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ラプンツェル5

貞子、貞子、お前の髪を投げとくれ。呼び掛けた途端、ドタッと井戸の縁に先を幾重にも縛って重い玉を作った黒髪が投げ上げられる。宙吊りの痛みに暴れ、壁にぶつかり引きずる感触を無視して力一杯引き上げる。やがて爪の剥がれた手が井戸の縁を掴む。

戦いの結末

「魔王よ、理不尽だとは思わんか? こんな立場であるばかりに俺達は憎しみ合わねばならない」「それもそうだな勇者よ。お互い責任ある身だ。何もかもなかった事にはできまい。だがせめて最後はただの人として、戦おうではないか」そうして行われた戦いの結末は、名も無き男が勝った。

戦いの結末2

「魔王、お前を倒す!」「よく来た勇者よ。ところで、何故我々は戦っているのだろうか?」「知らんが、名前的にそういう展開だろたぶん」「なるほど、死ねぇー!」「うおぉ!」そうして行われた激戦ののち、世界が平和になったかどうかは、今までの文脈がないのでなんとも言えない。

木曜日

「会いたかった!」「僕もだよ」「…あなた、誰!?」「誰って、金曜日さ」「違う、私にはわかる」「ふふふ、ばれたら仕方がない」「あなたは木曜日! 金曜日をどうしたの」「一日大人しく俺の言う事を聞いていれば会えるさ」「誰がお前なんかと」「知らなければ幸せだったものを」

金曜日

「お疲れ」休憩時間にコンビニで声を掛けられる。「金曜日!」「仕事早く終わったから、これから一緒にどうかなと思って」「…ごめん。私今日残業なんだ」今日だけじゃないけど。「そっか。この店のコーヒーお前好きだろ。これ飲んで頑張れよ」まさか、残業って知ってて来てくれた?

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