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1章~花~

 

 

 

 

 

 

1章~花~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


花と咲かせて

 
 
その苦しみを
苦しみのままで終わらせない
君はそれを全て
花と咲かせる
その力がある


涙も全て一滴残らず無駄にはさせない
その悲しみに見合う幸福に出会える
その権利があるはず


誰も知る事ができないような
胸の内を抱えて生きている
幸せにならなきゃ
いたたまれないじゃない


涙の数だけ幸せになる
痛みの深さだけ使命も深い
笑顔の裏にある
その心にある葛藤を
僕も少しは分かるから


幸福になった己の姿で
全て打ち返す気概で
共に進もう
 
 
 
 
 
2011.7.19

associate

 
 
忍びよる影にどう立ち向かえばいい?
そう聞く君の胸は
本当は答え知ってる


「そんな事したって所詮何も変わらない」
何度そう言われたって
あきらめるという選択肢さえ
思い浮かばなかった


闇があるから戦える
大々的にはそう言わない物静かな君だけど
そっと僕にだけ語るその姿は
誇らしげだった


誰もがうつむきがちのこの世界だけど
君の存在があるから
大丈夫だって思った


まるで太陽に重ねていた


光を生みだすと言っても
それは決して簡単な事じゃない
だけど不可能だなんてことも
一度も言ってない


今なら笑ってごまかしながら言っていた
君の言葉の意味が
分かる気がする


表面だけがんばろうよと言っている訳じゃない
そんなの決まってる
恩を感じて返したいから
自然と体が動く


それがちゃんと結びつくから
光になるんだ
花を咲かせる事だってできるんだ




 
2011.6.22

強さ

 

 

同じ傷を心に負った
誰かがまた泣いている  悲しんでいると
苦しむ事は決しておかしなことなんかじゃない
とても素晴らしいことなんだよ


共に心痛めて   努力したわけでもない
同苦できるその心は
どんなに欲しがっても
すぐに手に入れられるものじゃないから


普通の暮らしを普通に続ける事が
こんなに難しいものになるとはね


顔も知らない誰かの悲哀を思い
今日も心で泣く


そして一日の終わりには
凍えそうな君を思いながら
暖かなふとんに入るこの矛盾
叫んだままこときれそうだね


何度心が壊れた事だろう
でも今   僕は  君は
生きている
その事実から始めてみる


これから笑顔を創り出すために
今からは涙を封じて
歯を食いしばるような鍛えの毎日を送ろう


「そうすることしかできない」
「それなら確かに自分にできる」
その両方に挟まれながら


この状況が生きにくいなんて言ってられない
もう泣かない


大切な君を思うがゆえに
顔も浮かばない誰かの生活があったがゆえに
僕は泣かない


その忍耐に見合うだけの何かを
君が手に入れる日まで


それがどうにか見つけ出した
僕なりの強さだった

 


 

 

 

2011.3.26



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