車、さして混雑もせず、快適に書き続けることができたため、

当初、広島で降りて、「新幹線さくらワープ」をするつもりだったが、

そのまま鈍行続行。

広島と、宮島を過ぎれば人なくなる。

 

次第に暗くなるが、電車旅は続く、車窓が消えればカタカタするほかなし。

快調なる、新しい時代劇。

「こりゃ姫路以前で終ってしまうペースだわい」

なんて言うていたが、さすがに終わることはなく、

新山口へ20時15分に着いたころに、50枚弱となって、小休止。

 

さて夕食はと、駅前へさまよい出るが、新山口駅前は何もない。

否、さびしい飲食街はあって、居酒屋数軒とコンビニ一軒、

貧弱きわまりないキャバクラめいたものが一軒、貧弱なレディ数人が店先にいるが、

さてこれはどうすれば、と空腹かかえて絶望するうち、ラーメン屋に遭遇する。

20分ほどしかないので、いそいで飛び込み、名物はと聞いて「トマトラーメン」を注文する。

 

これが、うまい。

 

何てことだ。

今検索したら、「拉麺 白圭亭」とあるので、記録しておく。

 

やがて時間が無くなるので、あたふたとコンビニでチューハイ1缶とうまい棒2本買って、

下関行の鈍行に乗る。

ここからは1時間なので、スペース・ダンディを見ながら、快適な電車宴会。

下関駅に着くと、潮がかおる。ひとつの旅情。

ここで小倉行きに乗り換え、ついに22時15分、九州へ上陸す。

 

ところで新下関にて、1分、予定の電車と違っていた。

まあそんなものは誤差の範囲だなと、さして気にも留めずにおったが、

さてこれが帰路の絶望となる。

初日、のんきな疲労感につつまれていちゃ、構うことは無いのである。


2014/08/22

ところでこの日記、ページ数が多すぎるためか、PDF化ができません。

前々から、数度に1度くらいはPDFにできていたのですが、

ここのところは、何度やってもダメなので、あきらめております。

 

さて、そんな次第で、ひさっしぶりに江戸の時代劇を開始、

「七難七福」

と仮に題名がつきまして。

試したい技法が良い感じなのか、時代考証、口調等々が身についてきているためか、

たいへんなめらかに書き進めることができていて、

九州行く前に数行書いておいて、往路で書き上げることができたら万々歳かなあ、

なんて思うておりましたが、この分だと、姫路を過ぎる前に完成してしまうかと思われます。

(そうなると、姫路以西が辛くなる。。)

 

次の300枚の構想も、練り始めておかねばなりません。

今の時代劇と同様の方法でやるつもりなので、良い具合に書き出せたら、いいなあ。

良い具合に小説書けることほど、人生愉しいことはありません。

 

あとは、初稿でほったらかしにしているやつが二つ三つあるので、印刷して、

読み返し大作戦をやれば、往復30時間なんてあっという間さ!

 

ちゅー感じで、あと気になるのは天気、天気、天気。

 

ちなみに、往路の乗り換え予定はこんな感じ。

豊橋→大垣→米原→姫路→相生→岡山→三原→広島=【新幹線さくらワープ】=新山口→下関→小倉

 

途中、乗り換えと根性の都合で、30分ちょい時間を設けて、

姫路で昼食。

三原でおやつ。

下関で夕食。

 

そんな予定にしています。

小説さえ調子良く書くことができれば、何時間だって無問題。

電池の残量に気をつけつつ、楽しみたいと思いますー。

 

そうそう、昨日「木8」で、天童よしみが「ありのままでー」を歌ってまして、

最初は、「なんでおまえやねん」と、半笑いで見ておりましたが、

次第次第に引き込まれ、二度目のサビ部分では、大いに心震わされ、

いやこれは、天童よしみにしか歌えぬものだぞと、圧倒されました。

あたくしなども、ネットに散見されるように、メイジェイさんの歌は好きでないので、

何ちゅか、これはテレビ東京から、メイジェイさんへの挑戦状、

「本当の歌の【うまさ】とは、こういうものだ!」

になるんだろうかなんて、考えておりました。

いやー、良い歌だった。

ネットのどこかに落ちてたら、バカにせず、是非見て欲しいと思います。

 

「アメリカン・アイドル」を相変わらず見ておりまして。

たまたま昨日は、審査員キースが歌う回で、

よくキースなど審査員は観客との一体化「Connecting」の重要性や、

感情表現「Emotion」の難しさを指摘してるのですが、

キースの演奏は、まさにその「Connecting」が抜群で、

トップ5の面々、いずれも歌うまいし、盛り上がるのですが、

やはりプロは違うなあと、惚れ惚れしておりました、その後で、天童よしみを聴いたので、

うまさといい、「Connecting」といい(観客も半分笑ってましたが)、「Emotion」といい、

まー、すごいすごいと、改めて感動。

 

生半可にうまいだけじゃ、つまんないです。

(というのは、自分の小説について)

 

小説ガンダム「閃光のハサウェイ」

人が死にまくるよと、聞かされていたのですが、別にそうでもなく、

普通におもしろい小説でした。

やはりアニメで人の心をつかむ方法を学んでいるだけに、テンポが良いです。

ただ、ギュイン! ギュバン! 的な擬音は、

文字にすると情けないものがありました。

 

ラノベ文庫3冊分で、けっこうな長編かと思ってましたが、あっという間。

2時間アニメくらいという印象。

 


2014/08/18

こちらの適当日記、8万アクセス超えておりました。

ありがたいこってございます。

 

さてさて、9日から書き出していた時代劇70枚が、

無事に書き上がりました。76枚。

「錦舎水揚合戦」

とかタイトルを考えましたので、もうちょっと書き直して、

どこかに出したいと思います。

 

「どこに出すんですか」

とよく尋ねられるのですが、どこか、としか考えておりませんで、

個人的には、どこに出そうが、抜群におもしろかったら当たる、

と信じておりますので、完成させて、どこか良い具合のところへ出したいなあと思うております。

 

もう一つ時代劇70枚、今度は江戸時代の侍を主人公にした「いわゆる時代劇」を書いてみて、

んで、その後に今どきのラノベに挑もうと思います。

 

東京、山手線に乗った折、

艦隊コレクションですか、あの愛らしい女の子の絵が大量に並んだ中で、

共通の設定で異なる小説シリーズが4冊も刊行されていているのだなあと驚き、

他にもたくさん感心するほどラノベの宣伝があって、

そこら辺で、需要されるもの、ちゅーのを意識して書いてみようーとか思うのでした。

あんた今まで何書いてたのとか思うたりしますが、、、

もうちょっと試したい技法ちゅか、企みがあります。

 

できれば、来週九州へ行く前に70枚書いておきたいのだけれど、

修士論文のこともあるので、まー、九州へ向かう鈍行の中で、

ひとつ完成させて、別のを書き始められたら、さぞや楽しいだろうなあと計画中。

何というても、片道で14時間の予定なので、さすがのVAIOバッテリーも耐えられず、

西尾維新を3冊持って行くつもりですが、とにかく車中の愉悦を計画しておかねばなりません。

 

そうそう、昨日のプリキュアOPは、とうとうマリン。

最近見てなかったので、見逃さずに済んで良かった。。

すぐれたキャラクタってのは、いつまでも好ましく成長して行くなあと。。

 


2014/08/14

そんなわけで、再び国会図書館へ。

今回は18切符を使い、安上がりの旅を決めていたので、

朝早くに家を出て、13時前に永田町の国会図書館へ。

 

土曜日は閉館が早く、17時。資料請求は16時までということで、

余裕があると思いきや案外余裕なく、

せっせと検索、閲覧請求、複写依頼を繰り返しているうち、時間切れ。

たぶん残り5秒くらいで1冊請求できたので、良かった、

それらを読み、複写請求して(16時以降は、後日郵送に回される)、

まー、おそらくこれで、関係資料すべて漁り尽くしたでしょう。

 

で、その後は新宿で、松浦さんとお好み焼き。

あれこれお話を聞き、たいへんおもしろく、幾らでも話を聞いていたい気がしましたが、

お盆進行で、これからさらに仕事だと。何てこった。

で、こちらは、西立川の宿へ。

 

中央線快速で、新宿から30分かかる僻地。

「これならば久しぶりに、青梅の吉川英治記念館へ参ろう」

と思うて予約してみたところ、

記念館営業は春と秋だけになりますー、ととんでもないことになっており、

大いに落胆。

 

仕方なく翌日は、池袋西武で開催されている「攻殻機動隊原画展」へ出向き、

学生料金600円支払う。

 

……いやはや。

あの書き込みは、ものすごいですね。

TV版、映画版、どれを見たって、すごいものだとは知っていますが、

それにしても、あの偏執的な細かさは、すごい。

適当な小説で、ほにゃほにゃやってるのが、阿呆らしく恥ずかしくなるようなもので、

んまー、あそこまでの水準になれば、

そら人々が欲しがりますわいなあと。

 

あたくしなど絵心ない人間からすると、ああいう人、物、世界が書ける人は、

ただそれだけで尊敬してしまうのですが、

この程度描いたところで仕方ない、これをどう物語にするか、アニメにするかという感じの、

まことに高高度の挑戦を続けてるのは敬服するばかり。

 

そういう次第で、70枚を書き上げようとしております。

国性爺・鄭成功の息子錦舎を主人公にした、清朝初期の時代劇。

普通ならざるものを、と思うて書いている次第。

 

普通にあるようなものなら、別に書かずに、そっちを読んで楽しんでたら良いかと思います。

 



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