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ふたりは ふらっしゅどーむの なかに はいりはじめました。

すると おおきな しろいくじらが やってきました。

あゆの せんすの ぎりぎりまで ちかづいてきて 

そのまま まっすぐに とおっていきました。

あの おおきな しろいくじらは ほえーるさまです。

ふらっしゅどーむの おおきなうみを まもりつづけています。

あー びっくりしたー くじらって おおきいね。

すごく かっこよかったし すごく やさしさを かんじたよ。

でも まもるって なにから まもってるの?


ふらっしゅどーむの したをみると まっくろなせかいが 

うみのそこに しずんでいるのが みえますか?

あなたさまの ちじょうの ひとびとの こころの よごれが

ここに おちてきているのですよ。

こころの よごれ? それって なんなの?

たとえば あらそいや かなしみや くるしみ ですよ。

すべてを まもるため あいと やさしさで きれいにしないと

ふたつのせかいは まもなく ほろびてしまいます。


すると まっくろな せかいから ささやく こえが・・・

・・・きんぐついんくるさま どうぞ たすけてください・・・

だれ? あなたはだれなの? なにがあったの?

 

・・・くるしいよー つらいよー さびしいよー・・・

 

こころの よごれで びょうきになった さかなたちは

あなたさまに すぐに たすけてほしいのです。

あいと やさしさで げんきにしてほしいのですよ。

あなたさまは ひみつの ちからを もっていますから。


ごーるずの はなしが おわったら すぐに りゅうが 

あらわれました。

かみなりのように とどろく こえが きこえてきました。

・・・ひかりの たまを きんぐついんくるさまに あたえる・・・

 

そのとたんに あゆは ひみつの ちからを おもいだして

さかなたちの びょうきを なおしてしまいました。

 

・・・せんこうりょくは あなたとともにあることを えいえんに 

わすれてはならない・・・

 

あゆは しばらくのあいだ あいと やさしさの ひみつの

ちからを かんじつづけていた。

とても しあわせな きもちで こころが いっぱいだった。


やすらぎの なかで ごーるずが はなしはじめました。

きんぐついんくるさま おかえりの じかんが きました。

まもなく このみずたまの きえるときが やってきます。

みずたまの いのちは とても はかなくて みじかいのです。

ごーるず どういうことなの?

おわかれしなければ ならないということです。

いやだ! ぼくは ここにいるよ!



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