準備072日目 色使いの難しさ
小上がりの床材が届いた。
数日前の打ち合わせでは、カウンターの色に似たような色でと決まったのに、実際にはなんとヒノキの無垢材であった。注文した色がないので、それに色を塗ってくれということらしい。
包装材を剥くとヒノキ特有の良い香りがし、木目も美しい。これを塗ってしまうのはもったいないねぇと、私は内装をやってくれる方たちと話をした。
夫は他の店を真似したくないと言いながら、どこにでもあるような色使いをしようとしている。
こうしたいという理想がちゃんとあるのに、実際に選ぶとなるとやはり無難なもの、見慣れた色合いを選択してしまうのだろうか。
夫の意見を聞くと、やはり小上がりだけ白木になるのはおかしいと思うし、他の部分が塗装してあるのにここだけ白木のままだと、まだ終わっていない気がしてならないとのこと。
格子で区切っただけにせよ、個室は個室なんだから内側になる部分の色使いが違っても良いというのが、私と業者さんの意見。ただし、ではこの小上がりを何色にしたら良いかというと悩んでしまう。
白っぽい方が広く感じるし落ち着くという意見と、黒っぽいからこそ落ち着くという意見とある。ただ黒っぽくすると、予定より狭くなってしまった小上がりが、余計狭く感じるのではないかという意見が優勢になり、塗らないことになった。
夫はいつもの「任せますよ」と言いつつも、納得していない様子。
出来上がってから色をどうするか決めても良いのだが、後から塗ると木が乾燥してできた隙間は白いままになる。それを避けるために店内の木材部分は全て先に色を塗っている。だから小上がりも先に仕上がりをどうするのか決めてしまいたいのだ。
完成度の高さを求める業者さんと初めて工事に関わる夫との間で、調整を取るのが私の役目になっている今日この頃である。
数日前の打ち合わせでは、カウンターの色に似たような色でと決まったのに、実際にはなんとヒノキの無垢材であった。注文した色がないので、それに色を塗ってくれということらしい。
包装材を剥くとヒノキ特有の良い香りがし、木目も美しい。これを塗ってしまうのはもったいないねぇと、私は内装をやってくれる方たちと話をした。
夫は他の店を真似したくないと言いながら、どこにでもあるような色使いをしようとしている。
こうしたいという理想がちゃんとあるのに、実際に選ぶとなるとやはり無難なもの、見慣れた色合いを選択してしまうのだろうか。
夫の意見を聞くと、やはり小上がりだけ白木になるのはおかしいと思うし、他の部分が塗装してあるのにここだけ白木のままだと、まだ終わっていない気がしてならないとのこと。
格子で区切っただけにせよ、個室は個室なんだから内側になる部分の色使いが違っても良いというのが、私と業者さんの意見。ただし、ではこの小上がりを何色にしたら良いかというと悩んでしまう。
白っぽい方が広く感じるし落ち着くという意見と、黒っぽいからこそ落ち着くという意見とある。ただ黒っぽくすると、予定より狭くなってしまった小上がりが、余計狭く感じるのではないかという意見が優勢になり、塗らないことになった。
夫はいつもの「任せますよ」と言いつつも、納得していない様子。
出来上がってから色をどうするか決めても良いのだが、後から塗ると木が乾燥してできた隙間は白いままになる。それを避けるために店内の木材部分は全て先に色を塗っている。だから小上がりも先に仕上がりをどうするのか決めてしまいたいのだ。
完成度の高さを求める業者さんと初めて工事に関わる夫との間で、調整を取るのが私の役目になっている今日この頃である。
2005.06.04 Sat
準備073日目 厨房の相方
夫が以前の職場で一緒に働いていた男の子が、うちで働いてくれることになった。いつかは一緒に働きたいと話していたのだが、こんなに早くなるとは。
働いていた職場から人を引き抜くのは良いこととは言えないし、誘うなら軌道に乗ってからと言っていた。それに彼の方も他にやりたいことがある、うちに来たいのはやまやまだが、やはりやりたいことを優先させたくなった時ことを考えると申し訳ないので、行けないという話だったのだ。
しかし、当てにしていた人が駄目だったことを、夫が話したのだろう。夫曰く、彼も今の店に不満があるようで、渡りに船なんじゃないか?ちょっと時期が早まっただけだよ、と。
オープンまであと2週間。こんな急に辞めさせてしまって良いのだろうかと思う。一般的には1ヶ月前に言うのが慣例だ。
彼のためにも店のためにも、それを守った方が穏便に済ませられるのではないかと夫に言ったところ、辞めればどうせ良くは思われないのだから、一緒だよと言う。
他の人にもその話をしたところ、皆うちサイドの人間なので、夫と同意見であった。そんなものなんだろうか。
しかし、2週間というのはあまりにも短いので、給料締めの日に辞めてもらって、うちの店のオープンを1週間遅らせることになった。
それにしてもお世話になった店に対して、そのようなことで大丈夫なのだろうかと思うが、夫や彼にしかわからない、前の店に対する何かがあるのだろう。
働いていた職場から人を引き抜くのは良いこととは言えないし、誘うなら軌道に乗ってからと言っていた。それに彼の方も他にやりたいことがある、うちに来たいのはやまやまだが、やはりやりたいことを優先させたくなった時ことを考えると申し訳ないので、行けないという話だったのだ。
しかし、当てにしていた人が駄目だったことを、夫が話したのだろう。夫曰く、彼も今の店に不満があるようで、渡りに船なんじゃないか?ちょっと時期が早まっただけだよ、と。
オープンまであと2週間。こんな急に辞めさせてしまって良いのだろうかと思う。一般的には1ヶ月前に言うのが慣例だ。
彼のためにも店のためにも、それを守った方が穏便に済ませられるのではないかと夫に言ったところ、辞めればどうせ良くは思われないのだから、一緒だよと言う。
他の人にもその話をしたところ、皆うちサイドの人間なので、夫と同意見であった。そんなものなんだろうか。
しかし、2週間というのはあまりにも短いので、給料締めの日に辞めてもらって、うちの店のオープンを1週間遅らせることになった。
それにしてもお世話になった店に対して、そのようなことで大丈夫なのだろうかと思うが、夫や彼にしかわからない、前の店に対する何かがあるのだろう。
2005.06.05 Sun
準備074日目 名刺完成
名刺が出来上がった。黒地に質の違う黒で地酒と背景に入れ、白抜きの屋号、赤で押印があるという、色数の多い名刺になった。
そのため、値段が張るらしい。赤を入れるか入れないかで、値段が変わるとのこと。少々悩んだ末、オープン記念の限定として奮発することにした。
すると、この名刺のデザインをしてくれた夫の友人が、名刺を300枚プレゼントしてくれたのだ。ありがたい限りだ。
実は印刷屋のミスでもう300枚納品された。質の違う黒で地酒と入れただけでなく、墨を散らしたような装飾を施しているのだが、これを入れ忘れたのだ。
致命的なミスではない。元からこの墨を散らさないバージョンも検討していたところなので、これはこれで使え、たなぼたである。
しかし名刺を良く見ると、傷がついているものが結構ある。全体が黒でほんの少し艶があるので、特に目立つのだろう。費用を抑えるため、名刺の版下を作らない業者に頼んだため、これは仕方のないことらしい。
名刺を作る際、デザインもランニングコストも大切になってくる。そのバランスが難しい。
うちの場合は、あまりランニングコストを考慮せず、イメージ優先で作った。インパクトはかなり与えるものにはなっているが、次に作るときはコストも考慮して作り直すことになるのだろうか。
2005.06.06 Mon
準備075日目 IP電話
自宅の電話をIP電話が使えるようにした。今使っているモデムが使えるし、基本料金も通話料も安くなるので、プランを変更した。
ちなみに今までは、家の電話はなかった。携帯で十分だったからだ。でも今回、公庫やリースの契約に、家の電話がないと信用がないということもあって、回線を引くことにしたのだ。
開業準備で電話を使うことが多い。携帯電話の料金も今までの倍になっている。携帯電話もあまり使っていなかったので、基本料金が安いプランにしていたためだ。
その料金プランを変えた今でも、家からかけた方が断然安いので、極力携帯は使わないようにしてもらっている。
店が始まってしまえば、落ち着くだろうと思うが。
IP電話は、同じプロバイダ同士ではもちろん、提携しているプロバイダも無料通話との事。しかしこれには、050で始まるIP電話番号でかける必要がある。
今まで気にしたことがなく、このIP電話番号を持っている人を知らないので、今のところ利用する機会がない。これからは気をつけてみようと思う。
一般の電話へかけても、全国一律で安い。距離を気にしないでかけられるというのは、嬉しい。
2005.06.07 Tue
準備076日目 祝賀会の招待状
オープン前に友人、知人、前の職場で懇意にしてくれたお客さんを招いて祝賀会をすることになった。
正式オープンした時の対応に備えて、実戦形式の試食会にするかどうか迷っていたので、同業者の方に相談してみた。
ほとんどの人が、お祝いするために人が集まるのに、肝心の夫が厨房に張り付いていたのでは、駄目だろと言われてしまった。それもそうかもと思い、パーティという形にした。
どのような形式にするか決まったところで、文章を作成することになった。
やはり何か雛形が欲しいと思い参考にしたのが、中小企業経営研究会のビジネス文書サンプル集である。
このページにある、挨拶状と招待状を併せて、2パターン作ってみたところ、どちらも文章が堅いという。まぁ、確かに会社会社しすぎて、夫のイメージではないな。
時候の挨拶と書き出しを意外に悩んでしまい、年賀状・暑中見舞いドットコムの文例集も参考にさせてもらったが、結局普通の手紙のような書き出しにしてしまった。
と、いうことで、もう少しやわらかくしたのが一番下の完成品となった。ちなみに、それらの招待状下書きはこちら。
だいぶ前の話では、招待状もデザインしてもらってと考えていたが、結局時間がなくこの文章をA4の普通紙に印刷し、店の名刺を添え、家にあった洋封筒で送付。宛名と追伸は夫が手書きした。
正式オープンした時の対応に備えて、実戦形式の試食会にするかどうか迷っていたので、同業者の方に相談してみた。
ほとんどの人が、お祝いするために人が集まるのに、肝心の夫が厨房に張り付いていたのでは、駄目だろと言われてしまった。それもそうかもと思い、パーティという形にした。
どのような形式にするか決まったところで、文章を作成することになった。
やはり何か雛形が欲しいと思い参考にしたのが、中小企業経営研究会のビジネス文書サンプル集である。
このページにある、挨拶状と招待状を併せて、2パターン作ってみたところ、どちらも文章が堅いという。まぁ、確かに会社会社しすぎて、夫のイメージではないな。
時候の挨拶と書き出しを意外に悩んでしまい、年賀状・暑中見舞いドットコムの文例集も参考にさせてもらったが、結局普通の手紙のような書き出しにしてしまった。
と、いうことで、もう少しやわらかくしたのが一番下の完成品となった。ちなみに、それらの招待状下書きはこちら。
だいぶ前の話では、招待状もデザインしてもらってと考えていたが、結局時間がなくこの文章をA4の普通紙に印刷し、店の名刺を添え、家にあった洋封筒で送付。宛名と追伸は夫が手書きした。
2005.06.08 Wed