2013/04/05
「てきすぽどーじん」も良いのですが、
何とか、人が手を伸ばしたくなる小説雑誌はつくれないものか、
あれこれ考えておりまして。
何といっても、短編にせよ、連載にせよ、
小説を寄せ集めた雑誌というものには需要は乏しいわけで、
それなら、どうしたら良いじゃろうかと。
あたくしが大学にいるころに思うていたのは、
小説サークルの雑誌を読む楽しみといえば、
・荒っぽい、無茶な勢いが見られる点
・継続して読んでいると、個々の作家の成長が見られる点
この辺だったわけです。
ことに、大学生なので、めまぐるしく進化、成長(悪化)して行くので、
まことに楽しかった記憶があります。
で、まー、大人の小説同人誌ともなると、
正直なところ、無茶な勢いも無ければ、成長しているのかもよく分からない。
大学同人誌時代は、書き上げて、そこに載せるだけで、大きな目標になったため、
各作品が、ひどいにしても、
「これを書きたかったんだ!」
「俺これ書いたすげえだろう!」
という勢いがあったのですが、
大人の同人誌では、
あたくしもそうですが、投稿する中での余技というか、
まー、とりあえず書いてみたとか、そんなものが多くなり、
結果、大学時代の小説同人誌に見られた、上記2点が乏しくなるような気がするのです。
で、どんな大人の小説同人誌にしたら、おもしろいのかなあ、
そして同人誌というのは、やはりお互いに読んで批評しあってこそのものだろうし、
などと思いながら、あたくしの大好きな、アメリカン・アイドルを見ていて、ふと、
「これを同人誌に応用できないかしら?」
とか思いました。
アメリカン・アイドルは、単に、歌のうまい素人を見る番組ではなくて、
多数の中から、特定の候補者を応援して行く番組で、
その中の、効果的なツールが、審査員のコメントにあるのじゃまいか。
美声に酔いしれる歌手当人、観客の前で、
「今のはイマイチだった」
なんぞといって、大ブーイングが起きたり、
「最高! すばらしい!」
といって、会場をよりいっそう熱狂させる。
……そんな仕組を、小説同人誌にも取り入れたら、おもしろいんじゃないかなあ、などと思いつき、
つまるところ、お互いに読むのが同人誌の大きな価値なので、
同人参加者は、自分の作品を投稿するのと同時に、他の作品を読み、
その感想、批評文を書いて、投稿作品の直後へ載せる。
1.Aの作品
2.Bによる、Aの作品についての批評
3.Bの作品
4.Cによる、Bの作品についての批評
5.Cの作品
6.Aによる、Cの作品についての批評
こんな構成。
作品の直後に批評を持ってくるので、当然、読者は、
「おまえは何を言っているんだ?」
と思ったり、
「そうそう、そのとおりだよ!」
と、その批評に対しても、感想を持つかと思うのです。
あるいは、読むのが面倒くさいような作品については、
先に批評を読んでしまうこともできる。
書き手の側には、必ず読者がついて、こまかな批評をもらうことができる、
という同人誌ならではのメリットがあり、
しかも、偉そうに批評する側も、「偉そうに批評した奴」という目で、
己の作品が読まれるので、読者の目を意識せずにはいられない。
また、その批評も、自分の作品のことがあるから、気合を入れざるをえない。
……とか思いついたのですが、
そもそも参加者を集めるすべも思いつかないですし、面倒なことが多いので、
いずれやれたら、というくらいで、ぼんやりしておこうと思います。
何とか、人が手を伸ばしたくなる小説雑誌はつくれないものか、
あれこれ考えておりまして。
何といっても、短編にせよ、連載にせよ、
小説を寄せ集めた雑誌というものには需要は乏しいわけで、
それなら、どうしたら良いじゃろうかと。
あたくしが大学にいるころに思うていたのは、
小説サークルの雑誌を読む楽しみといえば、
・荒っぽい、無茶な勢いが見られる点
・継続して読んでいると、個々の作家の成長が見られる点
この辺だったわけです。
ことに、大学生なので、めまぐるしく進化、成長(悪化)して行くので、
まことに楽しかった記憶があります。
で、まー、大人の小説同人誌ともなると、
正直なところ、無茶な勢いも無ければ、成長しているのかもよく分からない。
大学同人誌時代は、書き上げて、そこに載せるだけで、大きな目標になったため、
各作品が、ひどいにしても、
「これを書きたかったんだ!」
「俺これ書いたすげえだろう!」
という勢いがあったのですが、
大人の同人誌では、
あたくしもそうですが、投稿する中での余技というか、
まー、とりあえず書いてみたとか、そんなものが多くなり、
結果、大学時代の小説同人誌に見られた、上記2点が乏しくなるような気がするのです。
で、どんな大人の小説同人誌にしたら、おもしろいのかなあ、
そして同人誌というのは、やはりお互いに読んで批評しあってこそのものだろうし、
などと思いながら、あたくしの大好きな、アメリカン・アイドルを見ていて、ふと、
「これを同人誌に応用できないかしら?」
とか思いました。
アメリカン・アイドルは、単に、歌のうまい素人を見る番組ではなくて、
多数の中から、特定の候補者を応援して行く番組で、
その中の、効果的なツールが、審査員のコメントにあるのじゃまいか。
美声に酔いしれる歌手当人、観客の前で、
「今のはイマイチだった」
なんぞといって、大ブーイングが起きたり、
「最高! すばらしい!」
といって、会場をよりいっそう熱狂させる。
……そんな仕組を、小説同人誌にも取り入れたら、おもしろいんじゃないかなあ、などと思いつき、
つまるところ、お互いに読むのが同人誌の大きな価値なので、
同人参加者は、自分の作品を投稿するのと同時に、他の作品を読み、
その感想、批評文を書いて、投稿作品の直後へ載せる。
1.Aの作品
2.Bによる、Aの作品についての批評
3.Bの作品
4.Cによる、Bの作品についての批評
5.Cの作品
6.Aによる、Cの作品についての批評
こんな構成。
作品の直後に批評を持ってくるので、当然、読者は、
「おまえは何を言っているんだ?」
と思ったり、
「そうそう、そのとおりだよ!」
と、その批評に対しても、感想を持つかと思うのです。
あるいは、読むのが面倒くさいような作品については、
先に批評を読んでしまうこともできる。
書き手の側には、必ず読者がついて、こまかな批評をもらうことができる、
という同人誌ならではのメリットがあり、
しかも、偉そうに批評する側も、「偉そうに批評した奴」という目で、
己の作品が読まれるので、読者の目を意識せずにはいられない。
また、その批評も、自分の作品のことがあるから、気合を入れざるをえない。
……とか思いついたのですが、
そもそも参加者を集めるすべも思いつかないですし、面倒なことが多いので、
いずれやれたら、というくらいで、ぼんやりしておこうと思います。
2013/04/03
というわけで、「てきすぽどーじん秀作撰」の5日間の無料配付数は、
あと数時間は無料っぽいのですが、とりあえず、丸4日とちょっとで、271冊という感じでした。
多いのか少ないのか。
あたくしの往復書簡「月と地球と」が、5日間合計で、220ちょっとでしたので、
作品数や表紙の質、編集の手間、あれこれ宣伝リツイートなどをしていただいたことを思えば、まことに、
わりにあわない
気がしないでもないですが、ダウンロードして、読んでいただけたなら幸いです。
ところで、往復書簡集「月と地球と」ですが、
個人的な初恋、というのも妙ですが、あれは自分の恋愛感情を小説にしたもので、
大学1年のころから、年に1度とか、2年に一度、
やたらと書きたくなる、ある種、自分の中の「シリーズもの」の完結編だったりします。
そういうわけで、
いずれ、他の「恋愛もの」シリーズを、ひっそりと公開できたら楽しいなあとか思うのですが、
いろいろ面倒くさかったりもするので、
どうするかはわかりません。
アマゾンKDPに並べるなら、
多少なりとも、世の中には無いようなやつを並べたいのです。
2013/03/27
そういうわけで、
「てきすぽどーじん秀作撰」
をこしらえてみました。
こちらには、あたくしの「老後」と、「惟任百里的初恋探偵物語」という、
二つの小説と、「テキスポ」についての対談なんかが入っています。
「老後」は、宇治拾遺物語「雀の報恩」からとったもので、
「惟任~」は、ラノベの、落ちたやつの第一章部分です。
というわけで、こちらの「惟任~」を読んでおけば、
あたくしの最新コレクション、SD新人賞一次落ち評価シートが楽しめること請け合いなので、
興味ありましたら、一読をお勧めします。
一次落ち評価シートは、近々、グーグルハングアウトで、
ひそかに公開したいと思います、
Google+アカウントをご連絡いただければ、あたくしの知らん人でも招待しますので、
十万が一興味ありましたら、ご連絡ください。
あやまり堂は、do ayamari とかいう名前で、Google+にいるかもしれません。
ちなみに、このてきすぽどーじん秀作撰にあわせて、
往復書簡集「月と地球と」
の無料キャンペーンを、3月30日限定で実施します。
興味ありましたら、無料の隙にダウンロードしてみてくださいませー。
こちらには、あたくしの「老後」と、「惟任百里的初恋探偵物語」という、
二つの小説と、「テキスポ」についての対談なんかが入っています。
「老後」は、宇治拾遺物語「雀の報恩」からとったもので、
「惟任~」は、ラノベの、落ちたやつの第一章部分です。
というわけで、こちらの「惟任~」を読んでおけば、
あたくしの最新コレクション、SD新人賞一次落ち評価シートが楽しめること請け合いなので、
興味ありましたら、一読をお勧めします。
一次落ち評価シートは、近々、グーグルハングアウトで、
ひそかに公開したいと思います、
Google+アカウントをご連絡いただければ、あたくしの知らん人でも招待しますので、
十万が一興味ありましたら、ご連絡ください。
あやまり堂は、do ayamari とかいう名前で、Google+にいるかもしれません。
ちなみに、このてきすぽどーじん秀作撰にあわせて、
往復書簡集「月と地球と」
興味ありましたら、無料の隙にダウンロードしてみてくださいませー。
2013/03/25
早起き習慣のせいではないと思うのですが、
腹をくだして、
なかなか面倒くさい週末を過していましたが、
何とか、4-5年前に書いていた長編の書き直しを終えたので、
4/15締切の、ヒーロー文庫とかいうのへ送ってみようかと思います。
何というか、まことにごちゃごちゃしていて、
何が描かれているのか分らないところも多々有り、
長編こそ単純に書かなくちゃいかんのじゃないかと思うたりしました。
ちなみに、書き直した2本のうち、最初に書き直した方は、
とても出せたものじゃないので、そのまま放擲。
筋書き自体に特色が無いので、何らかの特別要素を入れないと、どうしようもないと思われます。
といった感じで、あとは題名を決めたり、
展開をわかりやすくする作業を続けて、投稿するばかり。
次は西鶴を読んで以来、試さずにはいられない文体、方法があるので、時代劇。
これがうまく行けば、ようやく書きたかった時代劇が書けるようになるんじゃないかと
思うているのですが、どうなることやら。
といったところで、気分的にもお腹的にも、
少し余裕ができたので、そろそろと、
てきすぽどーじん秀作撰の発行を、宣言いたします。
http://www.amazon.com/TEXPO-DOJIN-Japanese-Edition-ebook/dp/B00BWCTAXI/
無料キャンペーン期間(予定):
2013/03/29(土)~2013/04/02(火)
まだあれこれ調整が済んでいないのですけど。
腹をくだして、
なかなか面倒くさい週末を過していましたが、
何とか、4-5年前に書いていた長編の書き直しを終えたので、
4/15締切の、ヒーロー文庫とかいうのへ送ってみようかと思います。
何というか、まことにごちゃごちゃしていて、
何が描かれているのか分らないところも多々有り、
長編こそ単純に書かなくちゃいかんのじゃないかと思うたりしました。
ちなみに、書き直した2本のうち、最初に書き直した方は、
とても出せたものじゃないので、そのまま放擲。
筋書き自体に特色が無いので、何らかの特別要素を入れないと、どうしようもないと思われます。
といった感じで、あとは題名を決めたり、
展開をわかりやすくする作業を続けて、投稿するばかり。
次は西鶴を読んで以来、試さずにはいられない文体、方法があるので、時代劇。
これがうまく行けば、ようやく書きたかった時代劇が書けるようになるんじゃないかと
思うているのですが、どうなることやら。
といったところで、気分的にもお腹的にも、
少し余裕ができたので、そろそろと、
てきすぽどーじん秀作撰の発行を、宣言いたします。
http://www.amazon.com/TEXPO-DOJIN-Japanese-Edition-ebook/dp/B00BWCTAXI/
無料キャンペーン期間(予定):
2013/03/29(土)~2013/04/02(火)
まだあれこれ調整が済んでいないのですけど。
2013/03/14
夜更かしするよりも早起きして小説をカタカタやるのが、
どうにかこうにか、三日坊主で終らず、続いているわけですが、
それにしても、過去作の書き直しは、
ヤメレバイイジャン
という声と毎回葛藤するほどに、気が滅入ってきます。
とにかく、ごちゃごちゃしている。
何が言いたいのかよく分らない。
これは何年か前のあたくしの日本語的問題というより、
致命的な筋運びの問題で、
こんなものを延々と読まされたんじゃ、たまったものじゃない、
と思わせるほど、ぐだぐだ。
あらすじを読み、そして改稿の方針を決めるべく、
本編をざっと読み返したときには、
「ざっと読み返した」に過ぎないゆえに、
改稿する価値があるんじゃないかと思われたのだけれど、
いやはや、細かく読み返し始めると、まー、うんざりするばかり。
とりあえず、ごちゃごちゃしている筋やら会話部分を、
ばっさばっさと叩き斬って、
序章も第一章も削って第2章から書き出して、
投稿規定枚数200枚近いのを、半分にする感じで、
どうにか、完成だけはさせたい気がしています。
完成させたところで、そもそもの発想がありきたりなので、
たぶん徒労に終るのだけど。。。
とはいえ。
文体が今ひとつというのは言うまでも無いのですが、
あたくしの悪弊とでもいえるものが、
どうにか見えないかなあと、ぼんやり。
読ませるべき密度の問題。
あとは何というか、
「もっと気楽に書いて良いのだねえ」
と、いう確信も得ました。
会話をすっぱりと三分の一くらいにしても、充分意味は通じますし、
展開もその方が早くておもしろく、
かつ、書き込みまくるより、印象的な人物像が仕上がって行く模様。
あー、ひどいひどい。