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青の瞬間

色も形も
ハッキリしない
時間が過ぎていく
信号の変わる
瞬間
まばたききをして
乗り遅れてしまう

去年投げた
ゴールデンリング
頭の後ろにぶつかって
影を踏んだ
時の流れが 変わっていく

君の呼び声が
鋼鉄の山々へ
響き
わたる

僕がメガネを落として
ガラスの破片をあつめていると
世界は
やがて
夜になっていた



Now The Time

はじめまして、こんにちは。
世界のありとあらゆる偽善者たちよ。
目を覚ます必要なんかないんだ。もちろん、諦める必要だってね。

僕は歩く者。僕は考える者。僕は問いかける者。僕は許す者。
僕は形作り、僕は奏で、僕は歌い、僕は愛する。
そして僕は、、、
ときどき傷つける者。ときどき奪い去る者。ときどき諦める者。ときには殺める者。
僕は笑い、足掻き、苦しみ、祈り、すこしばかりは満足し、常にいつも空腹。
ああ、僕だって、
神の不在を確信していてもなお、祈ることがができるくらいには偽善者さ。

僕は君に問いかける。

でも勘違いなんかしないでおくれ。それは決して君の為なんかじゃあない。
いつだって僕自身の為に間違いないんだからさ。

僕らは生まれついての大嘘つき。
ヤツらがそうするってんなら、こっちだって相応の対応をしてやるまでさ。
ああ、このクソッタレの世界はなんだか、サビ臭い匂いがしてら。
それでも、お前さんは希望が在るっていうんだろ?
夢は叶うってさ。
まあ、抜け道のひとつや二つは見つかるだろうさ。
でもね、忘れちゃいけない。
ひとつ手に入れたら最低二つは失うもんさ。
50:50(フィフティ フィフティ)なんかじゃない。
だからうまく騙して切り抜けるんだ。

Image

ときどき僕は思うんだ。
例えばナメクジだったらどうだろう?ってね。
カタツムリでも芋虫でもいい。
つまりは、そんな程度のスピードでしか歩けないとしたらどうだろう?ってね。

もちろん僕は歩くのが早いほうじゃないし、歩く以外のことにしたってすべてのアクションが早いってわけじゃない。
それは分かってる。言われるまでもなく分かってるつもりさ。
それにしたって、あの可哀想な軟体動物達に比べればずいぶんとマシだと言えるだろう?
そんな僕らのスピードが、例えばナメクジ程度だったらどうだろう?ってね。
ずいぶんと不便そうじゃないか?
何かひとつくらいいいことなんてあるのかな?ってね。
ときどき僕は考えるんだ。

ほら、ご覧よ。
公園の裏の水たまりにメダカが泳いでら。
長くても一週間以内にゃあ干からびてしまうっていうのにね。
まるで気持ち良さそうに泳いでやがるんだぜ?
The End of World
まぎれもなく、まもなく世界の終わりがやってくるっていうのにさ。
それに気づきもしないんて、なんて不幸なんだろうってね。

ああ、でも
ときどき僕は思うんだ。
ときどき僕は心配になるんだ。

宇宙の果てで、取るに足らないヤツらがぼくらを見つけて

「なんて可哀想なヤツらだ」

なんて思っちゃいないか?ってね。



Good-by World


「明日世界を終わらせることにした。」

突然、友達がつぶやいた。
感想だって?
そんなこと気にしてやがるのか?
って言いたかったけど、まあ一応、友達だという関係なわけだしやめておいたよ。
僕にだって社交性ってもんは備わっているってことさ。

「ああ、そうだな。それもいいかもしれないぜ。
 いずれにしたって、明日は同じ。みんな同じ結末なんだからね。
 遅いか早いかの差だけさ。
 でも、なんで明日なんだい?今日じゃなく。」

おっといけない、思わず余計なことを言っちまった。
でもさ、そうだよな。そうだよ。実際のところ僕にしてみりゃ「勝手にしやがれ」だぜ?
なるほど、自分ではじめることは出来なくても、自分で終わらせることは出来るってわけか。

Good-by World!
生を選べない人もいるんだよ
Good-by World!
生きたくても生きられない人もいるんだぜ?

ああ、もちろん、どうしてもってんなら止めはしないさ。
でもね、どうかそうやって僕に責任を残していったりしないでおくれ。

僕らはひとりきりで生まれ、ひとりきりで死んでいくんだとしたってさ。
ひとりきりで生きていく分けじゃあないんだからね。

そうだろ?




自己紹介

ごきげんよう
こんにちわ
僕は歩く者
雨の日を
夜の中を
街の間を
僕は歩く者
走り出すほど急いじゃいない
立ち止まる余裕はない
ぼんやりとした輪郭が
もうほんの少しハッキリとするまで
鮮やかだった色が
また
とりもどせるまで
僕は歩く
もう少し
まだ
もう少し





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