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assemble

 

今も苦しんでいる人の事を考えると
食事も喉を通らないという優しい君へ


そんな君には   
今一番苦しんでいるはずのあの子の
この言葉贈るよ
「みんなはいっぱい食べて、いっぱい寝て、
    元気でいて下さい」


”強くならなきゃ”
その思いは尊いもの


だけどね    共に胸を痛める事が
強くないかといえば  
そうじゃない


そうして共に痛みを感じる事ができる
その心が強いという事なんじゃないかなと
僕は思うんだ


笑顔でいること
それだけで胸が苦しくなって
これでいいのかなって
思ってしまうね


答えなんて見つからないけれど
一つはっきりしている事は
僕らが心ではひとつだということ


どんなに体の特徴が違えど
ふるさとが違えど
性別が違えど
育った環境が違えど
そんなものは影響していない


助けたい
支えたい
その思いに嘘はない


心なら一つになれるんじゃないかな
今までも  これからも
この事実は揺らいだ事なんて
一度もなかった


でもこれを機会に気づけたのなら
今からでも遅くはない


困る人の背をさすろう
涙する人の隣に立つことで
その悲しみを受けとめてみよう
少しでも


あなたがほんの少しでも
安らかな気持ちになるなら
その涙   最後まで飲み干すくらい
なんでもないね

 

 

 

 

 

2011.3.26

 

 


reversal

 
 
痛みを痛みと感じられない
そこから転倒が始まっていく


でもそれは
何もできないという幻想に
捉われる理由になどなりはしない
現実は厳しい


厳しいからこそ夢を見られる


何をどう変えりゃいいの?って迷うなら
ついておいで


いい風に変わっていく
それに近道などない
何事も最初から達人になどなれはしない
努力に努力を重ねて初めて
達人になる


世の中だって一緒
変わらないのは
変えられないと
僕らが諦めているからに過ぎない


あきらめなきゃ成るのなら
そんな簡単な話はないよね、と
君は笑うけど
ならば一度だって
最後まであきらめなかった事はあるのか


たった一度でも


一年二年じゃ話にもならない
いいか 本当のあきらめないっていうのはな
死ぬ直前まであきらめない事を言うんだよ


それができるか できないのか
できているのか いないのかは
最後は己の心だけが知る
 
 
 
 
2011.6.22

tell

 
 
彼ら きっと自らの身には
災いは降りかからないと
考えているのだろう


だからほらあんなにも
誰かの操り人形のように
口をパクパクさせている


無表情で痛みを痛みと感じられない
木でできたパペット


どんどん声をあげよ
そうじゃないと届くものも届かない


声を出して
君の想いを
一人の人にでもいい


伝えて


声を出さなきゃ損をする
こらえた先にあるのは
悲しい結末


だから 声を受け止める単純な受け皿として
僕は存在していたい


すべての事を
他人事だなんて思うなよ 決して
 
 
すべてをわが痛みとして思っていくんだ
そんな人物を皆が渇望しているんだ


不安でいっぱいだろうと思う
そんな中で戦う君の背中を守る人は
ここにも あそこにも
たくさんいるという事を
どうか知っていて下さい


ただ 心の底を守る人は
もしかしたら
たった一人しかいないかもしれない


でも そのたった一人がいれば
それだけでいいと思わないか







2011.6.22


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