歴史
彼
上下左右徹底的に閉ざされた密室で、
みんなが地面に押しつけられていたとき
彼はあの天井をぶち破って、
空を飛ぶことを考えていた
正義
みんなが正義と言う文字を書くと、
後世の人々は解読することができなかった
きりぎりす
ありの大人がきりぎりすを嫌っても、
ありの子供たちは彼の歌を忘れなかった
ニュートンとリンゴ
リンゴが木から落ちる理屈をニュートンが説明しても、
リンゴが甘いことに変わりはなかった
ペンギン
ペンギンが空を飛べなくても、
特に問題はなかった
空を飛びたいペンギンなどいなかったからだ
そんなのは、ただの空想だ!
空と星とひと
空の向こうには星がある
星は過去の輝きをまとう
人は現在の姿でそれを見つめる
過去と現在と未来
時間は本当に存在するのか?
再び、彼
そして彼は跳んだ
人々は固唾を呑んで見守った
彼のあとに虹が浮かぶ
それは、永遠と名づけられた
Me
Morning
まどろむ
Noon
目覚める
Evening
迷う
Night
無我
Real
期限まで
Fantasy
∞
Question
どれがぼく?
ANSWER
奥付
これまでのことばたち
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著者 : むらさきあおい
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