準備047日目 厨房設備のリース申込み
厨房設備のうち、電気が関係する設備のみメンテナンス付のリースにした。
つまり、コールドテーブルのみのリースで、焼き台、ガス台、フライヤーは現金で購入することにしたのだ。
支払い総額は現金にした方が明らかに安い。でも周知の通りメンテナンス料を考慮すると、そうもいえない場合がある。
中小企業庁のHPで参考になる記事があった。
様々な角度から損益分岐点を考え抜き、非常に悩んだ末このような方法になった。
電気に関するものは当りはずれもある。もしはずれにあたったとしても、予定外の出費を出すことなく修理が出来る方が安心だ。
また、電気以外の部分であれば、故障のリスクも少ないのではないかと考えた結果だ。
それに厨房設備は飲食店の売上げに直結している部分である。故障があった時修理代を気にして躊躇してしまうのも、リスクのひとつではないかと思った。
その安心料がリース料金に含まれていると考えれば、割安ではないだろうか。
心労を減らす手段をお金で買うことが出来たということだ。その分本業で稼げば良いだけの話だ。
2005.05.10 Tue
準備048日目 国民生活金融公庫の提出資料
国民生活金融公庫から追加資料の提示を求められた。住んでいた所についての証明が必要だという。
以前勤めていたオーナーの持ち家を安く借りていたが、賃貸借契約書などの客観的に証明できる資料がないためだった。
住所等が記載された公共料金の領収書が必要との事で、NTTの請求書を一枚持っていった。
しかし、これだけでは足りないらしい。2〜3ヶ月分は必要とのことだった。
間に立った夫の伝言が適切でなかったのか、公庫の言い方が足りなかったのかわからないが、初めからそう言えよと思った。公庫からの伝言ゲームに近いものがあるようだ。
口座引き落としにしているため1ヵ月分しかとっておいていないのになと思いつつ、電気やガスの請求書を確認した。
たまたま引越しした直後だったことで、ガス料金の日割り部分の請求書があり、これで2ヵ月分の証明になる。
これでも足りないと言われるとうんざりだと思い、手元にある公共料金の請求書全てと住民税の納税通知書を持っていった。
今回のやり取りでわかったのは、公庫から求められている以上の量の書類を持っていった方が良いということだ。
窓口へ行った時にいくらでも補足できるように、情報や資料を最大限持って行く。
いくら口で言っても駄目なので、客観的に証明できる資料であることが望ましい。書類の記入にしても、迷ったら考えたこと全てを書き込んでおく方が良いようだ。
2005.05.11 Wed
準備049日目 内装の色を決める
飾り棚とトイレ入り口の枠が入った。
内装のメインとなる腰壁と同色なのだが、照明の具合によってまったく色が異なって見えるのが難しい。
今は蛍光灯と100Wの電球があるところで見ているので、かなり薄くというか明るく感じる。
実際にはもう少し照明を落とした状態になるので、それに合わせて色が塗られているはずなのだが、どうもピンと来ない。
同じ色でも、部材の大きさによって印象も変わる。木に塗装するのは難しいのだと思った。
仕上がりを美しくするためと工程を減らすため、先に色を塗っているので仕方のないことなのだが。
そんな状況の中で、カウンターやテーブルの色を決めることになった。
まず初めに考えられたのが、腰壁の色に黒を混ぜ彩度を落としたもの。次に黄色を混ぜて色相を変えたもの。
やはり彩度を落とす方が無難である。これに艶を出して時間を置くことにした。
完全に乾いた状態で見て感じが変わり、やり直しにならないことを祈るばかりだ。このようにして色見本をいくつ作ったことだろう。
幸いなことに1店舗目であるにもかかわらず、思い通りの内装に仕上がっていく。
でもその間に何度も試行錯誤が繰り返され、時間も手間もかかっている。夫だけでなく改装を請け負ってくれた社長も夫以上にこだわりを持って考え、施工してくれる。
本当にありがたいことだが、はたして工期に間に合うのだろうかという思いが心をよぎる。
内装のメインとなる腰壁と同色なのだが、照明の具合によってまったく色が異なって見えるのが難しい。
今は蛍光灯と100Wの電球があるところで見ているので、かなり薄くというか明るく感じる。
実際にはもう少し照明を落とした状態になるので、それに合わせて色が塗られているはずなのだが、どうもピンと来ない。
同じ色でも、部材の大きさによって印象も変わる。木に塗装するのは難しいのだと思った。
仕上がりを美しくするためと工程を減らすため、先に色を塗っているので仕方のないことなのだが。
そんな状況の中で、カウンターやテーブルの色を決めることになった。
まず初めに考えられたのが、腰壁の色に黒を混ぜ彩度を落としたもの。次に黄色を混ぜて色相を変えたもの。
やはり彩度を落とす方が無難である。これに艶を出して時間を置くことにした。
完全に乾いた状態で見て感じが変わり、やり直しにならないことを祈るばかりだ。このようにして色見本をいくつ作ったことだろう。
幸いなことに1店舗目であるにもかかわらず、思い通りの内装に仕上がっていく。
でもその間に何度も試行錯誤が繰り返され、時間も手間もかかっている。夫だけでなく改装を請け負ってくれた社長も夫以上にこだわりを持って考え、施工してくれる。
本当にありがたいことだが、はたして工期に間に合うのだろうかという思いが心をよぎる。
2005.05.12 Thu
準備050日目 工期に余裕をもつ
今回借りた店舗は天井が低いため、配管に手間がかかった。
天井まで高さがあれば床をあげることによって、配管できる。しかしこの店はコンクリートの床を斫った所に配管し、床材を張るという作業になる。
実は別の配管でも苦労していたようだ。
以前使っていた人が配管を増やしたとき、斫る手間を惜しんで床上に配管した場所があった。
その上にコンクリートを打ったため、床が盛り上がっていた。職人の仕事とは思えない、実に不恰好な仕上がりだったそうだ。
このままでは使えず撤去やり直しとなった訳だが、このためにも1日余計な仕事が増えている。
工事費とは、このようなことに備え余裕を持って多く見積もるか、シビアに見積もるかで大きく変わってくる。
業者の言う工期や予算よりも増える事の方が断然多い。
工期内、予算内で終わらせると、どこかで必ず歪みが出てくるものである。工事の不備であったり、近隣からの苦情に繋がったりと。
契約を守らせることはもちろん大事だが、客としても、密かに内心で工期や資金に余裕を持ってあたる事が望ましいと思った。
この余裕は、後々活きてくるものである。また、工期を守らせる一番良い方法には、現場をちょくちょく見に行くことのようだ。
天井まで高さがあれば床をあげることによって、配管できる。しかしこの店はコンクリートの床を斫った所に配管し、床材を張るという作業になる。
実は別の配管でも苦労していたようだ。
以前使っていた人が配管を増やしたとき、斫る手間を惜しんで床上に配管した場所があった。
その上にコンクリートを打ったため、床が盛り上がっていた。職人の仕事とは思えない、実に不恰好な仕上がりだったそうだ。
このままでは使えず撤去やり直しとなった訳だが、このためにも1日余計な仕事が増えている。
工事費とは、このようなことに備え余裕を持って多く見積もるか、シビアに見積もるかで大きく変わってくる。
業者の言う工期や予算よりも増える事の方が断然多い。
工期内、予算内で終わらせると、どこかで必ず歪みが出てくるものである。工事の不備であったり、近隣からの苦情に繋がったりと。
契約を守らせることはもちろん大事だが、客としても、密かに内心で工期や資金に余裕を持ってあたる事が望ましいと思った。
この余裕は、後々活きてくるものである。また、工期を守らせる一番良い方法には、現場をちょくちょく見に行くことのようだ。
2005.05.13 Fri
準備051日目 会に入るということ
町内の料飲組合に入ることになった。横の繋がりというか、斜め上の繋がりを期待してというのが目的にある。
まず第一に期待しているのが、組合と保健所に繋がりがある点だった。
店の内装が出来つつあり、そろそろ保健所の検査を受ける時期に来ている。竣工してからあれこれ直せと言われると、時間もお金も掛かってしまう。それがないように事前に情報がとれるというのだ。
数週間前苦情があったため、予定していた工期で終わらないことが予測できている。出来るならこれ以上店をオープンさせる日にちを遅らせたくはない。誰でもそう思うことだろう。
また、この保健所対策以外にも組合に入ることで繋がりが出来るという利点があるそうだ。
同じ組合の仲間ということで顔つなぎが出来ていれば、店主がお客として来てくれることもあるかもしれない。
聞いたところによると現在この組合はスナックが殆どで、居酒屋は2店しかないという。お客の取り合いは考えにくく、むしろお互いにお客をまわせることもあるそうだ。
ただ、このような会に入って気になるのが、何かしらの活動に参加しなければいけないことだ。
声を掛けてくださった方に確認したところ、そのようなことはあまりないと思うし、駄目だったら辞めても良いと言っていた。
一度入ったものを抜けるのはねぇ…と夫は渋っていたが、とりあえず保健所のこともあるし、何がどのようになるかはわからないので、加入することになった。
良い結果を生めば良いのだが。
まず第一に期待しているのが、組合と保健所に繋がりがある点だった。
店の内装が出来つつあり、そろそろ保健所の検査を受ける時期に来ている。竣工してからあれこれ直せと言われると、時間もお金も掛かってしまう。それがないように事前に情報がとれるというのだ。
数週間前苦情があったため、予定していた工期で終わらないことが予測できている。出来るならこれ以上店をオープンさせる日にちを遅らせたくはない。誰でもそう思うことだろう。
また、この保健所対策以外にも組合に入ることで繋がりが出来るという利点があるそうだ。
同じ組合の仲間ということで顔つなぎが出来ていれば、店主がお客として来てくれることもあるかもしれない。
聞いたところによると現在この組合はスナックが殆どで、居酒屋は2店しかないという。お客の取り合いは考えにくく、むしろお互いにお客をまわせることもあるそうだ。
ただ、このような会に入って気になるのが、何かしらの活動に参加しなければいけないことだ。
声を掛けてくださった方に確認したところ、そのようなことはあまりないと思うし、駄目だったら辞めても良いと言っていた。
一度入ったものを抜けるのはねぇ…と夫は渋っていたが、とりあえず保健所のこともあるし、何がどのようになるかはわからないので、加入することになった。
良い結果を生めば良いのだが。
2005.05.14 Sat