目次
□掲載中・連絡先
あやまり堂日記 in パブー(2015年03月)
2015/03/30
2015/03/20
2015/03/19
2015/03/16
2015/03/10
2015/03/06
2015/03/02
あやまり堂日記 in パブー(2015年02月)
2015/02/27
2015/02/25
2015/02/23
2015/02/19
2015/02/18
2015/02/17
2015/02/16
2015/02/13
2015/02/12
2015/02/06
2015/02/05
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2015/02/03
2015/02/02
あやまり堂日記 in パブー(2015年01月)
2015/01/27
2015/01/26
2015/01/23
2015/01/22
2015/01/21
2015/01/20
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2015/01/14(修論口頭試問おわた)
2015/01/09
2015/01/05
あやまり堂日記 in パブー(2014年12月)
2014/12/22
2014/12/04
2014/12/03
2014/12/01(最終ゼミ)
あやまり堂日記 in パブー(2014年11月)
2014/11/28
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あやまり堂日記 in パブー(2014年10月)
2014/10/30
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2014/09/22(放送大学最終ゼミ合宿)
2014/09/16(青森りんご記)
2014/09/10
2014/09/05(湿潤西遊記4・終)
2014/09/03(湿潤西遊記3)
2014/09/02(湿潤西遊記2)
2014/09/01(湿潤西遊記1)
あやまり堂日記 in パブー(2014年08月)
2014/08/22
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2014/08/04
2014/08/01
あやまり堂日記 in パブー(2014年07月)
2014/07/28
2014/07/17
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2014/07/04
あやまり堂日記 in パブー(2014年06月)
2014/06/30
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あやまり堂日記 in パブー(2014年05月)
2014/05/27(北摂キリシタン隠れ里訪問の記)
2014/05/22
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2014/05/12
2014/05/07
2014/05/01
あやまり堂日記 in パブー(2014年04月)
2014/04/30
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2014/04/22
2014/04/14(長編「秘密の勇者のドリル」作後贅言)
2014/04/11
2014/04/07
あやまり堂日記 in パブー(2014年03月)
2014/03/27(てきすぽどーじん7号できました)
2014/03/25
2014/03/17(放送大学ゼミ2)
2014/03/14
2014/03/11
2014/03/10
2014/03/05
2014/03/03
あやまり堂日記 in パブー(2014年02月)
2014/02/20(「朝のブルジョワジ」作後贅言)
2014/02/13
2014/02/12
2014/02/10(大雪記・てきすとぽいオフ会)
2014/02/03
あやまり堂日記 in パブー(2014年01月)
2014/01/28
2014/01/27
2014/01/22
2014/01/20
2014/01/10
2014/01/07
あやまり堂日記 in パブー(2013年12月)
2013/12/25
2013/12/16
2013/12/12 (マレーシア訪問記3・完結編)
あやまり堂日記 in パブー(2013年11月)
2013/11/28
2013/11/26
2013/11/22
2013/11/18 (あらすじの書き方)
2013/11/15 (マレーシア感想2)
2013/11/06 (マレーシア感想1)
あやまり堂日記 in パブー(2013年10月)
2013/10/29
2013/10/28
2013/10/24
2013/10/21
2013/10/17
2013/10/16 (宇治拾遺物語の完訳記念)
2013/10/03
あやまり堂日記 in パブー(2013年09月)
2013/09/27
2013/09/25 (大学院研究の心得・歴史学メモ)
2013/09/24 (放送大学ゼミ合宿1)
2013/09/19
2013/09/11
2013/09/09
あやまり堂日記 in パブー(2013年08月)
2013/08/30
2013/08/26
2013/08/23
2013/08/22(熱中症の記その3・終)
2013/08/21(熱中症の記その2)
2013/08/20(熱中症の記その1)
2013/08/08
2013/08/05
2013/08/02(宇治拾遺の英訳事始)
あやまり堂日記 in パブー(2013年07月)
2013/07/24
2013/07/22 (放送大学ゼミその2)
2013/07/18
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あやまり堂日記 in パブー(2013年06月)
2013/06/25
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2013/06/07
2013/06/03
あやまり堂日記 in パブー(2013年05月)
2013/05/27(放送大学とマクロス映画祭)
2013/05/24
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あやまり堂日記 in パブー(2013年04月)
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あやまり堂日記 in パブー(2013年03月)
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2012/12/10
2012/12/04 (電子書籍向きの小説について)
あやまり堂日記 in パブー(2012年11月)
2012/11/29
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あやまり堂日記 in パブー(2012年10月)
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あやまり堂日記 in パブー(2012年09月)
2012/09/28
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2012/09/09(既視感ありあり)
あやまり堂日記 in パブー(2012年08月)
2012/08/27
2012/08/23
2012/08/21
2012/08/16(甲府記1)
2012/08/16(甲府記2)
2012/08/16(甲府記3)
2012/08/10
あやまり堂日記 in パブー(2012年07月)
2012/07/30
2012/07/27
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2012/07/02
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あやまり堂日記 in パブー(2012年06月)
2012/06/29
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あやまり堂日記 in パブー(2012年05月)
2012/05/29
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2012/04/06
2012/04/05
2012/04/04
2012/04/02
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2012/03/26
2012/03/21
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2012/03/15
2012/03/14
2012/03/12(足利をあきらめるの記)
あやまり堂日記 in パブー(2012年02月)
2012/02/28
2012/02/27
2012/02/20
2012/02/17
2012/02/13
2012/02/09
2012/02/03
2012/02/01
あやまり堂日記 in パブー(2012年01月)
2012/01/31
2012/01/25 (「木屋瀬川合戦」作後記)
2012/01/16
2012/01/16 (ふたたび)
2012/01/13
2012/01/12
2012/01/10
2012/01/04
2012/01/01
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2011/12/28
2011/12/19
2011/12/16
2011/12/12 (作後贅言)
2011/12/12
2011/12/08
2011/12/02
2011/12/01
あやまり堂日記 in テキスポ (2011年12月)
あやまり堂日記 in パブー(2011年11月)
2011/11/28
2011/11/25
2011/11/21
2011/11/10(文学フリマ記・上)
2011/11/10(文学フリマ記・下)
あやまり堂日記 in パブー(2011年10月)
2011/10/31
2011/10/28
2011/10/24
2011/10/21
2011/10/20
2011/10/18
2011/10/13
2011/10/06
2011/10/05
あやまり堂日記 in テキスポ (2011年10月)
あやまり堂日記 in パブー(2011年09月)
2011/09/30
2011/09/28
2011/09/27
2011/09/22
2011/09/21
2011/09/20(誕生日)
2011/09/16
2011/09/13
2011/09/12
2011/09/06(広島旅行日記・上)
2011/09/07(広島旅行日記・下)
2011/09/02
2011/09/01
あやまり堂日記 in テキスポ (2011年09月)
あやまり堂日記 in パブー(2011年08月)
2011/08/31(どっちつかずか……)
2011/08/31
2011/08/30
2011/08/29
2011/08/25
2011/08/22(東京行・絵とライブハウス)
2011/08/18
2011/08/12
2011/08/11
2011/08/10
2011/08/09
2011/08/08
2011/08/05
2011/08/04
2011/08/01
あやまり堂日記 in テキスポ (2011年08月)
あやまり堂日記 in パブー(2011年07月)
2011/07/29
2011/07/27
2011/07/26
2011/07/25
2011/07/21
2011/07/19 (笠置記)
2011/07/14
2011/07/13
2011/07/12
2011/07/11(長編後記・中編開始の記・一日東京記)
2011/07/07
2011/07/06
2011/07/05
2011/07/01(長編後記)
あやまり堂日記 in テキスポ (2011年07月)
あやまり堂日記 in パブー(2011年06月)
2011/06/30
2011/06/29
2011/06/27
2011/06/24
2011/06/22
2011/06/21
2011/06/20
2011/06/15
2011/06/14
2011/06/08(青森旅行記1)
2011/06/08(青森旅行記2)
2011/06/03
2011/06/02
2011/06/01
あやまり堂日記 in テキスポ (2011年06月)
あやまり堂日記 in パブー(2011年05月)
2011/05/27
2011/05/26
2011/05/19
2011/05/18
2011/05/17
2011/05/16
2011/05/13
2011/05/12
2011/05/11
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あやまり堂日記 in パブー(2011年04月)
2011/04/27
2011/04/14
2011/04/08
2011/04/05
あやまり堂日記 in テキスポ (2011年04月)
あやまり堂日記 in パブー(2011年03月)
あやまり堂日記 in パブー(2011年03月)
あやまり堂日記 in テキスポ (2011年03月)
あやまり堂日記 in パブー(2011年02月)
あやまり堂日記 in パブー(2011年02月)
あやまり堂日記 in テキスポ (2011年02月)
あやまり堂日記 in パブー(2011年01月)
1月11日~
1月1日~
あやまり堂日記 in テキスポ (2011年01月)
あやまり堂日記 in パブー(2010年12月)
12月25日~31日
12月22日~24日
12月1日~22日 &2011年1月7日
あやまり堂日記 in テキスポ (2010年12月)
あやまり堂日記 in パブー(2010年11月)
11月下旬
11月上旬
あやまり堂日記 in テキスポ (2010年11月)
あやまり堂日記 in パブー(2010年10月)
10月下旬
10月上旬
あやまり堂日記 in テキスポ (2010年10月)
あやまり堂日記 in パブー(2010年09月)
2010年09月21-30日
2010年09月11-20日
2010年09月01-10日
あやまり堂日記 in テキスポ (2010年09月)
あやまり堂日記 in パブー(2010年08月)
2010年08月下旬
2010年08月上旬
あやまり堂日記 in テキスポ (2010年08月)
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あやまり堂日記 in テキスポ (2008年07月)
あやまり堂日記 in テキスポ (2008年08月)
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あやまり堂日記 in パブー(2011年11月)

2011/11/28

 
長編の前半が終了。
分量的に、このまま最終章へ突入しても良い感じです。
後半を一からやって行くこともできるのですけど、
12月末の締切に間に合わせたいので、さて、どちらが良いのやら。

そういえば、100枚を越えるまじめな時代劇は、始めてのことで、
それを書けるだけの力が、僅かずつでもついているのだなあと、
未だ出来上がったわけじゃないですが、うれしいような気持になりました。
 

2011/11/25

 
ということで、最後のテキスポ800字小説バトルを開始します。
これを最後に、テキスポ企画はすべて止めるつもりですので、
興味ありましたら、どうぞお気軽にご参加ください。

なお、テキスポは、しばらくするとぶっ壊れると思いますので、
パブーでも同時進行します。
http://p.booklog.jp/book/39623

パブーでは、ページごとの評価が出来ない仕様になってますので、
テキスポが最終的にぶっ壊れた場合は、
「みんなで読んで、感想を述べようの会」
に切り替えようかと思ってます。

そうそう、九州さがに、今年も投稿できました。
橘俊綱の話です。
SF短編も、出せたので出しました。

あとは、長編。
残り1ヶ月で仕上げられるかしら。
頑張れ自分。
  

2011/11/21

 
小説が調子良いと、日記に書くべき事が無くなります。
とはいえ、長編の現状、決して調子づいているわけでなく、
吉川英治を読んでは愕然、七転八倒しているようなもので、
何とか年内に仕上げて、文藝春秋の新人プロジェクトへ送りたいのだけれど、
日々格闘しつつ、間に合うのかなあと、ぼんやり。

とはいえ、人物造形がようやく、人物らしいものになってきた気がして、
今一歩、今一歩の感がますます強いからには、
何とか書き上げて、次に移行したいもの。
今回、100枚を越えて、主人公の目的地が薄弱――という、
致命傷を負っているので、
そこを何とかやっつけつつ、200枚超で完成させたいのです。

これで、明瞭な主人公の目標さえ描ければ容易になるだろう。
と、次の長編の構想がやまないので、来年も変らず、小説三昧なのだろうて。
 


2011/11/10(文学フリマ記・上)

☆記憶した初恋の惑溺
てきすぽどーじん第3号 「小説作法柳多留もどき」「老後
◇恋愛模様 石川春奈
◇恋愛模様 佐々木里香
◇恋愛模様 村芝健司
◆ツイッター小説「飽きるまで」(228まで:2011-10-14)

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11月3日開催の第13回文学フリマは、3度目となる出店、
昨年と同様に、「ああ止めておけば良かった」と面倒くさがり屋の愚痴を抱きつつ、
今回は新幹線にて当日10時半頃、会場入り。

初年は夜行バスで向って疲労困憊、二度目の昨年はその反省から鈍行、
前泊して万端の準備を為して乗り込んだものの、その万端の準備ゆえに困憊、
今回ばかりは、如何に人事を尽くしたところで売れることはない、
齷齪するだけ馬鹿を見るとばかりに、昨年とほぼ同装備で、新幹線にて出動。

新会場たる東京流通センターへ行けば、ぞろぞろと、
黒っぽい、要するに全体として陰鬱な気配を帯びた連中が大勢いて、
その人の流れについて歩くうち、
「なるほど女性が増えているのだなあ」
と、ゴスロリ衣装の女子たちに感心しつつ先へ行けば、
「青のエクソシストオンリーイベント」へ到着。

何じゃこりゃ!

と慌てて隣の建物へ入り、2階ウ-42を探す。
紛らわしいイベントの同時開催である。
「青のエクソシスト」はTV版の1話を見た記憶あり、どこかで見た気がして、つまらなかった。

ウ-42ブース、右隣は、自費出版の美本を並べた女性とその夫と思しき男性、
呼び込みをかけるでもなく、黙々と折り鶴をつくるか、携帯を見つめていたのが印象的。
売れたのであろうか。
左隣は、電子書籍を中心とするサークルで、盛んに呼びかけを行う。
人徳であろう、大勢が足を止めていた。

「如何に人事を尽くしたところで、売れることはない」
「とりわけ雑多な短編集など、誰が見向きするものか」
「こんな俺が声を張り上げたところで、客など寄りつかぬ、逃げて行くのが関の山だ」

開き直り三箇条を胸に、自分のブースそっちのけで歩き回る各ブースは、
例の如く活気あるが、
要するに、文字ばかりの中で何を目当てに手を伸ばせば良いやら、
だいたい古書店以外には寄りつかないし、ていうかおまえ、現代作家の本など買わないじゃないかと、
そんな自分が何を探しているのか分らぬまま、
とりあえず「何かあれば」と思いつつ、結局なにも無いまま無料配布本を多数もらって帰る。

それでも、自作ファンタジー小説への愛情や、何かしらの執筆欲の発露を見かけるたび、
好ましい感情を抱くのは、こちらが同類のためであろう。
無料誌のうちでは、南雲ケイという人の「初参加!」が印象的。
文学フリマへ初参加する作者の興奮がそのまま描かれていて好ましかった、
と同時に、
「初参加の折、こんなに興奮してたかなあ」
と、己の二年前を思う。

ブースを歩き回る間、
「どうぞ、お手にとってご覧くださいー」
と言われ、手にとって、「ふうん」とも思えぬ小説にどうしたら良いのやら、
「ここ、重言がありますよ」
「視点がぶれてるから、描写があやふやなのですよ」
と、一目で分る瑕疵なれど通りすがりにあげつらうも愚かしく、
「ありがとうございまし、た」
と、何が有り難いやら、手に取ったものをそのまま戻す気まずさを思うにつけ、
自分の席では絶対に勧めぬぞと改めて決意する。

席へ戻れば、いない間に「宇治拾遺」1冊売れたとのこと。
(ソレ見ろ、こんな無愛想な奴はいない方が良いのだ)
と思いつつ、その後も通りすがりに売れるのは「宇治拾遺」だけ。
中味の明瞭なるもの、かつ人の気を引くものであれば、多少売れると思われるも、
「主目的は雑多な短編集の方なのだ」と妙な心持。
仕方のないことである。

絵の上手下手であれば一目で分るが、文字表現は立ち読みでは分りようがない、
と思い極めた昨年の結果、今年はその後のオフ宴会が主目的。
初対面の人々と飲んだくれて、腹をこわして翌朝まで意識不明瞭。
 

2011/11/10(文学フリマ記・下)

 
明けて11月4日。
腹が壊れて、ホテル10時のチェックアウトギリギリまで、部屋で寝転がるも、
朝食のまずいこともあって気は晴れず、げろげろの気分のまま外へ出ると、
心地よい秋の日差し、すばらしい天候に海沿いの風と、外界に言うことは無けれど、
文学フリマの数多の無料誌が重く、何より胃が崩壊したような不愉快さに、
徒歩10分の浜松町駅までたどり着けず、
3分歩いたところで路傍のベンチで、持参の石川淳選集を開く。

「渡辺崋山」
神様のように究極完璧な人物を、二日酔で死にそうな男が読むおかしさに、
30分ほど読むうち、不思議なほど胃の腑がすっきりして回復。
まさに読む薬。
これから人に「二日酔いには石川淳の『渡辺崋山』を読むと良いよ」と伝えよう、
などと思いながら、浜松町駅を目指す途中、
旧芝離宮恩賜庭園という、150円の入場料をとる都会の公園があったため、
休憩がてら入ったところが、まさしく大東京の公園だと感激する。

遠くに東京タワーの見える庭園。
高層ビルと、新幹線、JR在来線、地下鉄にモノレールの路線と都市高速とに囲まれた、
それはそれは騒々しい公園であるけれど、
たえず騒々しいためかえって静かな感じを与え、また、江戸最古の大名庭園とのことで、
景物も風趣に飛んでいる。
池の面を眺める日向のベンチに腰掛け、「渡辺崋山」を読みふけること3時間。
読了する頃にはすっかり体も回復し、空腹さえ覚えたので午後1時、
浜松町駅近くのそば屋でうまい昼飯。

その後、横浜へ移動して、三菱みなとみらい館を訪れる。
子供をターゲットとした三菱重工の企業資料館といった位置付けなれど、これがたいへん楽しい。
夏休み中でもない平日の午後のこと、子供はほとんどおらず、
「MRJフライトシミュレータ、三菱ヘリコプターの操縦体験」等等、
恥を捨てて、大の男が一人で遊び、大満足。
深海調査船があり、鉄道があり、原発があり、戦闘機に人工衛星、ロケットがある。
三菱重工ってすごい、と子供になって感激。

そうして、19時の新幹線で、帰宅。
新横浜の高島屋で土産と弁当を購入、東京駅よりも安いなと喜びつつ、
ビールは、体が受付けないからポカリスエットを飲みつつ、半睡の新幹線。

帰宅後数日して風邪をひく。
疲労が翌日以降に出るあたり、だいぶ老齢者であると感じた東京往復。