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その「笑顔」こそが私の元気の源になる

メンタル疾患を患って早、2年6カ月。私自身闘病の苦しみからか、随分笑顔が減ったよ

うな気がする。発病前までは、どれだけ仕事で苦しいことがあっても、自宅に戻ってから

は明るく笑顔を絶やさないように努めてきた。それはもちろん家族のためでもあるが私自

身のためでもある。笑顔で時折声を出して笑うことで苦しさを昇華させ、乗り越えてきた。

そして家族にも安心感を与え続けてきた。そして何よりも私の笑顔によって、家族が笑

顔を見せてくれる。それが純粋に嬉しかったし、「明日も頑張ろう」という元気の源とな

っていた。


しかし、突如襲ったメンタル疾患。私は笑顔を見せることが出来なくなった。心配する家

族。我が家から笑顔が消えた。家族の笑顔が消えたことによって、私は益々元気を失った。

必死に笑顔を作ろうとするが病気はそれを阻んでいた。更に元気を失う私。完全な悪循

環の輪の中に私はいた。


その悪循環の輪を断ち切ってくれたのは妻だった。ある日、私の手を握りながら、満面の

笑顔で「大丈夫だよ」って声をかけてくれた。「今までみんな父ちゃんに甘えてきたんだ

から、今度は思い切り甘えて良いんだよ」。そう語りかけるように笑顔で声をかけてくれ

た妻。瞳には薄っすらと涙が光っていた。その時私は思った。ありのままで良いんだと。


その日を境に私は変わった。ツライ時には正直にありのままツライと言った。それでも、

妻や息子は嫌な顔ひとつせずに、全てを受け入れてくれた。笑顔で「きっと良くなるか

ら大丈夫」。そう声をかけてくれた。そして、少しずつではあるが私も笑顔を取り戻し

た。心身のリズムが良い時だけしか笑顔になれない私。それでも妻や息子は、ニッコリ

と笑顔で応じてくれた。普通の家庭では極有り触れた光景なのかもしれない。しかし、

私にとっては、この笑顔こそが他の何事にも変えがたいシアワセとなった。


そのちいさなシアワセの積み重ね。それが今大きなシアワセになっていると実感してい

る。何よりも病気に立ち向かう勇気を私に与えてくれている。

そう、その「笑顔」こそが私の元気の源。明日も精一杯頑張ろう……



奥付



その「笑顔」こそが私の元気の源になる


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著者 : たくみ♯
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