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 2011年8月14日、日曜日、今回の旅は、JR宇都宮線(東北本線)岡本駅でスタートした。宇都宮の駅から1駅都心から離れた駅である。今回の旅は、この岡本駅から下関駅までは、ひたすら鈍行(快速)列車を乗り継いで西を目指し、下関港から釜山港までは「関釜フェリー」という国際フェリーに乗船する。そして、韓国では、慶州近郊にある仏国寺と良洞民俗村という2つの世界遺産を巡ったあと釜山のソミョン地区を散策する。
 では、なぜ、この岡本駅をスタート地点に選んだのかというと、私は、中学や高校の頃、この駅の近くに住んでおり、大変思い出深い駅だからである。今回は、初めて一人で海外に行き、しかも、移動の大半は、今回は飛行機ではなく、列車のため、思い出深いこの岡本駅をスタート地点として選んだのである。
 14日、15日はひたすら下関を目指すことになるが、戻りの行程は、多少寄り道をする。2011年がうさぎ年ということで、通称「うさぎ島」と呼ばれている広島県の大久野島に寄るほか、3月に開業した名古屋市営地下鉄桜通線の野並、徳重間に試し乗りしてくる。
 本日の行程は、岡本駅を6時37分に出発し、途中宇都宮、上野、東京、熱海、興津、浜松、豊橋、米原、播州赤穂の各駅で乗り継ぎ、計10本の列車で岡山まで行く。そして、今夜は岡山に宿泊する。
       
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最終更新日 : 2011-08-28 09:07:08

   
 東京駅を出発する頃、ようやく西に向かっていく実感をした。戦前、東京から大陸までのルートを鉄道で結ぶ構想があった。下関までは、実際に現在、鉄道で移動可能であるが、下関から釜山まで(今回フェリーに乗るルート)を海底トンネルで結び、釜山からは大陸を走り、北京やヨーロッパ方面へと目指すルートが構想されていた。今の新幹線の計画の前進は、「弾丸列車計画」であり、弾丸列車計画では、東京から、下関を経て、朝鮮半島の京城(現在のソウル)までを高規格の列車で結ぶ計画であった。
 今回の目的地である朝鮮半島南部の釜山や慶州への行程においても、この東京駅は重要な要素であったのである。  今日(こんにち)、日韓を結ぶ海底トンネルこそ実現していないものの、この東京駅から大陸を目指すことを実感できた。    
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最終更新日 : 2011-08-28 09:07:30

    
 湘南地区を経て、海を見渡し、熱海駅に到着した。熱海駅から先は、JR東日本ではなく、JR東海の営業エリアとなるため、運転系統や雰囲気が変わる。
 熱海駅の駅前には、「家康の湯」という無料の足湯があり、10時から16時まで利用可能である。タオルの自販機も近くにあり、1つ100円である。温泉が湧き出る姿も再現されており、温泉街ならではの観光PRでもある。 熱海では、駅前のマクドナルドで昼食をとった。この先、乗り換え時間が長い駅はあまりない。昼を回るまでは、熱海が最後の余裕のある駅となる。このように、鈍行列車をひたすら乗り継ぐ旅では、乗り換え時間が長い駅、長時間停車する駅をうまく見つけ、そこで食事をとる必要がある。昔は普通列車でも車内販売があったらしいが・・・。
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最終更新日 : 2011-08-28 09:07:48

     
 熱海駅を出発すると、函南駅という山中にある駅を経由し、三島へと達した。三島から先は、3両から6両編成の普通列車が日中でも十数分おきに運転されている。今までの区間は、編成は長かったが、運転間隔も長かった。しかし、この区間では、編成は短いがフリークエント運転を行っている。したがって、乗客は時間をほぼ気にせずに列車を利用できる。定員の大きい列車を間隔をあけて走らせるのか、この区間のように、編成の短い列車を頻発させるという二つの運転スタイルを実感できる一日となった。
 豊橋から先はまた運転体系が変わる。名古屋エリアであり、名古屋鉄道の本線も長距離に渡って平行して走るため、競合区間となっている。そのため、サービス向上が著しい。静岡エリアでは、ロングシート(通勤電車風の座席配置)ばかりであったが、このエリアでは、クロスシートということで、無理に後ろを向いたり、体をひねったりしなくても景色を堪能できる。長距離を走るのは、新快速や快速の類で、私が実際に乗った列車も米原まで直通していた。150㎞以上同じ列車だった。この快速は最高速度120㎞/hとなっている。
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最終更新日 : 2011-08-28 09:08:09

     
 豊橋から乗った快速列車で米原まで向かった。ほとんどの快速列車は大垣で折り返すが、この列車に関しては大垣から先も、JR西日本の関西地区の列車との接点である米原駅まで直通する。
 岐阜までは快速運転であり、岐阜から先は各駅に停車する。岐阜で多くの人が降り、車内は落ち着いた雰囲気になった。  大垣から先はいよいよ関ヶ原超えである。今までの東海道本線とは全く違う雰囲気だ。ここは、豪雪地帯となっており、沿道の信号機も、積雪対策で縦型となっている。列車の運行本数も支線を除く東海道本線で最も少ない。また、山も遠くに見渡せ、とてものどかである。関西地区の入ると再び都会の景色となるため、心が休まる区間かもしれない。  米原駅からは、関西地区である。この運転系統が山陽本線の上郡や赤穂線の播州赤穂まで続く。大阪近郊の都心では、京阪、阪急、阪神など、JRの競合他社も多数存在するため、名古屋地区同様サービスが向上されている。新快速が特急列車よりも速い130km/hで走るなど、京阪神を一気に快適に抜けてしまう。
 私の乗った列車も米原から播州赤穂まで200㎞以上を3時間前後で走ってしまう。
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最終更新日 : 2011-08-28 09:08:32


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