閉じる


<<最初から読む

7 / 35ページ

用意した朝


 

叫んでみると、
言ったまま音信普通になり
慌てふためいてあちらこちらに片っ端からお問い合わせした日々がしばらく見ぬうちに
「セピアになりました」と、真夏の春宵から殊勝なことづて

 

 

 

よくもまあ
知った口を  何事も知らん顔を決め込んだようなノッペラボウで聞けたもんだ

 

 

 

雁字搦めとのた打ちまわる輩ほど持て余しの極致
二番煎じと始前に撤退宣言するブレーンほど大げさな虚栄

 

 

 

きらきらひらひら自由の名の下に
個人専制総薄謝拍車でありながら無意識拍手  

大衆も、マイノリティも、稀に見ることなく奇妙な一致

 

期待はずれ  基因は勝手な黄昏?
過剰妄想   起因は煩雑な誇大看板?

 

 

 

 

開いたおクチ
閉め忘れお茶目      それとなく察してくれた日には死ぬのも恐くないって

 

開いたおメメ
閉じ忘れ狂い病      それとなく指摘してくれた日には死ぬのも悪くないって

 

 

 


頑張れって  言われなくてもわかってるって

その上で気力は逓減まっしぐら  <  強く跳ね除けられぬ所以         

 


頑張れって  言われなくても承知ですって

その上で対象がゆらめきっぱなし  <  強く撃ち返せぬ所以

 

 

 

 

用意した朝に
光線少なめと違うかって
昼までには相当量期待できんのかって     各光合成需給者から指摘されて

 

 

ちょっと慌てたそぶりで
太陽もう一つ描いてみたが   どこか大き過ぎて 夏休みの絵日記チックで       
各方面  笑いながら揺れた


ドキドキワクワク



1番楽しいとき
それは、始まる前にあれやこれやと想像を巡らしているとき
そうだよ
この鼓動
始まる前のドキドキワクワク

 

 

まだ忘れてなかった
失ってなかった
僕の中に確かに息づいていた
僕の中で確かに輝いていた

 

 

あれにしようかな これにしようかな  それとも、それにしようかな
巡らすのが何よりも1番楽しい

 

 

悩めば悩むほど どれでもよくなって
悩めば悩むほど どれでもよくなくなって
時間は「もう?」っていうくらいあっという間で
ほんとにこんなにドキドキワクワクしていて大丈夫かな っていうくらいにワクワクドキドキ

 

 

あれもいいな これもいいな  そうだな、それもいいな
巡らしても巡らしてもきりがない
なので
とりあえずあれをやってみる    ドキドキ加速、ワクワク加速
そして次にこれをやってみる    ドキドキ炸裂、ワクワク炸裂
ついでにそれもやってみる     ドキドキ上昇、ワクワク上昇

 

 

どれも楽しくてしかたがない
どれをやってもドキドキワクワク止まらない 止まる気配すらないワクワクドキドキ

 

 

そうだよ
すべては鼓動が握っている
正直に耳をすましてみれば すぐにわかる
何がドキドキさせてくれるのか
何がワクワクさせてくれるのか

 

 

あとは、それに飛びついていくだけ     ガオ~って 百獣の王チックに


青、青、青


 

澄み渡っている
どこまでも続く  一点の白さえない青

 

 


澄み渡っている
今日が最期の日なら申し分ないな と
思わせるような  青、青、青

 

 


光の具合でかすかにグラデーション
風の体調でかすかにユラメキーション

 

 

 

ありがとう   
心の中で唱えずにはいられないじゃないか

 

 

ありがとう   
青に? 生命に? 感覚に? 認識に? 神に?    
まあ
なんだっていいんだけれど、強いていうなればやはり青に

 

 

ありがとう
聴こえているのか届いているのかなんて知らないよ

 

 

ありがとう
僕らと同じような美意識体系にいるのかどうかなんて知らないよ

 

 

ありがとう
僕らと同じような感性体系にいるのかどうかなんて知らないよ

 

 

ありがとう
そもそも、こういう概念を、僕らを、認識できるのかどうかなんて知らないよ 
まあね
通説ではないってことになってるけどね
まあね
僕も大方に異論はないけどね

 

 

ありがとう
でも、微かに聞こえて届いているんじゃないかな ってね
僕らの考える認識とか意識とかとは全く違う体系の中でね

 

 

 

 

なんでこんなごくごくありふれた日にこんなにも広がるんだよ      青、青、青
なんでこんなごくごくありふれた瞳にこんなにも広げて魅せるんだよ   青、青、青

 

 

 


澄み渡っている
どこまでも続く  一点の白さえない青

 

 


澄み渡っている
今日が世界の最期の日ならこの上ないな と
万人に思わせるような  青、青、青

 

 


なにを想い、澄み渡っているのだろう
まあね
なにも想っちゃいないだろうけどね

 


僕らでいう美意識みたいなものがあるとするならば
なんてやつだろう
青、青、青よ
ロマンチストもいいところだよ

 

 


なにを想い、澄み渡っているのだろう
まあね
なにも計算しちゃいないだろうけどね

 


僕らでいう感性みたいなものがあるとするならば
なんてやつなんだ
青、青、青よ
ナルシストにも程があるよ

 

 

 


なにを想い、澄み渡っているのだろう
まあね
なにを想っていようと
僕らなんかには 到底、計り知れないんだろうけどね

 

 


ありがとう
こうして巡らしてくれることも含めて

 

 

ありがとう
こうして鑑みさせてくれることも含めて

 

 

ありがとう
青、青、青
まあね
「 青 」って響きが気に食わないとしても
大目に見といてね


泣いてください。嘆いてください。叫んでください。


 

何にもできないって 
気にすることないって

 


泣きたいなら  とことん、泣けばいいよ
嘆きたいなら  とことん、嘆けばいいよ

叫びたいなら  とことん、叫べばいいよ

 

 

当たり構わず
とりあえず信頼できそうな人に
周りにいないなら 話を聴いてくれそうな誰かに

誰もいないのなら 話を受け止めてくれそうな何かに

 

 

 

泣きたいだけ  とことん、泣けばいいよ

嘆きたいだけ  とことん、嘆けばいいよ

叫びたいだけ  とことん、叫べばいいよ

 


夜中の駅構内の時計台前に行ってさ
夕暮れの防波堤沿いまで行ってさ
朝明けの2駅くらい先の公園まで行ってさ
学校帰りに終点まで行ってさ
会社帰りに屋上まで行ってさ

 

 

泣けばいいんだって

嘆けばいいんだって
叫べばいいんだって

 

 

 

 

それでも駄目なら


走ればいいんだって  泣きながら  
走ればいいんだって  嘆きながら
走ればいいんだって  叫びながら

 


思いっきり
走ればいいんだって

 

 

 

 

それでも駄目なら


歩いていけばいい  泣きながら
歩いていけばいい  嘆きながら
歩いていけばいい  叫びながら

 

 

何かが産まれるきっかけになるから
ちゃんとね
すぐにか
あとからか
そこまではわからないけど

 


泣けば泣くほど   創造はニヤニヤする
嘆けば嘆くほど   創造は「よっしゃ!」って呟く
叫べば叫ぶほど    創造は生き生きとする

 

 


泣いたことも
嘆いたことも
叫んだことも       

ちゃんとつながっていくから
すべては無駄にはならないから 

 

 


泣きながらでも   歩いていけばいいよ
嘆きながらでも   歩いていけばいいよ
叫びながらでも   歩いていけばいいよ

 

 

 

 

何にもできないって

気にしすぎることないって


スカートめくれ


 

風が強い、強い
今にも浮いてしまいそうなくらい
街頭ビジョンの天気予報   文字も跳ねる、跳ねる  
意気揚々と  台風のようなとてつもない風速

 

 

 

スカートめくれそう
右2つ隣のその耳に  聴こえるように呟く赤信号スクランブル

 

スカートめくれそう
左2つ隣のその無邪気に  知られないように鼓動を抑える赤信号スクランブル

 

 

 

ちょっとでも、振り向かせたくて
ちょっとでも、ちゃんと視線交差したくて

 

ちょっとでも、今日中に詰めておきたくて
ちょっとでも、今日中にリードしておきたくて仕方がなくて

 

 

 

風よ もっと、もっと
このまま重力をいなしてしまいそうなくらい
スカートだけを程よく淡く 揺ら揺ら揺らめかせて

 

 

 

スカートめくれそう
右2つ隣のその耳に  突き刺さるように仕掛ける赤信号スクランブル

 

スカートめくれそう
左2つ隣のその無邪気に  惑わされないように冷静を着込む赤信号スクランブル

 

 

 

ちょっとだけ振り向きたくなって
ちょっとだけちゃんと視線交差したくなって

 

ちょっとだけ・・・  だけど、今日はまだ名前を知ったばかりで
ちょっとだけ・・・  だけど、今日はまだ初めての感慨に浸りたくて

 

 

 

風よ  そっと、そっと
このまま重力をいなしてしまいそうなくらい
鼓動だけを程よく淡く 揺ら揺ら揺らめかせて

 

 

 

スカートめくれそう
左隣のそのしたたかな台詞に  思わずハッとさせられる  同性でありながら、あるがゆえに 

 

スカートめくれそう
右隣のそのそわそわした瞳に   思わず笑いがこみ上げてくる  いつかのあなたが重なり

 

 

 

弾け始めるスクランブル
君たちは今、世界の中で誰よりも季節の中心

 

巡り始めるスクランブル
君たちは今、世界の中で何よりも季節の中心    

 

 

 

スカートめくれそう
右2つ隣のその耳に  突き刺さってくれるように込める青信号スクランブル

 

スカートめくれそう
左2つ隣のその無邪気に  惑わしてくれるように期待を込める青信号スクランブル

 

 

 

弾け始めるスクランブル
私たちは今、世界の中で誰よりも季節の中心    
幼さも残しつつ 妙に成熟しつつあるこの季節特有の住人

 

 

巡り始めるスクランブル
私たちは今、世界の中で何よりも季節の中心    
美しさを磨きつつ 妙に残酷を極めつつあるこの季節特有の住人

 

 

 

スカートめくれそう
右隣のその不器用な姿に   思わずハッとさせられ   
その純粋に 異性も捨てたもんじゃないなって思わされる

 

 

スカートめくれそう
左隣のその艶やかな台詞に   思わずハッとさせられ   
その無邪気に この性に生まれた醍醐味を見る



読者登録

komasen333さんの更新情報・新作情報をメールで受取りますか?(読者登録について