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青い空を舞う雪


今朝、

青い空に雪が舞い


昨日、

俺は言葉を失っていた。


どう頑張れば失ったものを取り戻せるというのか?

 

その晩、

行方の分からなかった親戚が見つかったと連絡があった。

 

その時確かに

俺の立っていたところからそう遠くない距離に

その体は「あった」のだ。

 


俺の隣にはjr.がいて

家に帰れば家族がいて

青い空には雪が舞っている。


俺は混乱した。

 


地に触れた雪ははかなくも消え去り

 

 

だがしかし、

 

 

青い空から静かに落ちてくる雪の残像。

 


つまようじ

夕べ、テーブルの上に爪楊枝があるのに気がついた。
 
いつからあったのか全く記憶にないが
楊枝を使おうと思ったら目の前にあったのである。
 
 
目の前にはあるのだ
ただ、必要としないから見えないだけ
 
凡人である被告にはこれぐらいのことしか分からないのである。
 

 


第3 最後に

今、被告が願う事はただ一つ、再びこの手で息子を抱きしめることだけである。

葬儀

 

葬儀
伯父の葬儀に出席するために休みをもらった。
 
礼服は実家にあるので前日の夜
仕事が終わってから帰った。
何か食うものでもあるだろうと思ったが何もなく
豆腐をつつきながら酒を飲んで寝た。
 
実家に一人で泊まって
昔聴いた音楽が入っている
カセットテープを久しぶりに聴きながら布団に入る。
 
 
朝、高速をぶっ飛ばして
母の実家へ。
何年ぶりだろうか、
久しぶりにいとこ連中に会った。
初めて会ういとこもいた。
 
葬式はそんなに経験はないが
地方性があるのだな。
 
 
読経の最中に鳴り響く鐘の音に
ビクっとしながら
坊さんの大声にビクっとしながら
葬式とはつまり
死者を弔うという以上に
残された人間の心の整理のためなんだろうと
 
 
 
俺の裁判も俺の心の整理のためなんだろうと


 


晩秋峠道(夜)

 

 

 

 

久しぶりに流れ星を見ました。

 

枯葉が川となって路面を横切ります。
俺は車でその川を渡るわけです。

くるくると空中で木葉が舞っていて


ライトで照らし出された流れゆく一瞬の情景が
焼き付けられるわけです。


闇の中で実は
このようなダイナミックな動きがあり
枯葉を躍らせることで風はその存在を示し。

 

この峠にももうすぐ雪が降ります。


雪道を走らせ
裁判所に通ったことを思い出します。

 



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