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2013/09/11

というわけで、話題の「風立ちぬ」を見てきました。

まことに良い映画でした。

 

技術者の半生だし、地味だし、娯楽性もほぼ無視されてる気がしましたが、

これが監督の理想というか妄想の最終形なんだなあと、

展開に、時折泣きながら見てました。

 

男が仕事に寝食を忘れて打ち込む一方、家に帰れば可愛らしい妻がいて、

病身で、ひたすら夫の身を思っている……。

よくもまあ、こんな地味な妄想長編が作れたものだと思いましたが、

とことんまで理想を詰め込んだ人物たちは、あたくしには、感動的でした。

 

悪罵を浴びる声優についても、普通の箇所は特に違和感を覚えず、

(決め台詞などでは、おぞけを震うような折もありましたが)

ていうか、だいたいのジブリアニメってあんな感じじゃない?

結末がふわふわした感じなのも、ジブリ風というか。。。 

 

個人的には、映画館の売店で、

下敷きとか、冒頭の夢の飛行機キーホルダーが並んでいたのが印象的。

(そりゃ、売るものといったら、それくらいしかないわなと)

 

いずれにしても「風立ちぬ」は、今しか作れないものだし、

風の動き、人の動き、眠りこける少年の枕の沈み方といったアニメーターの職人芸も、

ぱやお以降は二度と見ることはできまいと、

そんな点でも感心しきりでありました。


2013/09/09

土曜夜、中・高と一緒だった同級生の結婚式二次会があり、

いそいそと出かけてみると、

中学時代の同級生と、高校の同級生がわんさか集まっていて、

それこそ、中学、高校卒業以来会っていない人も多く、

なつかしいというよりは、落ち着かず、

「ていうか、わしゃどちら枠で来たのだろう」

と、そわそわしながらも酒を飲み始めればそんなこと構わなくなるので、

最終的には中学同級生の三次会で2時まで飲んだくれた挙句、

同級生に漫画喫茶に放り込んでもらって、夜明けを待ちました。

※同じ高校へ行ったのは、彼とあたくし二人きりなのです。

 

そうして、始発電車で帰宅してみると、オリンピックが東京に決ったとTVで流れてるので、

これはこれはと喜ばしく、

歓喜する人たちの映像を尻目に、飲み過ぎと寝不足のヘロヘロで一時間寝た後で、

町内の運動会という、たいへんなイベントへ出動を余儀なくされたという顛末。

 

読み返しの長編は、最後でいろいろ解決していなかったので、

最終章を大幅に書き直し、出来上がる寸前までこぎ着けたのだけど、

書き上がる前に二次会が始まったので、持ち越し。

 

蛇足的描画を挟むこと。

人々の目的(aims)を明確に書いてしまうこと。

その他、明確に書いてしまうことを怖れない。


2013/08/30

そういうわけで、昨日、これでは断然だめで、

どうせ一から書き直さなくてはならないとあきらかになった後半以降も、

とにかく、絶対に書き上げるのだと、歯を食いしばって続けた歴史物を書き終えました。

 

途中で無理だと放擲してしまうことなど珍しくもないですが、

これは妙に、書き上げなくては、という念が強く、

書き上げてみて始めて、書くべき筋が分かってくるというか、

終盤は次々とそんな念が湧いてきましたので、

まー、そんなこんなで、終えられて良かった。

色々と手直しする楽しみができた、ような気がします。

 

書き上げる前までは、書いたところで直さなくちゃならん。だりいのう。。。と、

実にけうとく思うていましたが、

終らせてみると、存外、あそこを直して、ここを書いて。。。というのが、

それほど苦にも感じないので、やっぱり終らせて良かったなあと思いました。

 

あたくし、小説にかかり切りになると、地図だの資料だのがどんどんと机の上、

上が無くなれば下、椅子の周辺から次第に遠くの畳の上に積まれて片づけることができなくなるのですが、

今回は歴史物ということもあって、まー、それがとにかくひどいことになっており、

ようやく片づけることができるぞと、そこも何となくうれしく思います。

 

それから、本日、いよいよ、とうとう、みごとに、ついに、宇治拾遺物語を完訳。

すべての現代語訳を、手元に集めまして、ブログへはこれから残りを掲載して行くのですが、

約3年の企図を、何とか、くじけることなく達成することができそうなので、めでたし、めでたし。

感想などは、ブログへ掲載しつつ、振り返ってみたいと思いますー。

 

あとは、何です、昨日山本周五郎全集のうちの随筆集を読み終ったので、

それもまた気分すっきり。

次は、長年本棚に入ったまま、確か読破できていなかった、バートン版の千夜一夜物語を読むべし。。


2013/08/26

実家を建て直すというので、押し入れの奥にしまいこんだままにしていた、

PC-98時代のゲームなどを、

「どうにかしろ」

と言われ、捨てるに忍びなかったので、まとめて駿河屋へ着払いで発送したところ、

1万4000円になりまっせと言われて感動しました。

 

PC-98の信長の野望とか、ツクールシリーズとか、あと、ファミリーコンピューターの本体も。

ファミコンはあまり使用しておらずきれいで、購入当時のままのアイテムが完備していたので、

案外高かったのかもしれません。

(これがファミコンだぜ、というような漫画まで残っていたり)

 

とはいえ、そういったゲームを遊んでいたPC-98の本体まで残っており、

処分費用が発生するので、喜んでばかりもいられません。

費用はともかく、処分方法の面倒くささといったら無いですね。

そら不法投棄するわと、母の弁。

 

「翠星のガルガンティア」了。

久しぶりに、最後までおもしろかったアニメシリーズ。

キャラクタ、とくに女の子たちがあまりに可愛らしく幼く描かれていて、

そこが不自然というか、好きになれなかったのですが、

ロボットものの再定義というか、ひとつの方法だなあと思うておりました。

宇宙人たる主人公が、銀さんロボットの通訳で対話して行く前半、

ヒリアーズの正体などにみえる冷たい残酷性、あと、最後2話の絶妙な空戦。

 

ところで、旅行中に、フランスの中世文学「ガルガンチュア物語」というのを読み、

とりあえず訳者や大江健三郎が高く評価しているだの、何やら高尚な読解ができるだのと、

書いてありましたが、あたくしにはちっともおもしろいものではありませんでした。

言葉遊びとか、当時のフランスではおもしろかったのでしょうが、

今の日本人たるあたくしには、価値が見いだせず。

我国の古典文学が山ほどもあるのに、この程度のものを。。。という印象。

 

なお、この「ガルガンチュア」と、「翠星のガルガンティア」は、関係ない模様ですが、

Quel Grand Tu As! 「何ておまえのはでっかいんだ!」

というフランス語が、「ガルガンチュア」の原義であってみれば、

「巨大船団ガルガンティア」の意味とも通ずる、かどうかは分かりません。

 


2013/08/23

時代劇は、幾度も投げ出したくなりつつ、辛くも終りが見えてきました。

詳細な日本史年表があるから良いやと、

主人公たちに踏ませるべき年表を、特につくらなかったのが、今回の敗因。

ペース配分がわからなかった。

ともかく書き上げて、あとで延々と書き直そうと思います。

100枚ちょいかと思うので、まー、読み返すのもそれほど辛くはないと思われます。

 

夏の旅行の最中、岩波書店の石川淳選集を読了。

最後は長編時代劇の「至福千年」でしたが、正直、つまらんかった。

特に後半の投げやり感。

前半の強引さは、しかし、見るべきものがあったように思われました。

 

この齢で始めて宮澤賢治の「銀河鉄道の夜」ほか短編いくつか読んだのですが、

なんです、宮澤賢治って、文章粗雑なのですね。

途中、読み損なって、「ん?」と思うことしばしば。

「銀河鉄道の夜」も、ジョバンニ、カンパルネラというのが、銀河鉄道に乗って、

壮大な宇宙を旅するSFファンタジー! かと思いきや、

作者的にはその前後の、東北寒村の少年の日々が主題であってみれば、何でしょう、みなさん、

SF描写の印象があまりにも強いものだから、第一印象にそうとうやられてるんじゃまいかと思われました。

 

とはいえ、あの文章の粗さ、感情表現の素朴さ(いずれもあたくしには稚拙にしか見えない)、

それがあるからこそ、星空に関する描写が際立って美しく読めるのだと思い、

真似しようったって、できるものではない、おもしろいものだなあと感じておりました。

 

宮澤賢治ファンは、熱烈なので、解説を書いていたどこかの先生の絶賛にも途惑うばかり。

(個人的には、解説を書いていたその先生の、「銀河鉄道」かぶれした序文が、一番おもしろかった)

 

時代劇を終えたら、紀州田辺を舞台にした長編を読み返し、そうして次のラノベを。

「爆発する勢い」を念頭に、ロボットものをやりたいなあと。。

 



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