準備040日目 帳簿作成の費用(記帳代行業者)
次に考えられるのが、会計事務所などによる記帳代行を利用することだろう。どこまで代行するのかによって金額に差がある。
データ入力のみや、領収証の整理から全てやってくれるもの、経営指導を含むものまでさまざま。
あらかじめ、どの程度自分でやり、どこからやってもらうのか考えておかないと必要以上のお金がかかってしまいそうだ。
年末調整、決算、確定申告は別途費用がかかることも念頭に置きたい。
月々の記帳代行は、個人事業の場合、10,000円前後が相場のようだ。ここでふと思ったのは、金銭の出費ばかりが帳簿作成の費用ではないということ。
時は金なりの格言の通り、時間も非常に大切である。私はむしろお金より時間の方が価値が高いと思うことがよくあり、経営者の時間はまさにそれではないだろうか。
不得意な分野で時間をとられ、売上げを上げる確率を下げるようなら、月々多少出費があったとしても、それを上回る収入があれば良いのではないかと考えている。
2005.05.03 Tue
準備041日目 経営者と経理
独立開業を目指す人の多くが、経理に関することが苦手のようだ。
なかなか積極的に取り組むことができず、つい後回しにしがち。本業の忙しさにかまけて人(妻)に任せっきりということも多いと聞く。
でも、経営者は他の誰でもない夫であり、自分の店のお金の実態を正確に掴んでいなければいけない立場にある。
実際に金庫の底が見え始めてから行動するのでは遅すぎる。経理に関することを全てお任せておくと、行動が後手後手になりやすい。
もちろん経理の全てをやる必要はない。
しかし基本的な根源的なお金の流れを日々把握していないで、先のことが読めるのだろうかという疑問がある。
開業したばかりという何かと考えることが多い時期に、慣れない仕事を上乗せされるのが、負担になるのは十分承知している。
しかし、まだ規模の小さいうちに経理についての知識を身につけるのは、2店舗3店舗の経営を視野に入れている人間であるなら、必要なことに思える。
金銭、時間、経営者としての知識、これらを総合的に判断して身の丈にあった経理業務を選択する。そして状況が変われば、乗り換えていくのが経営者の経理との付き合い方ではないだろうか。
2005.05.04 Wed
準備042日目 経理業務について
どのように経理業務を行えば良いか考えてみた。
参考になるページがあったので、これを元に作業を煮詰めることにした。
1.人員体制・役割分担
経理知識はないが夫が実務を行い、私が方法について助言のみ。この場合、無料指導を受けに行く必要があると思われる。
もしくは、現金出納帳のみ夫が作成し、それらを元にパソコンで私が入力。
2.会計精度
税制上有利な青色申告(65万円控除)を目標とし、毎日続けられるように。
3.会計システム
ゆくゆくは夫がパソコンを使用し現金出納帳を作成にするが、当面は手書きで。
4.帳簿・勘定体系
確定申告で提出する収支内訳書にある科目を使い、科目数はあまり増やさない。
5.管理帳票
入金伝票(売上、現金引き出し)
出金伝票(現金預け入れ、電車代など領収証の代わり)
振替伝票(現金の発生しない取引)
2005.05.05 Thu
準備043日目 厨房設備決定
厨房設備の最終決定日。
壁に設置されている排煙口の位置の関係で、夫の理想とする配置が出来なくなってしまった。
店主である夫が動きやすい配置からは妥協する部分が大きくなってしまい、思考が停止してしまった様子。
しかし、厨房設備の納品、工期を考えると今日がタイムリミットである。早く厨房内の位置決めをしたい業者と、決定を下せない夫。
そんな行き詰った状況の中、厨房設備メーカーの営業が飛び込んできた。
現状を相談したところ、やはりこの道のプロ。店舗改装を何度も経験している業者さんも、思い浮かばなかった提案をしてくれた。
どこの厨房にもある観音扉の冷凍冷蔵庫の使用をやめ、全てコールドテーブルに切り替えるというのだ。これでなんとか夫もやる気になったようだ。
次回来るときに見積書と配置図を持って来てくれるという。設備が決まってしまえば、8割終わったも同然である。
業者さんも私もやっとここまで来たかという思いだ。これで来週には店の要であるカウンターが出来る。
店のイメージがより把握しやすく、今までは考えにくかったことも決められるようになりそうだ。来週の工事が楽しみである。
壁に設置されている排煙口の位置の関係で、夫の理想とする配置が出来なくなってしまった。
店主である夫が動きやすい配置からは妥協する部分が大きくなってしまい、思考が停止してしまった様子。
しかし、厨房設備の納品、工期を考えると今日がタイムリミットである。早く厨房内の位置決めをしたい業者と、決定を下せない夫。
そんな行き詰った状況の中、厨房設備メーカーの営業が飛び込んできた。
現状を相談したところ、やはりこの道のプロ。店舗改装を何度も経験している業者さんも、思い浮かばなかった提案をしてくれた。
どこの厨房にもある観音扉の冷凍冷蔵庫の使用をやめ、全てコールドテーブルに切り替えるというのだ。これでなんとか夫もやる気になったようだ。
次回来るときに見積書と配置図を持って来てくれるという。設備が決まってしまえば、8割終わったも同然である。
業者さんも私もやっとここまで来たかという思いだ。これで来週には店の要であるカウンターが出来る。
店のイメージがより把握しやすく、今までは考えにくかったことも決められるようになりそうだ。来週の工事が楽しみである。
2005.05.06 Fri
準備044日目 出費の総額を把握する
いよいよ厨房設備の発注段階に入った。
今日になって改装業者への支払いの中に、この厨房設備が含まれていないことがわかった。
厨房設備に限らず、水回りに関係する設備や照明器具などは、業者が想定しているものと施主の希望するものとの間に開きがあるため、大抵この部分は別途工事であることが多い。
ただ今回、融資を受けるために作られた見積りにはそれらが含まれていたためか、含まれていると勘違いしたのだろうか。別途工事という記載を見落としたのかもしれない。
夫とどのようなやり取りがあったか定かではないが、口だけでやり取りしていると、このような危険があるので注意が必要だ。
業者に書かせた見積りなどに、実質いくらかかるのか、設備関係はどのグレードで見積もられているのか、どの部分が別途工事であるのかなど、自分なりに理解していることを書き加えて、業者との見解の相違がないかお互いの確認が有効だと思う。
これが出来ると、予想外の出費の発生を抑えられ、トラブルも防げる。
施主は出費を抑えたい意識があるため、金額を過少に見積もる傾向がある。ところが実際に何かを決める段階になると、どうせだからとグレードの高い仕様をを選択しがちだ。
そのため結果として出費が増えるという仕組みだ。
現状を正しく把握し慌てないためにも、紙に書き出して総額を管理することが必要になるだろう。
今日になって改装業者への支払いの中に、この厨房設備が含まれていないことがわかった。
厨房設備に限らず、水回りに関係する設備や照明器具などは、業者が想定しているものと施主の希望するものとの間に開きがあるため、大抵この部分は別途工事であることが多い。
ただ今回、融資を受けるために作られた見積りにはそれらが含まれていたためか、含まれていると勘違いしたのだろうか。別途工事という記載を見落としたのかもしれない。
夫とどのようなやり取りがあったか定かではないが、口だけでやり取りしていると、このような危険があるので注意が必要だ。
業者に書かせた見積りなどに、実質いくらかかるのか、設備関係はどのグレードで見積もられているのか、どの部分が別途工事であるのかなど、自分なりに理解していることを書き加えて、業者との見解の相違がないかお互いの確認が有効だと思う。
これが出来ると、予想外の出費の発生を抑えられ、トラブルも防げる。
施主は出費を抑えたい意識があるため、金額を過少に見積もる傾向がある。ところが実際に何かを決める段階になると、どうせだからとグレードの高い仕様をを選択しがちだ。
そのため結果として出費が増えるという仕組みだ。
現状を正しく把握し慌てないためにも、紙に書き出して総額を管理することが必要になるだろう。
2005.05.07 Sat