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プロローグ


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最終更新日 : 2011-09-30 17:42:00

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 友達と公園で遊んでいた少年は、なんとなく空を見上げた。空はオレンジ色に染まりかけていた。公園の時計を確認すると、少年は友達に別れを告げ、自分のランドセルを背負った。

体育で使った赤白帽子のゴムを、右手の人差し指に引っ掛けて勢いよく回す。そうした一人遊びをしながら、少年は帰り道を楽しんだ。

ほどなくして、帽子は指から外れてどこかへ飛んでいった。少年は、帽子が飛んでいった方に急いで駆け寄る。どうやら帽子は、ガードレールを超えた土手の上に落ちたようだった。

急な土手の下には、川が流れていた。昨夜の大雨で、川は増水し、濁流となっていた。少年は足元にランドセルを降ろすと、ひょいとガードレールを飛び越えた。

そのとき、後ろから声が聞こえたような気がした。少年は振り返ろうとしたが、その前に体がふわりと浮いた。次の瞬間、少年は土手を転がることになった。少年の体に痛みが走る。数秒後、少年の目に茶色い川が映った。


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最終更新日 : 2011-09-30 17:42:00

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第一章


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最終更新日 : 2011-09-30 17:42:00

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