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reversal

 
 
痛みを痛みと感じられない
そこから転倒が始まっていく


でもそれは
何もできないという幻想に
捉われる理由になどなりはしない
現実は厳しい


厳しいからこそ夢を見られる


何をどう変えりゃいいの?って迷うなら
ついておいで


いい風に変わっていく
それに近道などない
何事も最初から達人になどなれはしない
努力に努力を重ねて初めて
達人になる


世の中だって一緒
変わらないのは
変えられないと
僕らが諦めているからに過ぎない


あきらめなきゃ成るのなら
そんな簡単な話はないよね、と
君は笑うけど
ならば一度だって
最後まであきらめなかった事はあるのか


たった一度でも


一年二年じゃ話にもならない
いいか 本当のあきらめないっていうのはな
死ぬ直前まであきらめない事を言うんだよ


それができるか できないのか
できているのか いないのかは
最後は己の心だけが知る
 
 
 
 
2011.6.22

tell

 
 
彼ら きっと自らの身には
災いは降りかからないと
考えているのだろう


だからほらあんなにも
誰かの操り人形のように
口をパクパクさせている


無表情で痛みを痛みと感じられない
木でできたパペット


どんどん声をあげよ
そうじゃないと届くものも届かない


声を出して
君の想いを
一人の人にでもいい


伝えて


声を出さなきゃ損をする
こらえた先にあるのは
悲しい結末


だから 声を受け止める単純な受け皿として
僕は存在していたい


すべての事を
他人事だなんて思うなよ 決して
 
 
すべてをわが痛みとして思っていくんだ
そんな人物を皆が渇望しているんだ


不安でいっぱいだろうと思う
そんな中で戦う君の背中を守る人は
ここにも あそこにも
たくさんいるという事を
どうか知っていて下さい


ただ 心の底を守る人は
もしかしたら
たった一人しかいないかもしれない


でも そのたった一人がいれば
それだけでいいと思わないか







2011.6.22

遺された者として

 

遺された者として生きる 人生
なぜ自分が残ったのだろうと
逃げ回り 忘れたとしても
また心がそう何かに問いかける事
止める事ができなくて

 


ひざを折りたくなる

 


いつも光がすぐそこになると
足が止まるんだ

 


自分だけ幸福になってもいいのかと
自分で自分を責めるんだ

 


でもそうして自信を責め落そうとすると
どしゃぶりの雨が降る

 


ねえ これが君の答えなのかい?

 


僕がこんな考えに捉われていること
一番悲しんでいるのは君なのかい?

 


頷く様子がまぶたの裏に浮かぶんだよ
どうしようもなく

 


まだ僕は君に心配をかけてばかりで
そこだけは変わらないままで
涙の味したあの時の笑顔
焼きついている

 


その出来事から 僕は変わった
君を安心させなきゃと
その想いだけに駆り立てられていた

 


心の中にいる君は
いつも僕の幸福 
心から祈ってくれている
感じるんだ 分かるんだ

 


今なら

 

 

 

 

2011.7.28

 


 



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