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あれから2

「あれから」のことをよく考えている。四六時中、脳が擦りきれるほど考え続けている。繰り返される2月29日の中で、すべては「あれから」の出来事であり続ける。過去も未来も現在も閉じ込められた「あれから」の中で、永遠に来ることのない「これから」のことを考えている。

あれから3

あれからあなたは、私を優しく抱いてトランクに乗せました。山奥まで一緒にドライブし、穴を掘って私を埋葬すると、暗い部屋に閉じ籠って一週間私の事を考え続けました。怖い顔の人たちに連れられて私を迎えに来た後、今度はもっと集中できる場所で私の事を想い続けるといいます。

あれから4

「あれから、いくつもの季節が廻った…春夏秋冬春夏秋冬」「要するに二年な」「春夏秋冬鯰」「鯰って何!? 鯰って季節じゃないよね!?」「春夏秋……」「あ、戻った」「……氷河期」「!?」「さて、何年が経過したでしょうか?」「知るかー!」

たくあん1

スポーツちゃんばらが流行ったとき、家が貧乏で剣の玩具を買って貰えなかった。落ち込む俺に母は手作りの剣を手渡した。柄の部分は段ボールだが、刃はソフトな手触りと黄金の輝きを備えていた。いざ戦場に現れた俺に級友は言った。「漬け物臭ぇ」以来、俺のあだ名はたくあん剣士だ。

たくあん2

横たわる絞殺死体、相互監視のもと隔離される容疑者達。「捨てる暇などなかったはずなのに、凶器がないとは」「こんな時ですが、皆さん朝食にしましょう」「ご飯と味噌汁か。このたくあん美味いなポリポリポリしかしやけに量多いし長いしでも美味いポリポリポリ――しまったぁぁ!」

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