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幻肢痛

切り落としたはずの頭の幻視痛が収まらない。そもそも幻視痛を感じているはずの頭はもうないのだから、幻視痛自体が幻覚に違いない。切り落としたはずの頭の幻視痛という幻覚に悩まされている自分は頭を持っている道理だ。そう、痛みから逃れる方法は一つ。頭を切り落とすしかない。

パクリ論争

現実「いい加減お前ら俺のことパクるのやめろ」恋愛もの「現実が甘くないのが悪い」歴史もの「失敬な史実よりリアルだ」ミステリ「現実の殺人犯はトリックより山に埋める」FT「物理法則が違うのでパクリではない」SF「未来のことだから、むしろお前がパクリ」

やってくる

レンガ造りの家々が並ぶ通りをバタバタと雨戸の閉ざす音が通りぬけ、木立の梢から追い立てられるように鳥たちが飛び立つ。残された枯葉はただはらはらと舞い落ち、地面をさらう風が吹き溜まりへと誘う。コートをかき合わせた人々は、足音だけを残して足早に去る。冬がやってくる。

性格整形

性格整形が流行ってるらしい。中には整形を堂々と公言している人も! 私もウジウジした性格とおさらばする為に整形してみた。まるで生まれ変わったみたいにポジティブ! 「実は手術に失敗したんです」って担当医にいわれたけど、笑って許せたもの。昔の私だったらあり得ない!

フクロウ

適度に温かいロッジの肉厚なソファで向かい合う。わたしとあなたの合間で踊る暖炉の火が片頬だけを温め、ガラス細工の影を壁に投げかける。梁に止まったフクロウのつがいの剥製が、送風機の風に煽られてフラフラとダンスする。そして、闇夜に沈みゆく窓辺を、枝がコツコツと打った。

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