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「お、お待ちくださいっ」
「タマの指図は受けぬ」
後をついてこようと、数字を避けながら光は上昇する。見下ろす女には露骨に嫌そうな表情が浮かんでいた。
が、不意に口の両端が上がる。


「説教もいい加減、聞き飽きた。それに、タマは此処の良さを全く分かっておらぬ。
 ……一度、私から離れ溺れて来ると良い」
「絶対に!絶対に嫌でございます!」
「指図は受けぬと言ったであろう」

先程とは打って変わった艶のある笑みで、光に対して手をかざす。
「オサキ様…っお止めくださ……」
最後まで言う間もない。女の手に触れた数字が震え、光に向かって飛んでいく。
光と数字が接触した瞬間、光は光でなくなり、数字も数字ではなくなる。

闇と数字が崩れていき石造りの建物へ変わる。、光の在った場所には少女が立ち尽くす。
「オサキ様!」
少女は焦りを隠そうともせず声を張り上げる。
しかし、応える者は居ない。

ここまで。

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以降は、キリが良いところまで書き上げたら公開予定です。
お付き合いくださり、ありがとうございました。
続きを公開した折には、よろしくおねがいします。

この本の内容は以上です。


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