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あとがき

 1990年の年頭からの株式大暴落以降、日本社会は徐々に社会が停滞し始めました。社会停滞を打破するため、小泉元総理の時期は改革が叫ばれ、マスコミに煽られた国民は支持しましたが、その結果、米国の市場原理主義と金融資本主義が我が国に持ち込まれ、中間層が破壊され日本の良さである社会の流動性を失いつつあります。

 この当たりを考えるに、単なる経済敗戦ではなく、明治維新に輸入した西欧文明が1989年ベルリンの壁崩壊後共産圏に拡散し、世界中が西欧文明化したがため、西欧文明の暗黒面が世界中に現れてきたと考えられます。その西欧文明の中心をなす科学技術の象徴が、2011年3月の福島第1原子力発電所の放射性物質大量飛散事故なのです。巷間、この大事故に対して各方面の人が本を出版されていますが、西欧文明の暗黒面の露呈と見抜き、西欧文明からの決別を主張されている人は少数です。この度の東北関東大地震と福島第1原子力発電所の大事故は、我々の近代的な生き方が問われているのであり、従来の近代的生き方を前提条件とした議論をしても西欧文明を延命しているようなものであり、早晩どうにもならなくなるのです。

 西欧文明黎明期の人間は、個人としては死ぬが人類は栄えていくだろうということを、信仰に近いほど確信していました。しかし、現在ではそのような楽観主義にはなれません。ことによったら、あと150年ぐらいで・・・・・と個人の死を予感するようなかたちで、人類の滅亡が予感されるのです。ここは真の創造力、真のアイディアを持つ人間が活躍すべきなのです。歴史を遡れば南北朝時代から室町時代には、真の創造力、真のアイディアを持つ人間が活躍しました。我々は、新しい文明に向けて模索すべきであり、従来のようなマスコミに誘導された選挙投票をしていては、自分で自分の首をしめかねません。その理由は、マスコミのビジネスモデルに、社会を裏切る要因が内在しているからです。

 昔は、天変地異が発生すればリーダーと年号が代わりました。科学技術の発達した昨今では、天変地異とリーダーの因果関係なしと断じるでしょう。しかし、昔のリーダーは、天変地異を単なる偶然とせずに 「天が怒っている」 と考え、いい意味での責任感から辞任しました。幸いにも我が国は、民主主義です。国政選挙においてマスコミの情報に幻惑されることなく、自分の人物選別眼力または会田雄次氏の人物選別眼力で投票することが確かなリーダーを選択できると申し上げたいのです。つまり、マスコミが持ち上げるリーダーは、社会を裏切るのです。

 

                                                                                                                            2011年10月20日


参考文献

第1章 リーダーの出来不出来

 

第2章 リーダーの資質は環境と共に変化

  ・ 会田 雄次 著    日本人材論ー指導者の条件ー     講談社 

  ・ 渋田 駿 著    戦史に学べ    図書出版社 

 

第3章 日米のエリート教育

  ・ 佐々木 紀彦 著    米国製エリートは本当にすごいのか?    東洋経済新報社 

  ・ 会田 雄次 著    日本人材論ー指導者の条件ー     講談社 

 

第4章 原発事故後の世界

  ・ 安田 喜憲 編   文明の原理を問う   麗澤大学出版会  

 

第5章 リーダー選択論

  ・ 会田 雄次 著    日本人材論ー指導者の条件ー     講談社 

 

第6章 日本文化創造の時代

  ・ 会田 雄次 著    日本人材論ー指導者の条件ー     講談社 

  ・ 井沢元彦著   逆説の日本史 中世王権編  小学館文庫

  ・ 井沢元彦著   逆説の日本史 中世混沌編  小学館文庫

 

第7章 将来を見据えたリーダー選抜

 


この本の内容は以上です。


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