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販売価格200円(税込)
カテゴリー 小説・ノンフィクション エッセイ・インタビュー , ノンフィクション 作者 DEP
価格 200円(税込)
タグ ニューヨーク古着屋アメリカ911テロマンハッタンワールド・トレード・センターツインタワー
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二〇〇二年一月、成田空港。暮れに靴の中に爆弾を仕込んだ男がアメリカで逮捕される事件があり、チェックインの長い列と厳しいボディ・チェックと荷物検査を覚悟していたが、ぴりぴりした雰囲気はなく、かえって気抜けした。ノースウェスト航空十八便はフライト・アテンダントが「ベリー・ベリー・フル」と教えてくれた通り、空席が二つか三つしかない。こんな超満席状態は見た事がなかった。あまりの航空運賃の安さに日本人観光客数が戻りつつあるのかと考えたが、そうではなく、中国や東南アジアから乗り継いでニューヨークに戻るアメリカ居住者が多い便なのだった。日本と同じく、アメリカ側もダンピングと言ってもいい値引き合戦をしていて、それでこの時とばかりに里帰りする者が多かったらしい。
十二時間後JFK空港到着。六ヶ月ぶりに見る空港は、日本と同じく猛暑だった七月の煽られるような熱気も喧騒もなく、だだっ広い敷地には厳冬の空っ風が吹きすさんでいた。テロから四ヶ月。私の目は悲劇の痕跡を無意識に探っていた。空港で、地下鉄で、マンハッタンの路上で。が、人々は以前と何ら変わりないように見えた。その話題さえ出なければ。
「事件後二ヶ月ばかりはダウンタウンに電気系統のワイヤーか何かが焦げるような匂いが立ち込めていたのよ」
と地下鉄で会った若い女性が語る。穏やかな顔に悲劇の陰りはない。そのダウンタウンに宿を取った。
前日の強風が嘘のように翌朝はマイルドな快晴で、私はさっそくあの橋を走る事にした。一八八三年に開通した世界でもっとも美しいと言われる吊り橋。そしてテロ時にはマンハッタンから逃れる人々で溢れ返ったあの橋。その時の有り様を、友人はメールで「Eerie(異様)だった、信じられない光景だった」と伝えてきた。彼は朝起きてTVをつけ、すぐにニュースを知り、慌ててブルックリンの自宅の窓に飛び付いた。ワールド・トレード・センターが炎上していた。

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