閉じる


<<最初から読む

25 / 38ページ

復興~福光(ふっこう)~(未公開詩)

 
 
あのむせぶような言葉にならない涙が
もし見えないというなら
目が曇っているという他ない


ただ 日常を過ごしていたかった
たったそれだけなのに
「なぜ」がいつまで経っても心を埋め尽くし
それ以外が抜け落ちてしまったかのようだ


こんなにもずたずたに
心は切り裂かれているのに
聞こえてくる言葉は
「がんばれ」だの
「負けるな」だのばっかりで
先輩風 吹かせるのも
いいかげんにしてよ


当事者以上に気持ちが理解できるとでも
思っているのだろうか


こんな風に心がすさんでいる事は
自分が一番理解しているが
それにしても心に入ってこない


私たちはもうとっくの前に
全てを失った中
目に涙さえ浮かべずに
「負けない」と決意してるんだ
外野は黙っていて欲しい


笑顔で気を使わせている時点で
もう何も心には入らない
言葉だけはもううんざりなんだよ
嘘に踊らされるのももうたくさんだ


今まで信じてきたものは
全て幻だったんだ


今日も悲しみ覚えながらも
何とか生きているけど
心ない言葉でくじけるんだよ


ただでさえこっちは
心が悲鳴をあげているのに


一番今欲しい事は
色々あるけど
一番はまず 私たちが
必ず蘇るということを
信じていて欲しいのです
信じ切っていて欲しいのです


私たちは絶望なんかしていません
負けてもいません


未来を自分なりにしっかり見つめて
復興のために生きています
この心の復興のために


絶望しているのは私たちではなく
対岸の火事のように見つめる
あなた達なのでしょう?


負けそうになっているのは
ごく一部の為政者の持つ
儚い思想だけ


私たちは強い
私たちは決して負けません
戦い抜いていきます


戦い抜くその覚悟は
言われなくても
とっくにできているのです








2011.7.27

3章~未来~

 

 

 

 

 

3章~未来~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


3civilization

 

 

涙はあまり好きじゃない
暗い気持ちに取り込まれないで

 


どんな大きな困難と対峙しても
その計り知れない悲哀に隠れた
光り輝く幸せの予感を
君は発見するだろう


諦めるなと言ったって
言うのは簡単だよって
そんな声がたとえ聞こえても
言い切る 諦める必要はないと


知っているかい?
今 目前で繰り広げられている事は
この心をただ鏡映しにしたものなんだって事を

 


土地があっての人じゃない
人があっての土地なんだ


僕らの心が求め過ぎれば
文明は求め過ぎていき
僕らの心が虚栄を大切にした抜け殻を愛せば
そうなってしまう


だから 不安に負けずに
今できることは
明るいことを なんでもいい
思い描くこと


難しいかもしれない
苦しいかもしれない
それでもやるんだ
明るい未来を思い描くこと

 


それぐらい
世界に与えてみてもいいんじゃないか?
煽られるまま恐怖におののき
誰かの右ならえで事を判断する
それほど浅墓(あさはか)なことはない


怖がるのなら
戦い終わった後で怖がればいい

 


泣くのなら
戦い抜いた後くたくたになって泣けばいい

 


今ただ立ち尽くして
やれる事もしないで
もし泣こうとしているのなら
まだ泣くのには早いよ


涙枯れたのなら
無理に笑わなくてもいい

 


ただ一つ あと一回だけ
きっとうまくいく
乗り越えられるんだ、と
思ってくれないか

 

 

 

 

2011.4.4



読者登録

瑠冠さんの更新情報・新作情報をメールで受取りますか?(読者登録について