目次
はじめに…
お約束の…
ここからは超真面目です…
『夜は心のラジエター』
『高架橋を越えて』
『思いやりの駅前』
『南蛮船と偉人』
『フェリーの2人』
『夜に現れる獣』
『夜道の松島』
『勇気を与える工場』
『ボンネットの陰影』
『コックピットで感じる音』
『原点の学び舎』
『赤い橋のジンクス』
『深夜のドライブ』
『外が怒り狂ってる』
『新幹線の寝ぐら』
『ナトリウムの灯火(ともしび)』
『冷い風が吹く町』
『パッセンジャー・シート』
『戦闘機の影』
『港の記憶』
『電話ボックスの思い出』
『フランソワーズの女騎士』
『光るアスファルト』
『死の駐輪場』
『商店街に吹く風』
『燃える水の儀式』
『ビルのまちにガオー』
『お袋の笑顔』
『雨夜の熱帯魚』
『スポーツカー乗りは年を取らない』
『ある夏の半島出張』
『夏祭りのあと』
『お盆の過ごし方』
『深緑恐竜に跨がった旅人』
『家族とクーペ』
『お上りさん仙台へ』
『秋の歌声』
『退屈しない旅』
『お父さんの休日の過ごし方』
『物心ついた頃』
『愛しのキャブレター』
『苦楽病自動車』
『ハムスター症候群』
『クルマで就寝』
『バイク屋さんの説教』
『最後の楽園イッズミー』
『牡鹿半島の攻略法』
『Car of fire』
『フランソワーズ&光のページェント』
『サンタクロースがくれるもの』
『草むらのヒーロー』
『お陽さまの光のもとに』
『雪溶けの音』
『リュックの少女』
これまた、お約束の…

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はじめに…



「バプー航空が…、

お送りするラジオ番組…、

JIT STREAM じっとストリーム

皆様のご案内役は、ジョー・ミヤビです…。」




(注)城達也風にカッコ良く詠んで下さい。




演奏:じっとストリームオーケストラ
ナレーション:ジョー・ミヤビ
製作:ラジオミヤビー
協力:バプー航空

お約束の…


曲目:「論理男(ミスターロンリー)」




♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~


遠い水平線が消えて…


ふかぶかとした寝具に身体を休める頃…


繁華街の路上を…


賑やかに流れ去る酔っぱらい達は…


たゆみない人生の営みを告げています…


幼い時間にいだいたはてしない愛情の海を…


ゆたかに流れゆく歌声に耳を澄ませば…


きらめく竹取り物語も聞こえてくる…


夜のおとぎ話の何と饒舌なことでしょうか…


光と影の境に消えていった…


はるかな爺さん婆さんも…


瞼に浮かんでまいります…


♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~


ここからは超真面目です…



『夜は心のラジエター』


『夜は心のラジエター』

月明かりに誘われて
ウィンドウを
ほんの少し開いてみた

僅か10cmにも満たない隙間から
ヒンヤリとした透明の冬が
車内に迷い込む深夜の県道

昼間の喧騒が
嘘の様に静まりかえった街は
濃紺色のベールで
包み込んだ世界と化す

それは
狂気じみた人間社会で擦り減った
神経を癒す色だ

もしこの世に夜が無かったら
酷く息苦しかったに違いない


さながら
冷静さを取り戻すための
心のラジエターかも知れない


『高架橋を越えて』


『高架橋を越えて』


国道の交差点に
青森方面と書いてある

眩しいヘッドライトの明かりを浴びて
映し出されるのは
深夜の高架橋

それは
黒い巨人の如くそびえ立ち
あたかも壁のように
行く手を阻んで見えるのだ

あそこを渡ると
故郷に近づくかも知れない

まるで
地響きのようにこだまする
トラック達を目で追いながら

荷台に乗って
北へ向かう自分を想像したのは
いつの日だったか

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