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2011/12/12
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2011/07/12
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2013/09/09

土曜夜、中・高と一緒だった同級生の結婚式二次会があり、

いそいそと出かけてみると、

中学時代の同級生と、高校の同級生がわんさか集まっていて、

それこそ、中学、高校卒業以来会っていない人も多く、

なつかしいというよりは、落ち着かず、

「ていうか、わしゃどちら枠で来たのだろう」

と、そわそわしながらも酒を飲み始めればそんなこと構わなくなるので、

最終的には中学同級生の三次会で2時まで飲んだくれた挙句、

同級生に漫画喫茶に放り込んでもらって、夜明けを待ちました。

※同じ高校へ行ったのは、彼とあたくし二人きりなのです。

 

そうして、始発電車で帰宅してみると、オリンピックが東京に決ったとTVで流れてるので、

これはこれはと喜ばしく、

歓喜する人たちの映像を尻目に、飲み過ぎと寝不足のヘロヘロで一時間寝た後で、

町内の運動会という、たいへんなイベントへ出動を余儀なくされたという顛末。

 

読み返しの長編は、最後でいろいろ解決していなかったので、

最終章を大幅に書き直し、出来上がる寸前までこぎ着けたのだけど、

書き上がる前に二次会が始まったので、持ち越し。

 

蛇足的描画を挟むこと。

人々の目的(aims)を明確に書いてしまうこと。

その他、明確に書いてしまうことを怖れない。


2013/08/30

そういうわけで、昨日、これでは断然だめで、

どうせ一から書き直さなくてはならないとあきらかになった後半以降も、

とにかく、絶対に書き上げるのだと、歯を食いしばって続けた歴史物を書き終えました。

 

途中で無理だと放擲してしまうことなど珍しくもないですが、

これは妙に、書き上げなくては、という念が強く、

書き上げてみて始めて、書くべき筋が分かってくるというか、

終盤は次々とそんな念が湧いてきましたので、

まー、そんなこんなで、終えられて良かった。

色々と手直しする楽しみができた、ような気がします。

 

書き上げる前までは、書いたところで直さなくちゃならん。だりいのう。。。と、

実にけうとく思うていましたが、

終らせてみると、存外、あそこを直して、ここを書いて。。。というのが、

それほど苦にも感じないので、やっぱり終らせて良かったなあと思いました。

 

あたくし、小説にかかり切りになると、地図だの資料だのがどんどんと机の上、

上が無くなれば下、椅子の周辺から次第に遠くの畳の上に積まれて片づけることができなくなるのですが、

今回は歴史物ということもあって、まー、それがとにかくひどいことになっており、

ようやく片づけることができるぞと、そこも何となくうれしく思います。

 

それから、本日、いよいよ、とうとう、みごとに、ついに、宇治拾遺物語を完訳。

すべての現代語訳を、手元に集めまして、ブログへはこれから残りを掲載して行くのですが、

約3年の企図を、何とか、くじけることなく達成することができそうなので、めでたし、めでたし。

感想などは、ブログへ掲載しつつ、振り返ってみたいと思いますー。

 

あとは、何です、昨日山本周五郎全集のうちの随筆集を読み終ったので、

それもまた気分すっきり。

次は、長年本棚に入ったまま、確か読破できていなかった、バートン版の千夜一夜物語を読むべし。。


2013/08/26

実家を建て直すというので、押し入れの奥にしまいこんだままにしていた、

PC-98時代のゲームなどを、

「どうにかしろ」

と言われ、捨てるに忍びなかったので、まとめて駿河屋へ着払いで発送したところ、

1万4000円になりまっせと言われて感動しました。

 

PC-98の信長の野望とか、ツクールシリーズとか、あと、ファミリーコンピューターの本体も。

ファミコンはあまり使用しておらずきれいで、購入当時のままのアイテムが完備していたので、

案外高かったのかもしれません。

(これがファミコンだぜ、というような漫画まで残っていたり)

 

とはいえ、そういったゲームを遊んでいたPC-98の本体まで残っており、

処分費用が発生するので、喜んでばかりもいられません。

費用はともかく、処分方法の面倒くささといったら無いですね。

そら不法投棄するわと、母の弁。

 

「翠星のガルガンティア」了。

久しぶりに、最後までおもしろかったアニメシリーズ。

キャラクタ、とくに女の子たちがあまりに可愛らしく幼く描かれていて、

そこが不自然というか、好きになれなかったのですが、

ロボットものの再定義というか、ひとつの方法だなあと思うておりました。

宇宙人たる主人公が、銀さんロボットの通訳で対話して行く前半、

ヒリアーズの正体などにみえる冷たい残酷性、あと、最後2話の絶妙な空戦。

 

ところで、旅行中に、フランスの中世文学「ガルガンチュア物語」というのを読み、

とりあえず訳者や大江健三郎が高く評価しているだの、何やら高尚な読解ができるだのと、

書いてありましたが、あたくしにはちっともおもしろいものではありませんでした。

言葉遊びとか、当時のフランスではおもしろかったのでしょうが、

今の日本人たるあたくしには、価値が見いだせず。

我国の古典文学が山ほどもあるのに、この程度のものを。。。という印象。

 

なお、この「ガルガンチュア」と、「翠星のガルガンティア」は、関係ない模様ですが、

Quel Grand Tu As! 「何ておまえのはでっかいんだ!」

というフランス語が、「ガルガンチュア」の原義であってみれば、

「巨大船団ガルガンティア」の意味とも通ずる、かどうかは分かりません。

 


2013/08/23

時代劇は、幾度も投げ出したくなりつつ、辛くも終りが見えてきました。

詳細な日本史年表があるから良いやと、

主人公たちに踏ませるべき年表を、特につくらなかったのが、今回の敗因。

ペース配分がわからなかった。

ともかく書き上げて、あとで延々と書き直そうと思います。

100枚ちょいかと思うので、まー、読み返すのもそれほど辛くはないと思われます。

 

夏の旅行の最中、岩波書店の石川淳選集を読了。

最後は長編時代劇の「至福千年」でしたが、正直、つまらんかった。

特に後半の投げやり感。

前半の強引さは、しかし、見るべきものがあったように思われました。

 

この齢で始めて宮澤賢治の「銀河鉄道の夜」ほか短編いくつか読んだのですが、

なんです、宮澤賢治って、文章粗雑なのですね。

途中、読み損なって、「ん?」と思うことしばしば。

「銀河鉄道の夜」も、ジョバンニ、カンパルネラというのが、銀河鉄道に乗って、

壮大な宇宙を旅するSFファンタジー! かと思いきや、

作者的にはその前後の、東北寒村の少年の日々が主題であってみれば、何でしょう、みなさん、

SF描写の印象があまりにも強いものだから、第一印象にそうとうやられてるんじゃまいかと思われました。

 

とはいえ、あの文章の粗さ、感情表現の素朴さ(いずれもあたくしには稚拙にしか見えない)、

それがあるからこそ、星空に関する描写が際立って美しく読めるのだと思い、

真似しようったって、できるものではない、おもしろいものだなあと感じておりました。

 

宮澤賢治ファンは、熱烈なので、解説を書いていたどこかの先生の絶賛にも途惑うばかり。

(個人的には、解説を書いていたその先生の、「銀河鉄道」かぶれした序文が、一番おもしろかった)

 

時代劇を終えたら、紀州田辺を舞台にした長編を読み返し、そうして次のラノベを。

「爆発する勢い」を念頭に、ロボットものをやりたいなあと。。

 


2013/08/22(熱中症の記その3・終)

三日目は和歌山市内をレンタル自転車にて巡る。
旅を始めてより、南紀ことに熊野水軍について気になっているので、ひとまず和歌山市立博物館、県立博物館を廻る。

 

9時過ぎに到着した市立博物館は図書館に隣接。客なし。さびれており、展示も見るべきものに欠ける。

特別展として「海人の世界」と称し、縄文以来の漁の道具など並べていた。この特別展のせいで400円。それほどの価値あるとも思えず。
和歌山市の立体模型を見、紀ノ川流域の平地がすなわち「和歌山」なのだと感じた。

それより南は、山また山、森林ばかりの熊野になって、和歌山の人に、熊野、南紀は和歌山にあらず――という認識があるのではないかとも疑われる。県史を読んでも、和歌山=紀ノ川流域の歴史と、熊野の歴史とは別に書かれている。

たとえば愛知県でも三河の人間は、名古屋を別世界と感じているが、紀ノ川流域住民と、南紀とでは、それ以上の間隔があるのではないか。

 

レンタル電動自転車を走らせて、県立博物館へ。
さすがに県立。金があると見えて、建物からして立派。見せ方も当世的。

良いことには、常設展示のみでしかも学割あり、放送大学の学生証を見せて八十円なり。

 

県の歴史なれば、南紀と紀ノ川流域との関わりが分るかと期待するも、そこはよく分らず。

ただ、古代には、紀ノ川流域の紀の国と、熊野の国は、別々の支配者がいた由。それが、古代の末には同じ紀の国とされたとか。なるほど都の人間からすると、南紀も紀ノ川流域も、遠い山の中という認識になろう。

時代くだって近世、県の特産品を見るに、南紀には、魚を除けば炭と木材しかない。

那智大社の別当が、藤原氏へ「我らには米の取れる荘園がないので貧しくてたまらん」と訴えた記録があるとか。すなわち那智大社は貧しかった、だから上皇の熊野詣でを積極的に宣伝したのだ――という議論になるが、貧しい寺社などいくらでもあり、熊野だけが上皇の参詣を獲得できたのには、やはり元手をかけたためと思われる。地道な宣伝工作。米のとれる荘園が欲しかったのは事実であろうが、荘園が無いから「貧しかった」という議論は、どうも陸上世界ばかりを眺めているようで、頷きがたい。

仮にそれを支えたのが熊野海賊であったとすれば、那智大社の規模、強引さが想像できる。

 

二つ博物館を出て十一時半。
またも和歌山ラーメンにて昼飯をとり、灼熱の日差しを浴びながら国道を南下、和歌浦を目指す。
和歌浦の手前に、何とかという、紀州徳川家の下屋敷を移築した建物があり、市立博物館へ入場すればただで入場できると聞き、立ち寄る。

平凡な平屋で、係のおっさんが早口で説明、早足で一周するので何も見られず。ただ、天井の模様、木組みと思しき鴨居のすがすがしさなど、おっさんを除けばわずかばかり見る価値あり。

 

ラーメンの余熱もあり、長ズボンに籠る熱が限界を迎えたため、建物の便所にて、持参せる甚兵衛短パンにはきかえる。個人的に、脛を出して歩く習慣が無いため、見苦しいと思うていたが、そんなことを言っている間に死んでしまうと、臑毛を風になびかせて自転車を漕ぎ出せば、絶叫したくなるほどの快適さ。股間を風が走り抜ける涼感!

 

和歌浦の北、雑賀崎。
山道を電動フルパワーにて漕ぎ上がれば、ここに岬の庭園があるとガイドマップに書いてあったので、立ち寄るが、遠目にも入場料五百円の価値あるとは思われず、電動自転車を戻して、岬の灯台へ。

近辺には、バブル時代に乱立させたホテルが幾つも朽ちている。風景絶佳ゆえ、馬鹿な真似をせずにいれば今でもすばらしいところであったろうにとあきれる。

 

灯台は無料。
ただし傍らにがらんとした駐車場があって、奥の方に座り込んだじじいが、どうやら料金係。

近づくのも馬鹿らしいので、駐車場には立ち入らず、灯台の傍らに自転車をとめて、階段をぐるぐるのぼれば、すなわち大絶景日本一。

 

眼下に、例の五百円の岬庭園が横に伸びて、その先に緑を茂らせた三つの島が浮かんでいる。
島三つの間に遊覧船あり、白い航跡が見た目に涼しく、沖合を大きなタンカーが行く、その先は京阪工業地帯か、和歌山の港に多数の工場、クレーンが並び、さらに市街地が広がる。
まことに紀州らしい地形。

断崖から小島を見下ろす風景は、いろいろあるだろうが、工業地帯と山並み、島影をまとめて見下ろす絶景はほかにあるまい。

波打ち際まで山が迫る断崖の灯台から、水平線の遠くに淡路島、近くには飛び移れそうな小島が並び、そこから岬の庭園、さらに紀ノ川下流域の工業地帯、市街地が見渡せる。背後は濃緑。
これなん日本一の佳景なるか。愛すべし、たたえるべし。

 

ガイドマップを見れば、五百円の庭園は宣伝しているが、無料の灯台は小さく記すのみ、馬鹿なことである。

適切に資本をかけ、適切に経営すれば、この岬ほど美しいリゾート地にふさわしいところもあるまいと思うが、如何。

岬から見れば、紀伊水道を通る船は一目瞭然。
すなわちここを押えていた雑賀党は、海賊でもあったろうと思わせた。

 

自転車走らせ、叫びながら岬を一気に下って、紀三井寺を目指す。きみでら、と読む。

近江の三井寺と何か所縁が、と思うが、三つの井戸があるから三井寺とのことで、関係無し。

これも崖の上にあって、石段けわしい。ただ石段の途中途中に、小堂やら井戸やらがあって、登る者が退屈しないようになっている。たいていの長々とした石段は、ただ苦しいだけである。

登りきった先は、寺。ご立派なれど、すでに寺巡りも何軒続けているか分らぬゆえ、不心得者の心を打つことはなし。

 

しかるに、奥の新しい仏殿には仰天す。
五年ほど前に出来たばかりの、金色の巨大千手観音。木造、漆塗に金箔を貼り付けたものでは日本最大とか。なぜここまで大きくするのかとも思うが、大きいだけに単純に圧倒される。不心得者も、単純明快な大きさには感動する。
仏殿の三階外廊下より市街を見下ろす。これも絶景。しかし、雑賀岬には及ばぬ。

 

あらかた見たので、和歌山駅へ引き返す。
途中ブックオフに立ち寄り、和歌山に関連した書籍は無いかと物色するが、特に見あたらず。大阪の歴史、関西の文化については多数あるが、和歌山関連は乏しい。辛うじて江戸時代の和歌山城下町の絵図があったので買っておく。


次いで和歌山城へ立ち寄るが、天守閣へのぼる気力が無かったので手前までのぼって引き返す。天守閣からの眺めも悪くはないだろうが、景色は、雑賀岬に限る。
一つ、前々より不思議だったのは、徳川三家を、水戸、尾張、和歌山に配したこと。

水戸は東北の支え、尾張は東海道の要と、だいたい分るのだけど、和歌山はどうしてだろう――と思うに、これは、海であったと思われた。
熊野の海賊へ目を光らせ、海路の要として鎮座する、紀伊徳川家。


駅ビルの書店にて、「和歌山の不思議」なる本を立ち読みするに、藩祖頼宣が我がままで、疎まれたため、石高も乏しい紀州へ押し込められた。それを吉宗がその無念を晴らした――云々と、何やら紀州入りを否定的に書いていたが、紀州を海路のおさえという位置づけで見ると、そうとう重要な場所になるのではないか。ことに、南紀。

陸上の政治、経済を見れば、和歌山は確かに土地貧しく、梅干しを作るくらいしか出来なかったろうが、紀伊の真価が海にあったと考えれば、何も卑下するには及ばない。

 

ところで書店へ行っても、他県に較べて、和歌山は郷土愛というか、地元意識が乏しように感じられた。郷土愛の権化のような愛知県はともかく、昨年以前に訪れた仙台、広島、甲府いずれも地元名物、地元の歴史、地元の伝説への思い入れが強烈であった印象があるけど、和歌山は、大阪という強烈な個性へ極めて近いせいか、あまり意識されていない。

ラーメンしかない……この点、言うまでもなく南紀の意識は各所で強烈であった(御坊は違ったがね!)。

 

夕食は、ラーメンではなく駅ビルでちょっと良いものをと、地下の「ダイニングストリート」なる場所へ入って驚いた。

何もない。

立派なレストラン街を期待していたわけではないが、ストリートの半分を百円ショップと薬局が占め、残りを大々的にサイゼリア。さらに残った区画を小店舗のカレー、和歌山ラーメン、居酒屋、そば屋、ハンバーグなどの洋食屋があるばかり。

名古屋の新幹線地下街エスカという、名古屋地元の飯屋を集中的に配した場所が想起されていただけに、落胆大きく、やけくそでサイゼリアへ入ろうとするも、混雑していたので、
「そうだ、関西のうどんは出汁が違うのだ」
と思い出し、そば屋へ。店名は和歌山にあって信濃屋である。
他人丼にミニ蕎麦セットで880円也。そばつゆは、かつおがたっぷり効いた関西風で、実にうまい。汗をかきまくっていたこともあり、飲み干して満足した。

帰路、駅ビル及びスーパーにて、梅酒、日本酒、ミカンゼリーといった土産を購入す。

 

最終日は、和歌山から岡崎の実家へ。
途中、京都に降りて、人多し、車多し。辟易しつつ強引に吉田神社へ詣でる。
吉田神社、吉田兼倶、吉田一族はいずれ小説で書きたい。日本の神道史。

大渋滞のバス40分ほどかけて京都大学正門前から歩き、吉田山の鬱蒼としているのには驚いた。

熱射を浴びつつ本殿へ参り、次いで日本最上神祇斎所、太元宮への参詣を果たせて大満足。

みくじ二百円を引けば果たして、大吉であった。

 

以上、今年の夏の旅日記。



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